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     NO.10 都々逸日記 2014年

都々逸日記 新年ご挨拶

あけましておめでとうございます。

正月恒例、親戚家族軍団(20人)攻めて来るのを迎え撃つのに大忙し、料理も何を食べたのか思い出せない。

全員退却し、また普段通りの生活にと思ったら、風邪をひいてしまった。

(カミサマのお言葉:あんたは日本にいると調子悪いのね!)

早く暖かいペナンへ戻ろうと思っていると、ペナンのいつもの仲間から、いつ戻るのかと問い合わせのメール。

返事をすると、早速次の日宴会セットしたとの事。

嬉しいのは嬉しいのだが、、

風邪を早く直しておかなければ、、


・目に蚊耳蝉 この年なれど 

   逃げていかない 浮気虫・・・ゆうほ

笑って許して!

写真:葉牡丹以外裏の竹山の材料ばかり
今年は松を探す体力がなかった。

  


都々逸日記 ペナン浮草暮し その1

浮家遊帆(UFO)は、屋根の波板も飛ばず異常なし。

波板一枚でも飛んで行けば修理もしようかと、覚悟を決めるのだが、ナマケモノの私の事、又、今度ということに、、

作った時は1年も持たないだろうと思っていたのだが、もう、4〜5年になる。

ということで、食べる事と寝る事、起きている時は電子本を読むという単調生活を楽しんでいる。

頭のネジはドンドン緩んで、物の名前が出てこない。

「エ~,ホレホレ、アレ、ソレ、、」

英語を喋る時も、日本語文法に英語単語を置き換えるだけで、聞く相手に考えさせるという有様である。

これを押し通すと、相手も慣れるのか、こいつはこんな奴だと諦めるのか、よく通じるようになる。

おまけに関西弁イントネーションなのだ、、

笑って許して!

・こいはこいでも まな板の上

     つまにゃさしみが 良いじゃないか・・・ゆうほ


都々逸日記 もうすぐ正月

今日は、満月で今から 2週間後の2月1日は新月で、旧正月に入る。

ショッピングセンターは赤いぼんぼりに福の字が目立ち、どこか華やかに感じる。

中華系レストランは1/30辺りから5日間位は休業となる。

この正月真っ最中にヨット仲間が来るのだが、美味しい中華系レストランは休み、どうしてくれようと考えている。

友人のパワーボートでランカウイまでクルージングし、小さな小島で遊ぶか、大きなカジノボートでジャグジーに浸かりながら中華料理にタイマッサージにするか、等勝手に思い巡らしている。

時間無制限の旅なら、色々刺激のあることより、全く刺激のない、トバ湖への旅もいいんじゃないか、、

そこは火山の噴火した後、琵琶湖と同じくらいの湖の真ん中の小島なのだが、全く音がない頭のネジが緩むところである。

ゲストハウス船は我が遊帆(UFO)は勿論、2隻用意したので大丈夫である。

・崖に飛び込む 度胸があれば

     遊び何ぞは ちょろいもの・・・ゆうほ


都々逸日記 ペナン浮草暮し その1

浮家遊帆(UFO)は、屋根の波板も飛ばず異常なし。

波板一枚でも飛んで行けば修理もしようかと、覚悟を決めるのだが、ナマケモノの私の事、又、今度ということに、、

作った時は1年も持たないだろうと思っていたのだが、もう、4〜5年になる。

ということで、食べる事と寝る事、起きている時は電子本を読むという単調生活を楽しんでいる。

頭のネジはドンドン緩んで、物の名前が出てこない。

「エ~,ホレホレ、アレ、ソレ、、」

英語を喋る時も、日本語文法に英語単語を置き換えるだけで、聞く相手に考えさせるという有様である。

これを押し通すと、相手も慣れるのか、こいつはこんな奴だと諦めるのか、よく通じるようになる。

おまけに関西弁イントネーションなのだ、、

笑って許して!

・こいはこいでも まな板の上

つまにゃさしみが 良いじゃないか・・・ゆうほ

都々逸日記 もうすぐ正月

今日は、満月で今から 2週間後の2月1日は新月で、旧正月に入る。

ショッピングセンターは赤いぼんぼりに福の字が目立ち、どこか華やかに感じる。

中華系レストランは1/30辺りから5日間位は休業となる。

この正月真っ最中にヨット仲間が来るのだが、美味しい中華系レストランは休み、どうしてくれようと考えている。

友人のパワーボートでランカウイまでクルージングし、小さな小島で遊ぶか、大きなカジノボートでジャグジーに浸かりながら中華料理にタイマッサージにするか、等勝手に思い巡らしている。

時間無制限の旅なら、色々刺激のあることより、全く刺激のない、トバ湖への旅もいいんじゃないか、、

そこは火山の噴火した後、琵琶湖と同じくらいの湖の真ん中の小島なのだが、全く音がない頭のネジが緩むところである。

ゲストハウス船は我が遊帆(UFO)は勿論、2隻用意したので大丈夫である。

・崖に飛び込む 度胸があれば

遊び何ぞは ちょろいもの・・・ゆうほ


都々逸日記 悪女

悪女遊帆(UFO)も、お婆ちゃんになったものだ。

30年前に出会った時は、すでに26歳、熟女のはずが前の主に見放され、傷つきひとり寂しく誰かを待っているようにみえた。

そんなお前に夢中になってしまい、カミサマから逃げるようにのめり込んでしまった。

二人だけで、大海原を漂いお前は自由というコインをくれたが、そのコインの裏は孤独だった。

大海原360度見渡しても誰もいない、その孤独も今は心地よい。

この先、お前をもう少し綺麗にするためには、随分と手をかけなければならないが、私も年が行き根気も続かなくなってきた。

お前に新しいアクセサリーも買ってやりたいし、一度検査も受けさせてやりたいが、そうもいかぬ。

私のいい加減な修理で我慢してもらうしかないな、、

・何にもいらぬ 主だけ乗れば

波もないのに 揺れる船・・・ゆうほ


都々逸 日記 雨模様

旧正月前、日本風に言うと大晦日なので、浮家遊帆(UFO)のデッキを洗っていると、隣のロールとアリが笑って空を指差している。

ハーバー長屋では殆ど秘密というのはなく、誰かが見ていて何をしているか知っている。

「オトウサンが今迄デッキを洗っているのをみたことないぜ、雨が降るぞ。」

何故かここでは、日本語でオトウサンと呼ばれている。

今は乾季で、滅多に雨が降らないのだが、本当に西の空が暗くなってきている。

珍しい事をすると雨が降るというのは、世界共通常識らしい。

二人が言うように、前回いつ洗ったか全く記憶にないな、、

笑って許して!

・久しぶりだと 二人で湯船

風も無いのに 帆を立てる・・・ゆうほ


都々逸日記 洗濯

普通船での生活者は、船内で料理、洗い物、洗濯、身体洗い等を済ますのだが、浮家遊帆(UFO)では、全て外で済ませている。

出来るだけ汚れるのは外で、水を流せば事が済むようにというズボラ、怠け者の考えからである。

その為に、濡れても良い特別仕立てのパンツをはき、全て桟橋で椅子に座りながら足をバケツに突っ込みピストン運動で踏み洗いをする。

ハーバー長屋の連中は、特別仕立てのパンツを見て笑う、というのも、ゴムの切れたブカブカのパンツに紐をつけ肩にかけている姿が面白いらしい。

時々肩紐がずり落ち、つまらん物が見えそうになったりする。

「グッド、ウオッシングマシンね!」

「今はワンピストンで洗っているけど、急ぎはツーピストン、それにスペアーもあるんだぜ!」

笑って許して!

・浮気するたび 足洗ったと

頭下げても 足が向く・・・ゆうほ

都々逸日記 雪見舞い

ここは南国ペナン。

ニュースを見ると、日本は大雪のようである。

空港もストップ、友人はバスも軟禁状態になったとの事。

寒いのは苦手、せいぜい炬燵で雪見酒がいいような、、

雪中お見舞い申し上げます。


・傘の雪さえ 我がものならば 

重さ厭わず さす恋路・・・ゆうほ

写真左:インド洋のサンセット

右:中華旧正月最後で電飾されたお寺



都々逸日記 カジノ船

昨夜は桟橋で日暮れから、焼肉パーテイ。

ハーバー長屋の住人も来て、結局 10人以上はいたような、、

明けて朝は、タンさん(カニヤレストランのオヤジ)とかめ&ゆきさんの4人でカジノ船に乗り込む。

前に乗った船より小さく、屋上にプールもジャグジーもない。

タンさんは早々とバカラの席に座っているが、私たちは映画鑑賞(ダイハード新作)だが他に客は数人で、リクライニングシートでユックリする。

朝10時ごろから夕方8時まで乗り、船内の食事はフリーで乗船料は60rm(1800円)である。

タンさんと友人のオバサマも結局負け、「高い福建麺の上、マズイ!」と御立腹の様子。

乗船時は博打に賭けるメラメラと燃えるような目をしていたが、下船時は萎れた花のよう、、、

・熱い思いで 託した賽も 

ふられ出た目で 泣き笑い・・・ゆうほ

写真
左:必勝祈願を兼ねてタイの寝ているお釈迦様にお詣り
右:お金吸い上げ船




都々逸日記 お向かいの新住人

浮家遊帆(UFO)の前には、香港から来た巨大なパワーボートが係留されていて、折角の景色と風通りの邪魔になっていた。

中華系オーナー夫婦が香港から来たと思ったら、クルーを乗り込ませ挨拶もなしにサッサとプーケットへ行ったのである。

その後に入ってきたフランス系の夫婦?もん。

旦那は明らかに歳がいっているのに、奥さんは若いのか年寄なのかわからない。

「アンジェラアキふうね!だけど歳いっているんじゃない?」

と、かめ&ゆきさんのゆきさんの鋭い眼力。

「そういえば、メガネと口の大きいのと掘りの深い顔はそっくりだな、、、」(言われた後の私の感想)

花の飾りのついた帽子をかぶり、スタイルが良いのに誤魔化された私は、若く見積もっていた(修行が足りんな、、)。

毎日、デッキを磨いたり、チェーンにマークをしたりと外に出るのは奥さんだけ。

そこで、気になるお節介な私は、旦那は何をしてるかと訊くと、エンジンを直しているとの事(ナルホドな、それなら、まあ良いか、、何が良いか分からないが一応ナットク)。

かめ&ゆきさんもいなくなって又ひとりもん生活であるが、ふたりでゴソゴソ生活するのも良いような、邪魔くさいような、、

・船は帆任せ かじ妻任せ

     稼いだ金も 皆マカセ!・・・ゆうほ


都々逸 宦官

ペナン島の南にBatu Maung シップヤードがあり、そこでWaynは船の修理をしているので、昼飯に経済飯(惣菜を好きなだけ取り計算してくれる)を食べに行こうと誘いに行く。

手前に鄭和提督がペナンで初めて上陸した記念に大きな足跡(約80cm以上ありそう)が祀ってある。

鄭和は中国から船団を組みアフリカ辺りまで航海した。

「鄭和は宦官で、男のもの全部カットし、箱に入れて持っていて死んだ時には一緒に埋葬されたんだ。」

と、Waynの弁。

「ひゃー、痛そう!」

と、私。

「鄭和は女性に興味が無かったから、上陸しても、女の原住民を襲うことはなかったらしい。」

「ナルホド、 その気持ち分かるな、、」

笑って許して、、

・腰を振ろうと 抜けない刀

お役御免じゃ 鞘の中・・・ゆうほ


都々逸 旅

3月は日本からヨット仲間が浮家遊帆(UFO)に、泊まりながら、ペナンで遊び、タイのチェンマイ、ラオスメコン川下りと旅をしていた。

パック旅行でない旅(出た所勝負旅と名付けている)が私の旅だが、陸地の旅は海の旅よりは楽である。

グーグルアースという写真で世界中を見て回れる現代では旅とは一体何なのだろうかと考えさせられる。

海外旅行をし高級ホテルで食事を楽しみプールサイドでドリンクを飲み、エステとマッサージを満喫し帰るというのもよいだろう。

私はそこの空気を吸い、そこの人々が口にする物を食べそこの暮らしを感じるというものである。

遊帆(UFO)で三途の川のワンウエイチケットを買う前に、幾つ浮世の旅が出来るか楽しみである。

・シャミとお酒と 六文銭で 四十九日の 川下り・・・ゆうほ


都々逸 くび

我がハーバーの職員Aさんは勿論モスリムのマレーシア人(そうでないと政府系のこのハーバーの職員にはなれない)で、見るからに悪者顔なのだが彼が朝バイクでハーバーのゲートをくぐるなり、ハーバーの猫達があちらこちらから飛び出し必死に追いかける。

彼のバイクの音を聞き分けている猫達が凄い。

顔に似合わず優しい所もあり、愛嬌もあり、何だかんだと私に話しかけてくるので、一応彼とは友人であるが、数年前に訳あってチョット地方に飛ばされ時々このハーバーに来ては泣を入れていた。

晴れて去年このハーバーに戻って来て今は猫に餌を持ってこれる身になったのである。

「俺は人間には人気がないけれど、猫には人気があるんだ。こいつら腹減ったらかわいそうやもんな。」

と、Aさん。

猫の方にすれば、1日一度の食事だから必死に追いかけるのも当然である。

ここに猫達とAさんの思い違いというかズレがあるが、友達の少なそうなAさんの思いを壊すこともないのでうなづくだけにしている。

考えてみれば人間同士でも、互いの思い違いを言い合い、気まずくなったり喧嘩になったりするのだが、喋らぬ猫達相手ではそうなる事はまず無い。

喋ると言うのが人間関係を壊す事があるので、いらぬ事は喋らない、口には注意をしたいと思う今日この頃である。

・会社勤めで 手足となって 今じゃ首なりゃ 世話がない・・・ゆうほ


都々逸 毒酒

この所、朝か夜には雨が降るので雨季に入ったのだろう。

今日も朝から雨が降る。

昼前携帯電話がなるが掛かってくる相手は一人だけ見なくても分かる。

「何や?」

「昼飯鴨とポーク、食べに行こう!」

「雨が降るから行かん。」

一時間程して、又電話が鳴る。

チャンさんだが、こう何度も電話されては行かざるを得ない。

本当は会って一緒に食事をすればビールを2〜3本空けてしまう。

酒と煙草の飲みすぎで彼の体調が思わしくないと私は判断しているのだが、、

夜に自炊して浮家で一人飯を食っているとノックする音が、、 今度はカニヤのオヤジである。

彼とチャンさんは親戚筋、芋焼酎を飲みながら、チャンさんの体の話をする。

彼は3年前大腸癌で大腸の殆どを摘出し腹に人工肛門をつけている体なのである。

2年は持つまいと周囲の人は思っているのが今年で3年目、私の見る所、体は筋肉は落ち顔色も良くないので酒と煙草を控えるように言っても、酒飲みは飲み出すと聞かない。

そこで、私が晩飯を食べにカニヤに行っても、可哀想だが今後はチャンさんに電話をしないように頼んだ。

チャンさんは私より一回りも若いので、急いであの世に行って貰いたくない。


・飲まにゃいわれぬ 口説きをクダに

        混ぜよと言えぬ 意気地なし・・・ゆうほ

  


都々逸 忘れとった?

数日前のカミサマからのメール

「ルカ(娘の名前)に又子供できたん言うの忘れとった。」

だって!

「わしがつくったんちゃうし、忘れとってもええけどな。」

と、ヒネクレモンの私は独り言。

「そやで、11月には帰っといて!」

「ハイ、分かりました。」

と、返答メールはいたって素直。

アッシー君と男孫(2歳)の遊び相手要員である。

ようし、孫も2歳だったらボチボチジジイが鍛えてやろうかい。

今回タイで光る独楽と、光りながら震えるドラエモンを買ったので、これでまず惹きつけておいて、後は泣こうが、わめこうが、連れ回してイヤというまで遊んでやるぞ、、、

今年の秋の浮草暮しも短くなってしまうし、来年は何時島流しの刑にしてくれるだろう、、、

・夫婦道など 俺にはないか 

      いつも独りで 綱渡り・・・ゆうほ


都々逸 翻訳恋は可能か

プアール茶を頂いた縁あって今日はお茶屋のオバサン(カニヤのオヤジの友人でタツちゃんを可愛がってくれたそうな)にお礼に行く。

店には同じ位の歳のオバサンと小学生の女の子がいて、手ぶらながらお礼を言って早速お茶を頂く。

これではお礼に行ったのかお茶をよばれに行ったか分からない。

女の子は英語を喋るので、にわか通訳に、するとwechat というアプリをダウンロードしろという。

iPad miniを二人で弄くり無事繋がった。

早速通話出来る様になったので、お茶のオバサン名は華清という事も分かり、福建語でメッセージを送ってくると、私はヤフーの翻訳サービスで翻訳し送り返すと、結構意味が通じるのである。

成る程便利な世の中になったものだ。

チョット邪魔くさいが翻訳愛或いは翻訳恋なんてのが芽生えるかも知れない時代になったのだな。


・恋はこいでも 金もってこい 

俺はヤケクソ サケもってこい・・・ゆうほ

笑って許して!

写真左:今日の昼飯は鴨麺とこの写真のジュース。
色は赤くシャキシャキした食感でほんのり甘みがある。


中:頂いた雲南プアール茶(120rmもするが、私は50rm以上のものを飲んだ事が無い)


右:お茶のオバサンの所に行くのにはマレー鉄道の踏切を渡らなければならないのだが、今日は15分以上も待たされていた。やっと来たのはオリエントエクスプレス(シンガポールからミャンマーまで何日も旅する豪華ホテル列車で始めて見た。




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