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         NO.11 都々逸日記  2014年4月

伸びて反りかえる

朝起きると何と元気よく天に向かって伸び反りかえっている。

久しぶりに見る逞しい姿じゃないか。

浮家には蘭の鉢が3つあるが、何度も都々逸に登場したよく咲く蘭が葉も黒くなり枯れかけていた。

何度も咲いて、もう歳寄って駄目になったのかな、、、

と、思っていたのだが、、、

見事な姿に、これならもうひと花咲かせてくれる筈、もっと元気になって貰わなくっちゃと、蘭用栄養剤を買いに、、、

笑って許して♪〜

・じれったいよと 薬を飲ましゃ

     朝にゃムクムク のびるらん・・・ゆうほ

  

寿司が取り持つ愛

プアール茶店で出逢った彼女、名はペイメイ。

Lineの福建語翻訳会話で愛が芽生え、今や朝晩挨拶から、写真を送りあう仲となり初めてデートのきっかけを掴む。

彼女は寿司が好きだと言う。

これは気をひく絶好のチャンス、シメシメ、メシメシ?

早速メシ(かめまるさん持ち込みの日本米)を炊き、Oldboyさんが御土産に持ってきてくれたチラシ寿司の素で簡単にシャモジで切り混ぜフイニッシュ。

これ又オザ坊が御土産に持ってきてくれたシールセットとミッキーマウスレターセットをあげる(これは効き目があったかも)。

言ってみれば私は一銭のお金も使わず他人の褌で彼女の気をひくという作戦行動であるが、言葉の不自由から余分な経過説明はしない。

これで又Lineで可愛いメッセージとスタンプを送ってきてくれるだろう。

ちょっと位の歳の差なんて、愛とプレゼントがあれば越えられるもんだな、、

歳の差が縮まればミッキーマウスでは無理で諭吉さんに、、、

笑って許して♪〜

・君と一緒の 簀巻きにしてよ

     イヤよバラバラ ちらし寿司・・・ゆうほ


これは簡単!


作ったチラシ寿司


茶店のオバサンはデコと耳にシールを貼って喜んでいる


医は仁術

日本のニュースが届きにくい環境にいるゆうほだが、今日のニュースにはがっかりさせられた。

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医は仁術
大病院の初診「1万円」案も検討 医療制度改革厚労省
厚生労働省は11日、入院患者が医療機関に支払う食費の自己負担額(1食当り原則260円)を大幅に引き上げる方向で検討に入った。全額自己負担の在宅患者との公平性を図る狙いがある。続く、、、
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私達老齢世代は病院に掛る事が多くなるだろうに、何だか先行き不安にさせるニュースである。

日本では「公平性を図る」と言うのがよく使われるが、いつも負担増の方になるのは納得がいかない。

ここペナンのホームドクター頼(Lai)先生の事は何度かこの都々逸日記にも書いたが、基本姿勢が全く違っている。

先生は「医は仁術という看板をあげているのだが、患者に親切丁寧に接しながら、顔色、目の色、脈拍、吐く息の臭い等を見たり感じたりしながら、5分位聴診器で身体を聴いて調べている。

日本の医者でこんなに親切丁寧に診てくれるのは珍しく、何でも検査にしてしまう。

勿論患者の為にと思って検査をするのだろうが、違う病院に行くと又同じ検査である。

へそ曲りの私は、日本の医者は別に悪い所は無いと自身を持って言えるほどの自信は無いのだろうかと思うし、検査で診療ポイントをあげようとしているのではと勘繰ってしまう。

まあ、文句を言うのも疲れてきたが、最後に頼先生の診察費用は数百円で、殆どは薬代である。

薬の内容を書いたリストをくれて、薬が無くなったら薬局で買うようにとの事である。

勿論、日本の健康保険は住民票が日本にない為診察費薬代を全額実費で払っても、日本の診療負担額(30%?)よリ安い。

例えば、今は高血圧と不整脈と前立腺の治療の薬を貰っているのだが、実費3千円程/月。

日本に帰国した時は医者に行かないと薬を売ってくれないのに困るのだが、それでも皆様文句を言わない本当に大人しい国民なのだな〜。

笑って許して♪〜

・医は仁術は 昔の事よ

     今じゃ算術 ハイ御破産・・・ゆうほ


研ぐ
ペナンのYMCAの4階、細い通路のまだ奥に10人位の現地中華系の男女が剣道着に着替えている。

「ここで見学させてもらって良いですか?」

暫くすると、日本人の人が一人来られて紹介される。

どうやらこの方(k氏)が指導されているらしい。

稽古の殆どは素振りの基本動作ばかりで、防具を付けて稽古は殆どしない。

見学時間2時間半、実際の稽古は休憩を含めて2時間位だろうか。

さて、自分の体力は?

竹刀、防具、稽古着はどうする?

ペナンからでは国際宅急便で取り寄せるか、次回帰国の時に持ち込むかである。

当分間はトレーニングスタイルで自主トレを許してもらうしかないだろう。

・錆びた刀を 研いではみたが

させば中折れ なまくらか・・・ゆうほ

左:ペナン剣道同好会

中:指導されている(k氏)

右:練習風景



小籠包

小籠包と言えば、豚まんを小さくした形ながら、中にスープが入っているものであるが、これには思い出がある。

今から35年前位前の中国上海、4人組が未だ、幅をきかしていた頃の事。

勿論日本との国交はなく、私は中華系義兄弟と深圳から臨時パスポートを持って入国していたのである。

その頃の上海は、外国人用和平飯店でのレストランでも、食事は酷いもので米は4~5年前位のものかと、思う程匂いがし時々石が混じったものが出てくる有様であった。

外国人は自由に町歩きができない中、義兄弟と小籠包の店に入ったのだが、蒸籠に入った小籠包は蒸しあがると、黒酢と生姜の刻んだものを添えて出される。

それからすっかり病みつきになった小籠包であるが、マレーシアペナンに来て見つけたのは、イオンモールの中にあるドラゴンワン、その近くの上海灘というチェーンレストランであった。

味はドラゴンワンが1蒸籠8rm(240円)と、高価だが旨い。

今朝はマレーシア半島側Peraiの屋台が多く集まっている一画にある飲茶の店に行ったのだが、味は香港流で小籠包も5rmと安いながらも満足出来る味であった。

箸でそっとつまみ皮を破らない様に持ち上げ、レンゲに乗せ黒酢と刻み生姜を乗せ口に放り込むと、中からジュワッ〜とスープが出てくる。

この旨さは文章であらわすのは無理だな〜!

笑って許して!

・主に愛され 摘ままれたなら

出ます旨汁 小籠包・・・ゆうほ



胴長?手短?

我が浮家遊帆(UFO)に、トイレがついているのだが、ハーバー内で動かないので出来るだけ陸上の事務所トイレで用を足している。

トイレには洋式としゃがんでする和式(マレーシア式)がありのだが、最近、洋式の便座が壊れてこれが使えなくなっている。

勿論シャワレット等と言うオシャレなものは無い。

仕方がないのでマレー式しゃがみ込スタイルをとるのだが、大きな問題に遭遇。

マレー式は紙が無く左手を使いお尻を水で洗うという方法である。

水道の口は右手で持ち、左手をお尻の下辺りまで手を持っていかなければならないのが、何故か届かない。

胴が長くなったのか手が短くなったのか悩む日々が続くのである。

笑って許して!

・んがついたら もうおしまいよ

孫にしりとり まけるあさ・・・ゆうほ


都々逸 ゴールデンウイーク

毎日浮草生活をしているゆうほにゴールデンウィークは関係ないのだが、今日は憲法記念日らしい。

テレビも無いラジオも無い、インターネットでも海外からのアクセスは制限付きのニュース等あり、へそ曲がりの私は殆ど日本のニュースから遠い所にいる。

マレーシアはイスラム教の国なので、イスラム法の下に全てが動いているらしい。

この辺りの事情は無宗教の私には理解し難い所である。

スーパーマーケットでも豚肉類は売っていなかったり、全く別カウンターでインド人が精算すると言った次第である。

買い物かごに他のものと一緒に入れてメインレジへ持って行くと、豚肉のプラスチックバッグだけ残し、手で触らず籠をひっくり返して出すという徹底ぶりである。

イスラム圏の人々が日本に来たら飢え死にするだろうな、、、

笑って許して!

・小学一年生 憲法よりも 

はやく習うは あいの2字・・・ゆうほ

浮草日記 酒飲み

中華系友人のチャンさんは、2~3日に一度はメールか電話が来るのが普通なのに、珍しく4~5日程連絡がない。

一度ちょっと覗いて見るかと思い、工場兼事務所へ行く。

左目が腫れ切った傷口がある。

「何やその顔は? 誰と喧嘩したんや?」

ボソボソと小さな声で、

「先週土曜日、酒を飲んで目の前真っ暗になり倒れて打った。 奥さんは怒ってる。」

最近の彼の飲み方を心配していたのだが、どうやらブレーキがきかないらしい。

今日はカニヤのオヤジも休みなので、一緒に昼飯を食いながら、困ったもんだといいながら、缶ビール5本程飲んでしまった。

カニヤのオヤジはチャンさんとは、親戚筋で子供の時からの友達らしいので、その辺りの様子は良く分かっているらしい。

飲んで帰っては、吐くので奥さんが怒っているとのこと。

吐く程飲むなら奥さんでなくても怒るわな、、、

チャンさんの奥さんは優しい人で彼には勿体無いといつも言うのだが、酒飲みは自分でコントロール出来なくなると、周りで止めようがない。

一緒に食べる機会を減らすのも可哀想だし、、、

浮草日記 バイクエンスト

今年の秋にオーストラリア ケアンズに係留しているカタマラン38ftをバリ島まで回航予定である。

インドネシアは人も船にもビザが必要なので、ペナンにある領事館へ。

帰り道、バイクがエンスト、ジョージタウンコムターの近くなので直ぐにバイク修理屋へ放り込んで、久しぶりにショッピングセンターを散歩することにした。

勿論何も買うものが無いのだが、エアコンが効いていて、散歩して時間を潰すのには良い場所なのである。

ペナンも景気は良くなさそうでお客がいるのは、安い店ばかりである。

私はスターバックスなどは肌に合わないので、近くの経済飯屋142へ行く。

店は客が多く店の人も忙しく動いているのだが、このガヤガヤした所が落ち着く。

この経済飯屋は独りもんの私には必須の店なのである。

おかずは常時50種類以上あり、スープも数種類あり、腹一杯食べて300円するかしないかである。

私が店に行くと大きな声で「イーップン(日本人)!」と、誰かが叫ぶ、すると飲み物はいつも飲む物がテーブルの上にくるのだが、何百人と来るお客の好みを覚えているのだろうか?

ガラスケースにおかずがあり、好きなものを好きなだけ取って食べる食堂は、50年位前の若い独りもん時代に神戸元町(金時食堂)、新開地(としや)にあり、よく食べたものだ。

チェーン店が多くなってしまって面白みの無いレストランより、こんな食堂が好きなのである。



浮草日記 カレー麺

スーパーマーケットで新発売のカレー麺を試してみた。

味はココナッツカレー味、こくがあってとてもうまい。

人気が高くすぐ売り切れになるらしい。

ペナンと書いてあるので限定販売なのだろうか、、、

今まではカレー麺は敬遠気味だったが、この麺のお陰ですっかりはまってしまった。

・入れて見なされ からみとあまみ 

     したがよろこぶ カレー麺・・・ゆうほ



浮草日記 インドネシア放浪の旅へ

インドネシア放浪の旅を明日から始める。

その為に、ペナン剣道は暫くお休みとなるのだが、現地の皆さんから早く帰ってきて8月のマレーシア全国大会の強化稽古練習と上段指導を頼まれ、無い後ろ髪を引かれる思いとなった。

ペナン剣道は短い期間ではあったが、体をぶつけ合い、叩き合う事で、言葉は無くても互いに理解尊敬する事ができ、深い絆となった。

都々逸も皆さんと一度も顔を合わせたことが無いのに、インターネットで絆はできている。

もうひとつヨット仲間も、狭い空間に一緒にいて寝起きと食事を共にするので,これまた深い絆で結ばれる。

お陰で、浮草,放浪の私でも,沢山の人々と繋がっていると感じられるのは、本当に幸せな事、ありがたい事である。

・主も私も 半人前じゃ 

糸で結んで 保つ絆・・・ゆうほ

浮草日記 ジョグジャカルタ1日目

空港を出て市内迄、巡回バスに乗る。

このバスは町中巡回していて、乗場が電車の駅の様でおばさんが親切に教えてくれて1回乗降が40円である。

サバナゲストハウス 1700円/泊で朝食付きという。

庭がありコジンマリとして清潔な所だ。

ゲストハウスの人々はとても親切で、まるで家にいる様にリラックスできる。

1日目の夕食はインドネシア伝統料理、pandan料理を食べることに。

オカズが何種類もあって好きな物を好きなだけ食べると言う経済飯である。

この料理は箸もスプーン、フォークを使わず手で食べる。

イスラム教国なのでビールは飲めない。

何処で飲めるのか訊くと、大型スーパーに売っているとのこと、ダイエット中なのでまあ、いいか。

夜明けを待って散歩に出るが、iPadミニは自分の位置を示してくれるので、迷子になる心配は無い、便利な世の中になったもんである。

遥か向こうの山から煙が上がっているので火山だろう。

そばには温泉があるに違い無いが、先ずは観光名所巡りでプラバナン寺院に巡回バスで行こうっと!

左:サバナゲストハウス
中:朝の市場
右:PANDAN料理




浮草日記 ボロブドール

スッカリお世話になっている巡回バスだが、又同じ車掌さんに出会う。

ボロブドールまでの行き方、を丁寧に教えてくれる。

このバスは何度乗り換えても、何処迄行っても30円なのでこれで町中観光出来る。

第一番の目的、ボロブドールは、昨日のブランバナンと同じく、外国人の切符売り場が違っている。

外国人は、230000ルピー(2300円)で、インドネシア人は30000ルピー(300円)である。

ボロブドール遺跡修復寄付と考えるしかないが、仏像などの首を落としたのは誰かと思うと、割り切れない気持ちになる。

これでジョグジャカルタは終わり後はクルージングパーミットを済ませばペナンに戻るだけである。



浮草日記 体重80KG以下?

4月から始めた朝晩の歩きとジョギング、食事制限は剣道の練習を始めるチャンスと重なり3ヶ月続いた。

この頃は、散歩50分、ジョギングも10分位は続く様になった。

おかげで高血圧は良くなり、心臓不整脈の持病も脈が強くなったとドクター頼から言われて嬉しいけれど、、、

これで頭ともうひとつ足捌きが良くなり若返ってくれれば言うこと無いのだがな、、、、

・鍛え直せど なまくら刀

突けば折れそうで 気もひける・・・ゆうほ

浮草日記 チラシ寿司

帰国が迫っていて、今回は来年1月迄浮草暮しに戻れないかもしれないので、食材の整理にかかる。

今日は剣道の練習日、ある限りの日本米を使ってチラシ寿司を作ることにした。

それでも日本米は2合半、炊いてoldboyさんがもって来てくれたちらし寿司の素で殆ど出来上がる。

椎茸の甘辛煮と、錦糸卵だけ作って加えればOKである。

さて、酸っぱい寿司がマレーシア中華系の人々の口に合うかどうかはわからないが、皆さんで適当に分けて貰う事にした。

味には保守的な中華系の人々なので、味より心意気で味わって貰うしかないだろう。

・すいもあまいも ちらして君を

くどき落とそう 恋の技・・・ゆうほ


浮草日記 きずな

昨夜はペナンでの最後の剣道練習日となり、皆さんが料理屋へ招待してくれました。

3ヶ月程の練習期間でしたが、早くペナン帰って来てくれとのこと。

剣道をやっていて良かったとおもい、又嬉しく思いました。

お陰様で私もスッキリした体になり、高血圧と心臓不整脈はすっかり良くなりました。

リウマチ系なのか指の関節痛はなおりませんが。


・汗にまみれて ぶつかる体 

受けてたてなきゃ 役たたず・・・ゆうほ




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