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ちょっと危ない色艶都々逸
第1章 第2章 第3章
江戸の絵師と都都逸風日記 2010年
7月15日
喜多川歌麿
まずは歌麿からですが、英国の美術館に保管されているものだそうです。
優しい美人画を得意とする歌麿ですが、珍しく男女の喧嘩を描いているようです。
7月27日
歌川広重「赤坂宿」
江戸時代の風俗を描いていて好きな浮世絵です。
飯盛り女が沢山いた赤坂は、栄えた宿場町だったそうです。
宿の中は旅人が温泉にでも入ったのか、ほっとして寝転んでいる様子、飯盛り女が化粧をしていて、客と笑いあっている様な光景が描かれています。
7月28日
喜多川歌麿「美人五節の遊」
回り灯篭を覗き込む2人の美人は、自分の心を見ているんでしょうか。
7月29日
鳥居清長「大川端の夕涼み」
鳥居清長の特徴ある八頭身の面長女性ですが、着ている着物に帯は楽な締め方です。
元々着物は普段着なのでいろんな決まりごとのある現代の着付けは益々和装離れになるのではないでしょうか。
7月30日
菊川英山「無題」
菊川英山というと妖艶な女性を描きますが、子供の絵も描いています。
2人の子供が川に入って網で魚を掬おうとし、木の上で子供が見ています。
どこかの国の政権を取られたので、誰か失敗するのをねらっているのかな。
7月31日
歌川 広重 「原 朝の富士」
雪をかぶった富士をバックに、武家風の女性がお供を連れて道を歩いています。
何か気になるのか後ろを振り返っています。
人生先に進むしか道はなく、その先も見えず、過去も戻れず、今歩いている足元の大地を行くしかないようです。
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