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ちょっと危ない色艶都々逸
第1章 第2章 第3章

        江戸の絵師と都都逸風日記 2010年


11月1日
鈴木晴信「時計の晩鐘」

晴信は新し物好きで、時計を絵の題材にしています。
それをテーマにしながら少ししか描いていません。
女性の柔らかな線に対して風景は全て直線で、柔らかな色で統一されています。

10月分の江戸の浮世絵師と都都逸風(五)をYOUTUBEにアップしました。
http://www.youtube.com/watch?v=UiCEQozzXaY




11月2日
ペナンは2日間続けて、露払いの風神雷神はどこかに行ってしまい、雨の女神様が一人シクシクないています

喜多川歌麿「千代鶴」

縁側で盃を縦にして酒を拒んでいる美人の後ろの人影は面白いですね。
障子の隙間から徳利を出しているのは、美人に気のある色男でしょう。
障子の蔭の相方芸者は怒っているのかも知れません。




11月3日
礒田湖龍斎《諌鼓鳥》

インターネットで調べた結果
>堯が、自分の政治に誤りがある時に人民に打ち鳴らしてもらうために設置した太鼓。善政が続いたため、この太鼓は使われず、鶏がその上に止まるようになった。鶏の白い羽の空摺が美しい。




11月4日
鈴木春信 「見立夕顔」
源氏物語を見立てて当世若者の出逢い場面を描いています。
若い女性は扇子を持って出迎え、門の上と茶筅垣には夕顔でしょうか。
訪れた男性は子供を従え、その子供に牛車の形をした虫籠を持たせています。  
この家の客を迎える、ゆったりとした雰囲気がいいなあと思います。




11月5日
河鍋暁斎「恵比寿」

幕末後期の浮世絵師暁斎は、色んな古今の物語をもとに描いていますが、中には放屁合戦記とかいう漫画の様な絵も描いています。
これは恵比寿と大黒がセットになっています。
恵比寿は鯛を抱えているのが普通ですが、この恵比寿は釣りあげています。




11月6日
午前中は船内掃除をし、さて今日の昼飯は何を食べようか?
ペナン大橋を越え、Mertajamの潮州海鮮料理(生姜、玉葱薄切りと魚のから揚げ潮州醤油掛け、厚揚げとネギの炒め、海藻スープにしましょうか。

歌川国貞「山王御祭礼」

子供が母を神輿に見立てて乗っています。
後ろのこま絵は山王御祭礼です。
私も孫を乗せてよく馬になったものです。




11月7日
ペナンは天気が悪いのですが、ここからタイ国境を越えたハジャイ市では1m程洪水で、10年ぶりだそうです。
インドネシアでは火山の噴火と地震、津波が頻発しています。

上村松園「砧」

上村松園が砧を題材にして描いた女性は情念を心に秘めて表に出していないように見えます。
そばの蝋燭と砧が女性の心の中を表しているのでしょうか。




11月8日
私は曜日は関係のない生活です。
しかし、食べに行く食堂は曜日を考えなければなりません。
ペナンの中華系レストランは月曜日の休みが多いのです。
金曜日はモスリム系が休みです。

歌川国芳「木曽街道六十九次 河渡 旅坐頭」

広重に比べて人気は余りなかった国芳ですが、奇想の絵師と言われ新しい試みをしています。
坐頭の表情が面白いですね。




11月9日
ペナンの向かい側(マレー半島側)バターワースという町は交通の要所です。
各地へ行く高速バス、マレー鉄道の駅があります。
そこに私が気に入りの豚の足、バラ肉を長時間煮込んだとてもおいしい食堂があります。
脂身は抜け柔らかくゼラチン質になり、ニンニク丸ごと一緒に醤油系で煮詰めたものです。
これと野菜を小皿に3品、スープ、ご飯、烏龍茶で300円程です。

葛飾北斎「月下歩行美人図」

着物を沢山重ね着をして大股で歩いている姿です。
月の丸に対して、美人を重ね着をさせ三角の構図にして、絵全体をどっしりとした感じにしたかったのかなと思います。

花の月下美人はめしべに受粉がないと一夜の命で散るらしいが、北斎の月下美人はこの構図の為か、若く美しく逞しさを感じます。




11月10日
ペナンは朝から天気で、今日の職業は大工さんです。
昨日は水掻い出し人足でした。

月岡芳年「風俗三十二相 うるさそう」

歌川国芳の弟子で凄惨な絵を晩年に多く描きます。
精神も異常をきたします。
風俗三十二相あり、「うるさそう」 「かゆさう」 「いたさう」等色んな表情を描いています。
この絵の「うるさそう」は猫がそう思っているのではないかと思っています。




11月11日
昨夜は定例の飲み会で日本人、韓国人、中華系マレー人の8人です。
毎日飲んでいて、何も定例にする必要はないのですが、皆さん毎日何の予定もない暮らしです。
それで、無理に予定を作りそれを楽しみにし、集まって一緒に食べ飲むというのがメリハリになっています。
集まるのは、カニ屋のオヤジの店ですが、最近彼は計算を少なくしているようで、昨夜は、大ビールと2品料理を注文して600円程です
「計算間違ってる。安すぎる!」
と、文句を言っても取り合わないのです。
毎日こんな日々です。

喜多川歌麿「物思恋」

歌麿の大首絵です。
歌麿の女性は一見同じ顔に見えますが、よく見ると心の内面をだした表情が違います。
眉を剃り落し結婚した女性が遠い過去の恋を思いだしているのが、目に現われているように思います。
落ち着いた色で絵は統一され、手の表情、髪の生え際、着物の柄どれも素晴らしいです。




11月12日
今日もペナンは雨、タイの南部地方は洪水ですが、又、被害が出そうです。

河鍋暁斎「地獄太夫と一休」

痛烈な風刺精神の浮世絵師だと思います。
絵は苦界に身を落とした地獄太夫と一休がどくろの上で踊っていますが、地獄大夫を褒めているのではないかと思っています。
修行をし、悟りを開いた一休より、男を癒す苦界の太夫への慰めの言葉かもしれませんが、一休なら慰めずに賞賛したのではないか、暁斎もそう思ったのではないかと想像します。

一休の言葉より
・南無釈迦じゃ 娑婆じゃ地獄じゃ 苦じゃ楽じゃ どうじゃこうじゃと いうが愚かじゃ


11月13日
少し前は痛風で足が痛かったのですが、昨日は船の修理に変な姿勢を続けて、腰が曲がらなくなりました。
これ位の事で、情けない体になったもんです.


喜多川歌麿「高島屋 おひさ」

高島屋の水茶屋のおひさは、歌麿のモデルになり江戸の三美人の一人と言われました。
下膨れの顔にちょぼ口、鼻筋も通り成程美人です。
この時代20歳以上は年増と言われたそうですから、このモデルのおひさは10代だったと思われます。
現代の若い女性と比べて何と大人びて艶姿なんでしょう。



11月14日
朝から、残る船内一カ所を大掃除し、シロアリバスターとなっていました。
目に見える敵は殲滅しましたが、木材の間に隠れてゲリラ活動する部隊は順次発見次第攻撃します。
段々と敵の動きが読めるようになり、今では微かな音を聞き分け追いつめています。

渓斎英泉「木曾街道 板橋之驛」

板橋之驛には榎が植えられていて、絵の右側の木と思われます。
茶屋から出てきた夫婦者らしき二人に駕籠を奨める籠かきの声が聞こえるようです。
この時代は、女性から離縁することは不可能でしたので、この榎に願掛けすれば不仲になり離縁されると信じられていたようです。




11月15日
遊帆(UFO)の大掃除で昔の浮玉(ガラス製)が出てきました。
プラスチックなどない昔、ガラスを吹いて直径50cm位の玉にしたもので、割れにくく半永久的に浮かんでいます。
その為、漁する時に使われたものです。
これはフィリッピン航海中に日本から流れ着いたものを拾ったのですが、今では骨董品でインテリアに人気があります。
これもあっても仕方ないので、中華系マレーシアの物知りサムにあげました。
彼なら、この玉を又大事に使ってくれるはずと思います。

伊藤若冲「海棠目白図」

狩野派の絵師ですが、長沢芦雪と伊藤若冲が好きです。
咲き誇る海棠の枝に、メジロがくっつきあってとまっています。
枝の構図が素晴らしく、枝に苔の青が絵を引き締めています。




11月16日
昨夜ペナンは激しい雨と波がハーバーに入ってきて揺れました。
朝起きてみて船内に少し雨水が溜まっています。
そんな訳で、今日は雨漏り修理屋さんになります。

・ちょっと地獄で 教えを説くと 酔ってむにゃむにゃ 酒ばやし

英一蝶「一休和尚酔臥図」

この絵師は狩野派を学び、破門され浮世絵も描いています。
この絵は、一休さんが酒ができたのを知らせる酒ばやしを見て飲みにきて酔い潰れている姿を描いています。
軽妙な筆使いと洒脱な所がすきです。




11月17日
ペナンは昨夜は雨。
今朝は久しぶりに天気が良いので海岸まで散歩しました。
昨日は雨漏り修理屋さんでしたが、1日中調査の結果、問題個所を発見しました。
今日はFRPを貼って本当の修理屋さんです。

川鍋暁斎「達磨の耳かき図」

暁斎の筆使いの凄味が達磨の衣装の線に出ています。
太夫が達磨の耳かきをしていますが、何とも言えない達磨の表情に暁斎の宗教観が出ていると思うのは私だけでしょうか。




11月18日
今朝はペナンは曇り。
もう少しすると、帰国です。
こちらにいると日が経つのが速いです。
寒い日本は厭だな。。

月岡芳年「八百屋お七」

お七の姿は若い少女を描き、炎の臨場感が見事です。
火の見櫓に掛った竹梯子の紐の掛け方、船乗りとしては参考になります。



11月19日
隣のパワーボートのクルーでマレー系のアリはハーバーで魚を取る仕掛け(もんどり)を沈めています。
入口が先細りになっていて、中に魚の餌をいれておくと、色んな魚、カニ、蛸の順番で入ってきます。
昨日は、形のよいスナッパー(高級魚)とその他沢山いましたが、中にフグもいました。
世界中でフグを食べるのは韓国と日本だけじゃないかな。
フグは小さすぎて全部逃がしましたが、海に戻しても怒って膨れて暫く潜れません。
その姿から何となく人を思い出しました。

東燕斎寛志「雪中美人図」

牡丹雪が降る中を、体を極端に曲げて歩く遊女。
着物の線の柔らかさ、胡粉の牡丹雪、傘の色がよく、風情のある時代だったのですね。




11月20日
ペナンは曇りですので、久しぶりのマイロードを散歩してきました。
1週間後位に、ペナン大橋を通る車を止めてフルマラソンが行われます。
練習の為、同じ道を走っている人に出会います。
私もハーバーの袂から橋の垣根を乗り越え、途中参加の途中退場予定です。
勿論、走らず歩きですが、ペナン大橋を歩くのは気持ちのよいものです。

鈴木晴信「お仙茶屋」

浮世絵を多色摺りという技法を考えだし発展させた晴信は、当時美人で有名だった水茶屋お仙を何度も描いて、江戸市民に大ブレークします。
当時の人達が晴信の浮世絵に芸術価値を見出す鑑識眼と心を持った余裕ある一般市民であった事に驚かされます。
しかし晴信は5年間程の消息しか分からない謎の人物です。

お仙の返歌

・あたしゃ江戸でも 人気の美人 おまえさんでは 朝茶漬け

と言ったかどうか。。。

今日は、遊帆(UFO)日記もお茶の事を書きましたので、こちらも茶でまとめてみました。




11月21日
今朝はペナン大橋国際マラソンが午前2時スタートし8時間程車を全面ストップします。
私は午前7時夜明けに橋の袂から途中参加の途中退場しました。

ペナン大橋国際マラソンの様子
http://www.youtube.com/watch?v=opJrf56wKNM

伊藤若冲「百犬図」

若冲の犬は目の瞳を小さく描いていますので、見る人を睨んでいるような気がします。

禅の公案に「犬に仏性有りしや。」というのがあります。

無門和尚のこの公案に対して

 ・犬も仏も これこのとおり 有無をいうたら ほろびるいのち




11月22日
ペナンは今日も天気が悪いです。
船の雨漏りは完全に修理し、急ぎ仕事は一応終わりました。
こうなると、又なまけものモードになってしまいます。 

月岡芳年 「風俗三十二相 あつさう」

芳年は女性の表情を32相描いているうちのひとつ、「あつさう」です。
背中に灸を据え煙が出ていますが顔はこちらに向けて、切れ長の目と眉は何だか気持ちよさそう。
着物は地味な色ですが襦袢は粋な色と柄で色気が出ています。
寄りかかっている箱の木目と髪まで細かく描いています。




11月23日
ペナンは晴れ。
昨夜は東の空に綺麗な満月、今朝散歩する時に夜明けに消えゆく朝月夜が綺麗でした。

月岡芳年「法輪寺 横笛」

芳年「月百姿」のひとつですが、法輪寺は京都家の散歩コースです。
滝口入道と雑士女・横笛(よこぶえ)の話。
絵が小さいので、女性は笛を吹いているのではなく、泣いているようにみえます。
月は満月ですがこの高さなので朝月夜と考えました。
太陽が昇ってくると段々と白くなる月は悲しげです。
朝まで恋しい人を呼ぶように吹く笛の音はどんな音なのでしょう。




11月24日
最近、2回亀と遭遇しました。
一度目は船の修理用材を買いに行った造船所内で、大きさ30cm位あり、ひょこひょこと歩いていたので、皆集めて
「カメだ!」
というと、オジサンがニコニコ顔でバケツを持ってきました。
「僕の飼ってるカメで、逃げたんだ。」
2度目はマイロード散歩道でバイクで走っていると、道路の真ん中で首と手足を引っ込めて小さな岩の様になってしまいました。
多分、道路が太陽で焼けて熱いので、こりゃたまらん!と休憩したのだと思います。
しかし、このままでは自動車に轢かれてしまうので、しばしカメの前でバイクを止めてガードマンになっていました。

歌川国芳「猫のおけいこ」

猫好きで有名な国芳は月岡芳年の師匠です。
天保の改革で庶民の綱紀粛正、華美禁止で浮世絵も検閲制限されます。
しかし、反骨精神のある国芳は動物やら魚に姿を変えた諷刺画を描き庶民の喝采を浴びます。
さすがに猫好きなだけあって、猫の仕草、表情は面白いです。
三味線禁止で喜ぶのは猫だけかな。。



11月25日
ペナンは朝焼けが東の空だけ橙色に染まり、空は綺麗な水色でした。
遥か彼方見渡す限りの水平線、空が大きく見える海上で只一人の時、至福を感じます。
寂しがり屋なのに一人が良い、矛盾する心をいつも持っている私です。

河鍋暁斎「閻魔大王浄玻璃鏡図」  

閻魔大王の浄玻璃(じょうはり)鏡にうつる女性はそのままの姿です。
「あれ?故障かな」
と言う大王の顔。
次の亡者を連れてきた鬼のビックリした顔。
 
浮世絵師にとっては、浮世が重要であって地獄極楽何するもの、という気持ちなのでしょうか。。




11月26日
しばらくしたら、旅に出て例の如くフラフラほっつき歩いて寒い日本に帰ります。
帰ったら、冬眠です。

歌川国貞「当世三十貳相 しまひができ相」

「しまひができ相」は終いで後片付けでもできるという意味でしょうか。。
写し鏡で見ているようですが、左の腕は墨が入っていると考えました。
その墨を隠して化粧をする女性の顔は、きりっと締まっています。
どんな事があろうとも生きて行く逞しさと覚悟を感じます。




11月27日
昨夜は、ジャスコで寿司にしたあとの鮭のアラを買ってきて、コンロで焼き、お隣の韓国夫婦と一緒に一杯やりました。
始めの頃は魚を捌くのが下手で身が沢山ついていましたが、最近は腕が上がったのか綺麗に捌くようになっています。
鮭のアラも、お得じゃなくなってきたな、等とブツブツ文句を言いながら煙に巻かれました。
酒の肴は、北朝鮮との交戦の話です。
1週間程でインチョンへ行くのですが、私の目で様子を見ようと思っています。
その後はテグへ、30年位付き合いの友人に逢います。
高齢者ばかりで逢うのも一期一会と思っています。

東洲斎写楽「乳人重の井」

息子が親子の証拠の守り袋を見せたにもかかわらず名のれない母。
重の井の息子を見る目は情を押し殺して、息子を突き離した心の内を描いています。
写楽非凡さがでています。




11月28日
スパゲッテイを食べたくなりましたが、未だペナンではよいイタリアン店が見つかりません。
それで自分でマッシュルームクリーム+パルメザンチーズ+モッツアレラチーズソースでスパゲッテイを作りました。
これだけ入れれば、味は納得いくものです。
結局は長期不在になるので冷蔵庫にあるものを全部使っただけです。

喜多川歌麿 「娘日時計 巳ノ刻」

歌麿は美人画ではNO.1の評価を受けても、なお女性の柔らかさと質感を追求した絵師です。
浮世絵で重要な輪郭(黒の線)を、顔と鼻筋は消してしまいました。
着物の柔らかい線と手の表情は最高傑作だと思います。
手鏡をもつ女性の胸を少しはだけた姿に色香が匂います。
彫り師の細かい髪の生え際の仕事と、刷り師の版木を少しもずらさない仕事に驚くばかりです。



11月29日
韓半島で緊張が高まっていますが、数日後にはそこに降り立ちます。
最近の航空券はインターネット予約販売で予約番号が返ってくるだけで手元に紙のチケットはありません。
今回はパソコンを船に置いていくので、リュックの中はシャツとパンツ1組と洗面用具だけでチョウ(若者言葉)身軽です。
寒いので温泉か大衆浴場ばかり入っていようと思っています。
韓国は大衆浴場でもサウナがあり、各種釜風呂あり、休憩所はオンドルで寝ながらテレビを見ることもでき、食事もできます。
韓国語は英語より楽なので心配は全くありません。

喜多川歌麿「深く忍ぶ恋」

歌麿の大首絵ですが、上半身だけの絵なので肖像画の様ですが、個人の顔の特徴より女性の持つ普遍的内面を描きだした所に芸術性があるのかなと思っています。
この当時の美人の条件というと、うりざね顔で受口なのでしょう。



と言う事で厚かましくも恥ずかしながら、私の描いたパステル画も目をつぶってご覧下さい。
偶然に道で逢ったマレーの花嫁さんに写真を撮らせて貰い肖像画を描いてみました。




11月30日
北へ向かう準備は終わりました。
と言っても別にする事はないのですが、冷蔵庫の中を食べ、行きつけのレストランに挨拶と、食べる方がやはり忙しいのです。
ハーバー長屋からも2艇が出港しますので、桟橋で小パーテイと私自身のカニ屋で大パーテイと男芸者は忙しい事です。

済みません又遊帆で我慢してください。
スリランカの漁師船はアウトリガーが一つ、船は1本丸太をくりぬいただけです。
幅は体一つが入るだけです。
オールで漕いで沖に出て、網を降ろし魚を取ります。
アウトリガーはロープで縛ってあるだけで、大波に打たれたら壊れるかもしれません。
そうなるとこの船は転覆するだけです。
こんな船で波高3mでも妻や子を食べさせるために出て行きます

ペナンから韓国インチョン経由で、帰国いたします。
パソコンは船に置いて身軽な旅です。
暫く、江戸の絵師と都都逸日記は投稿できません。



11月分 江戸の浮世絵師と都都逸風(六)をケニーGのソプラノサックス Loving you に乗せてアップしました。
http://www.youtube.com/watch?v=7d6M7E2Iask

12月日記へ 準備中