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         暇人ジジイの笑って許して♪〜 NO2

その26

ペナン朝は朗々としたというか間延びしたようなというかコーランの祈りから始まる。

夜明け前から始まって お昼 午後3時頃 日没 午後8時頃と1日5回程モスクから流れてくる。

御祈りの場所も男女別々で、若い男女が出逢う機会の少ないイスラム社会で、どうやって恋が芽生えるのだろうか等と、暇インジジイのお節介頭は思うのであった。

笑って許して♪〜

     


その27

ペナンでは、夕方涼しくなり始めると皆さん外に出てきて遊び始める。

日本であまりなじみの無い、セバタクローというのがある。

これは、バレーボールを足でやっているような競技で、狭い場所でもネットさえあればできる。

ボールは竹で編んだものを使っている。

私もハーバー長屋のスタッフがやっているのを、チョット混じってやるが話にならない。

足腰立たない暇人ジジイが嫉妬をこめてスポーツを弄るのであった。

笑って許して♪〜

     


スポーツの次はゲームもついでに弄っチャオ♪〜

笑って許して♪~

     


その28

朝の散歩中、綺麗な声で呼びかける様に鳴く鳥がいる。

体長20cm位、体のわりに嘴が大きくそれを震わせながら鳴く。

浮家遊帆(UFO)には蘭が咲くと、ハチドリがやってくる。

体長10cm位だろうか、羽を高速回転させながら、姿勢を保っている。

面白い鳥は、不安定な舫いロープの上に乗り、ヒョイと頭を突っ込んで魚を獲るのもいる。

鳥も鳥なりの事情により生きているのだな、と、暇人ジジイは物思いにふけるのだった。

笑って許して♪〜

     


その29

ここペナンのハーバー長屋は大抵夫婦で、ひとりもんは珍しい。

狭いヨットの中、どちらがキャプテンになるかは、言わずもがな万国共通の有様である。

その方が天下も家庭もヨットの中も平和が続くのだろう。

等と暇人ジジイは半ば「羨ましいな。」、半ば「ああ良かったわい。」と思いながら見ているのだった。

笑って許して♪〜

     


その30

昔テレビのコマーシャルで

「この〜き なんのき きになるき、、、」

という歌が流れ、太い幹にキノコのように丸く枝を張った木が画面に映っていたのを覚えている。

ここペナンでは、その木が道脇に生えていて、その陰にはいるとスーとする。

葉で出来た日陰だけでなく、蒸発して熱が奪われ気温が低くなっているからだろう。

植物力が人間力より上で、空き地など直ぐにジャングルになってしまう。

少しでも他の木より上に伸び太陽光を取り込もうと、覆いかぶさって葉を出している。

どこの世界もそれなりに生き死をかけての競争があるのだなと暇人ジジイは思うのであった。

笑って許して♪〜

     


その31

日本は今日は彼岸の日でお休みらしい。

難しいお話では、三途の川(煩悩)を渡り彼の岸(涅槃)へという事らしいが、暇人ジジイが都々逸で弄るとこの罰あたりめといわれ、行き先決定のようである。

それなら我が浮家遊帆(UFO)を三途の川に浮かべて四十九日の航海なら、渡って渡れない事はあるまいなどと、暇人ジジイは性懲りもなく考えるのであった。

笑って許して♪〜

     


その32

夕食の後、毎週水曜日に開く夜店に寄った。

食べるもの、飲むもの、果物、雑貨、DVD、魚、物乞いと何でもありである。

私はこういう現地の活気のあるゴチャゴチャした所と、そこにいる人達が面白いのでブラブラ見て回る。

ブドウを買っての帰り道、オジイチャンとオバアチャンが離れて別の場所で座っているので、しばらく見ていると、人達が結構小銭を置いていく。

イスラム教でもタイ仏教でも、施しというのは日常的でそれは又最下層の人に還元されているようである。

暇人ジジイは、ここじゃ飢え死にと凍え死には無いだろうな、等と変な事を考えるのであった。

笑って許して♪〜

     


その33

ペナンの朝夕学校の道路は親の送り迎えの為、渋滞ができる。

子供の安全は親の責任であると思うのは、日本でも同じであろうが、決して他人任せにしないというか、事が起こってその責任を追求した所で始まらないという思いがあるのだろうか。

良く似た面白い例だが、飲茶の店に入ると洗面器の様な容器に熱いお湯を入れ茶碗と箸を持って来る。

これで、皿もレンゲも自分で納得するまで洗うのである。

今では少なくなったが、昔の香港海鮮料理屋では魚は勿論、鴨でも生きた物を持ってきて客に見せてから料理を始めたものである。

日本では事が起こればオカミの責任だ、イヤ、、、の責任だとコメンテーターが立派な御意見を述べ、チャンチャンとなる。

周りに保護ネットを張って貰い良い環境と思っている私を含む日本人は自己防衛、自己責任が薄くなったお人好しなのだろうか等と暇人ジジイは考えるのだった。

笑って許して♪〜

     


その34

浮家遊帆(UFO)は住みやすく、動かなくても事足りる怠け者には持ってこいの環境である。

デッキの後ろに板を張り縁台を作っていて、ここから乗り降り洗い物などをする。

誰もいないので、ある日体を洗い水をかぶっていると手拭が海に落ちた。

その手拭を拾い上げようと上半身を縁台から海面に伸ばす。

う〜ん、あともう少し、しかし、これ以上体を出すと支えきれないが、、、

案の定腹を板に擦りつけながら、頭から海にドボン!

ポンツーン(浮桟橋)は足を掛ける所がないので、手の力だけではあがれない。

丸裸なので人も呼べないし、人が来る前にあがらないと、ハーバー長屋の連中の笑いの種になってしまう。

そこで、舫いロープに足を掛け一発勝負あるだけの力を出して、何とかあがるしかない。

その尻丸出しの姿たるや、文章には出来ない。

というように、ここに落としたものは、洗濯バサミ、包丁、皿、コップ、鍵、、、、色んなものを落としている。

カッコよく、「恋を落としてしまってね、、」とか、「ローレックス金張を落としてしまってね、、」なんて洒落た事を言ってみたいものだと、暇人ジジイは妄想するのであった。

笑って許して♪〜

     


その35

家遊帆(UFO)は今まで色んな敵に占領されそうになった。

先ずは、ネズミだが、これは手強い。

船内のあちらこちらをかじって穴をあけ、電線をかじるは、水の配管をかじってプレッシャーウオーターポンプは作動し船内水浸しになるという攻撃を受けた。

この敵には、卑怯ながら暗殺毒殺で勝利を得た。

次が、ゴキブリ。

この敵は、多勢なのととゲリラ戦術に長けているので、これは、ベトコン罠作戦にならいゴキブリホイホイで殲滅勝利した。

次は、シロアリだが、船外の木という木、船内の木と表から見ていては分からないが、カリカリという不気味なかじる音がする。

そこで、この敵にはヒットラーにならい毒ガス作戦で全滅させた。

その他では蜘蛛、ゲッコウ(ヤモリ)、猫などが借り住まいに来た事があるが、これらは敵とみなさず同居した。

色んなものが、来るのだがおなごさんがきて占領されるなんて事がないのが、誇っていいのか、情けないのか、、

等と、暇人ジジイは頭を捻るのであった。

笑って許して♪〜

     


その36

道路をバイクで走っていると、信号機の柱などに金銀の玉串の様なものをさして下に名前が書いてあり、矢印が方向を示している。

その方向へ行くと、家の庭先で沢山の人が集まっている。

好奇心塊の私は、放ってはおけないので紛れこむと、料理が並べてあり、「おまえは誰だ?」とも言わず、笑顔で皿に料理を持ってくれる。

マレー式結婚式で、来る人拒まずという手作りスタイルでアットホームな雰囲気でホットするのである。

かって日本もそうであったのだろうが、今やホテルやら結婚式場で演出されお祝金も結構いる。

呼ばれて嬉しい様な、嬉しくない様な、、、

そのうち葬式も松竹梅と格付けされ、お涙頂戴の白々しい演出となるのだろうか、、

等と、すぐそこに迫った暇人ジジイの始末の仕方に思いを馳せるのであった。

笑って許して♪〜

     


その37

前回に引き続きイスラム教の葬式と墓の事について独断と偏見で書いてみよう。

イスラム社会はモスクは街のあちらこちらに有り、日々5回礼拝の場であり、親族が眠る御墓のある場所でもある。

しかし、御墓と言っても、棒を地面にさしてあるだけで墓参りなどしている様子は無い。

イスラム教では死ねば神様のもとに行き神様が面倒みて何の心配もいらないという事らしく、この世には残っているものは無いという事の様である。

シンプルでいつまでも情けを引きずるという事は無いと言えなない事も無いが、良い様な、悪い様な、、、

どちらにしても、死に行く人も含め、残された人が如何に納得するか?という事の様である。

その様に考えると馴染みのないイスラム教も、理屈に合っていて、さもありなんと思えてくる。

暇人ジジイは身近に迫った状況を見方を変えて弄繰り回すのであった。

笑って許して♪〜

     


その38

浮家遊帆(UFO)も船、船上生活は歩く事が少ないので、足腰が弱る。

このハーバー長屋のおかみさん方は、私と同じように海岸まで散歩をしているが、旦那方は怠けて歩く姿は見かけない。

暗いうちに歩きだし、海岸でおてんとうさまの顔を見て帰ってくるのだが、ペナンの空は京都の空に比べ青く高く広いと、思うのである。

京都では、勿論建物で周りを塞がれているからだろうが、それ以上に風景がゴチャゴチャして見える。

理由は電柱のトランスに絡んだ電線、電話線、光ケーブルと古都の風情とは全く相容れない景色の為だと思っている。

ペナンはこう言った類のものは土管の中にでも入っているのか見かける事はない。

折角の観光都市と自負するからには、神社仏閣だけでなく、町家とこういう風景にも気を配って貰いたいなあ、、

等と暇人ジジイはぼやくのであった。

笑って許して♪〜

     


その39

私は酒も飲むが、甘いものも好きという、甘辛両党というかゴミ箱腹である。

ケーキよりおはぎ、黒豆大福餅等に目が無く、見るといつの間にか買っている。

ペナンでもこの手のものはあるのだが、最近は熱い甘い生姜汁に団子が入っていてその団子の中身は黒胡麻、小豆、ピーナッツのすり潰したものでトロ~ッと口に拡がる味は絶品、3つ入って120円程である。

これを作って売っているのは、どうやらタイの女の子らしく、色は黒いが愛想の良い子で持ち帰りの時等、冷蔵庫に入れるように注意してくれる。

やっぱり女は愛嬌が一番だな〜と、

フーフー言いながら目尻を下げ食べるのに夢中の暇人ジジイであった。

     


その40

今日は日曜日だ、、、飲茶にいかねば、、(何故行かねばと思うのかわからないが)等と朝から思案する。

毎日が日曜日、予定がある訳じゃないのに、、、、

飲茶の店も、あそこはシュウマイはうまいが、麺はもう一つだし、、、、

何かするにも、御託を並べなければ気が済まない。

と、散々思案して、とりあえずバイクに乗る。

途中福建麺の旨い店の前を通ると、散々思案した飲茶は忘れて、ハンドルを切りそこへ乗り入れ、オバチャ〜ン! いつものビッグな!

考えも体もへにゃへにゃ、暇人ジジイの愚痴であった。

笑って許して♪〜

     


その41

ペナンは土地の関係なのか、ココナッツ畑が少なく、マレー半島側に多い。

大抵は畑(と言っても殆どジャングル)にインド人が小さな小屋にいて、椰子酒を注文すると、味見をさせてくれる。

彼等は椰子の先端まで器用に登り花を刈りそこに容器を置いておくと白いココナッツジュースが出てくるが、それを集めてくる。

暫く置いておくと発酵し椰子酒(tuba)ができる。
(各地で呼び方が違うようだが、フリッピンでもツバ、ここペナンでもツバ或いはツワである。)

さらに時間が経つと酢にかわるので、新鮮な椰子酒を飲もうとすると採取している所まで口を持っていかなければならない。

ココナッツは椰子酒だけでなく、船に積めば水とココナッツミルクがいつも取れるし、飲んだ殻は燃料になるという優れモノだ。

めったに出くわさないが、椰子の木を切り倒していると、現場に行き先端の柔らかい所を貰うとアスパラガスの様である。

放っておいても育つし、こんなに人さまの為になる木はないな、、、

さて、椰子の木に比べわが身は? と暇人ジジイは、首をひねるのだった。

笑って許して♪〜

     


その42

ペナンかき氷、名前はアイスカチャンというものがある。

鹿児島天文館の白クマくんまではいかないが、ソコソコいけるので、良く食べる。

同じように長く係留していた、フリッピンはハロハロと呼んでいた。

機械は日本のかき氷機と同じく鉄の鋳物で手回しもあり、モーターで回すものもある。

この話はフイリッピンにいる時に聞いたのだが、真偽のほどはわからない。

かき氷は日本軍が持ってきたという事であるが、そう言われてみると、さもありなんと思える。

しかし、電気のない頃はどうやって氷を作っていたのだろうかと、疑問が湧いてくる。

人を殺し合う殺伐とした戦争中に、かき氷とは冷たい氷ながら何だかホットするなと暇人ジジイは感じるのだった。

笑って許して♪〜

     


その43

浮家遊帆(UFO)も船に違いないので、船底には藤壺がつく。

名前は綺麗が知らぬ間に音も無く吸いつき、そのままでは離れない。

藤壺は表面が尖っていて触れば切れる危ない生き物で、最近まで貝だと思っていたら、蝦とかカニの仲間らしい。

落とすとなると、スクレーパーというお好み焼きのヘラ(関西ではコテといいます)で、船体を擦ってそぎ落とす。

噛みついたら離れないというスッポンだが、こちらは形からして男性的であるが、藤壺はいかにも女性的である。

「あなたは藤壺ね。」と言われると、褒められているのかけなされているのか、、

と、悪戯好きの暇人ジジイは考えるのだった。

笑って許して♪〜

     


その44

季節感のないペナン、、、と思っているのは私だけのようだ。

花も木も季節を感じているようだし、いつも散歩する道に出てくる毛虫もある時一斉に出てくる。

宮古島にいた時は、椰子蟹が一斉に海へ動き出す。

そういえば、珊瑚だってある日受精の為に精子を撒き散らし海が白くなるという。

鮭だってそうだな、、、

子孫を残す為に効率の良いプログラムがDNAの中に組み込まれていて月の動きやら気候の変化を読み取るのだろう。

と、考えると、年がら年中交尾している人間は、高等生物なのか、下等動物なのか、、、

等と、難しい事を弄繰り回し時間をつぶす暇人ジジイであった。

笑って許して♪〜

     


その45

ペナンは何度も書いているように、多民族多言語国家であり、当然色んな文化習慣が民族により違う。

食事するのにも、フォークとスプーンを使う、箸とレンゲを使う、手掴みでと様々である。

汁ものを飲む方法も、決して食器を持ち上げないスプーンやレンゲでという飲み方、日本式の様に持ち上げ口をつけて飲むと、違いがありこれを文化程度判断使ったり、エチケットが無い等と思うのは、どこにも根拠がないようである。

この様に考えると人は生まれ育った環境の中で、常識らしき物差しを作り上げているようで、同じ文化の中だと通用する物差しが、文化の違う所では通用しなくなる。

これに対処するには、如意棒のような伸縮自在の物差ししかなさそうだが、暇人ジジイは既に如意棒は失くしてしまったような、、(何の話やって?)

今日はサラッと流して、、

笑って許して♪〜

     


その46

ペナンの街をバイクで走っていると、家ごとに政党の旗があがるようになったのは、マレーシアでも選挙があるからだろう。

マレーシアは元々先住民族のマレー人に対して移民したり、労働力として連れてこられた、中国人、インド人で構成されている。

それでも、人口比率からいうと、マレー人は7割という所か、そこに、経済的に優位に立つ中国系住民に対して不満が選挙結果となって表れる。

それがマレー人優遇政策(プミトラ政策)といい、公務員はマレー人優先、企業でも何割かはマレー人を採用しなければ営業できない等という事になっている。

支持者多数の政党が勝っても、その支持者を優遇、又は頭が上がらないのは何処の国も同じの様である。

又、それを利用しているのが政治である。

支持者を増やすのには先住民を追い出し、選挙で勝つ目途がつけば、民主的といわれる選挙で侵略支配する政策を正当化する。

チベット、ウイグルではこのような事が行われている。

こう言うのも、民主主義なら、民主主義に先はあるのかな、、、

等と、今朝は珍しく固いじゃないか、変な夢でも見たかって?

寝ぼけながら暇人ジジイは都々逸を弄るのだった。

固いついでにだしておこうか、この3人を、、、

笑って許して♪〜

     


その47

中華系マレー人は、マレー語と英語は学校で習い、家では福建語等で話をするらしい。

中国語と言うと、北京語が標準語であるが、地方には方言がいくつもある。

チャンさんとカニ屋のオヤジは福建語を話すのだが、福建語は文字(漢字)が無いという。

最初は何故だ?と思ったが、漢字というのは、意味と発音の二つが1つだけの漢字に当てはめてあるからだと気がついた。
(日本語の場合 何種類も読み方があリ、前後の関係からあれはこれだと判断している。)

福建語の発音に合う漢字を当てはめると意味が全く通じなくなる。

だから中国語ではコンピュータ等、外国から入ってきたものは電脳とか意味ある漢字にしなければならない。
そうなると、始めから中国のものか海外のものかさえ分からなくなる。

日本語はカタカナというものがあるから、そのままコンピュータと書けば発音は英語とあってくるし、これは海外のものだなとわかる。

海外の文化も受け入れやすい言葉環境なのか、、

この辺に、文化の違いもありそうだなと、昼寝した後の脳みそを弄りまわす暇人ジジイであった。

笑って許して♪〜

     


その48

昨日、日本のカミサマとスカイプでテレビ電話をしていたら、
「風呂にはいるから、テレビでもみとき」
と言われ、久しぶりにスカイプを通して日本のバラエテイ番組を見た。
そしたら、幸せの国ブータンの取材で、奥さんはひとりに旦那が二人、ようするにここマレーシアの一夫多妻の反対、一妻多夫というのが認められているとの事。
「夜寝る時は、どちらの夫と寝ますか?」
との、馬鹿な質問に、あっけらかんと笑って奥さんが答えるのには、
「そりゃ、その時わたしが寝たい人とよ」
う〜ん!流石幸せの国、、

これだけ色艶都々逸を弄りまわしている暇人ジジイだが、この奥さんの言葉にかかると、チマチマした色艶都々逸は吹っ飛び、感動するのだった。

笑って許して♪〜

     


その49

前回、イスラム教の葬式について書いたが、ペナン中華系の葬式は全く対照的である。

まず、無くなった人の家(家の無い人は焼き場の近くにレンタルの部屋がある)で入棺し、写真を掲げ、親族は黒と白の服装で、菊を1本持って式が始まる。

焼き場までは、楽団を引き連れ、車でゆっくりと親族が押したり引いたりする形で行進が始まり、町を練り歩く。

死んだ人があの世で苦労しないようにと、紙で出来た、紙幣の束、自動車、家を一緒に焼いてあの世に送る。

あの世も現世の延長上のように、ただ住む所が変わっただけのようにとらえている。

墓は、不思議な事に沖縄の亀甲墓とそっくりである。

福建人、潮州人は海のそばに住んでいた人達なので、南に来た人達と北へ行った人達とに分かれたのだろうか。

勿論、盆、正月その他の時もお墓参りをし、紙のお札やら自動車やらをあの世に送っている。

もうすぐそこに迫った暇人ジジイは、

「海に骨はばら撒きお墓参りというのをしたいと思ったら海へ行って、呼べばでてきてやるしな。」

と言っている、が、家族は、

「でてこんでええ!」

だと、、、

笑って許せん!

     


その50

B級グルメ屋台専門の私でも、時々オシャレなマクドナルドとかケンタッキーフライドチキンに行く事がある。

娘の言うのには、マクドナルドはマック、ケンタッキーフライドチキンはKFC,ミスタードーナッツはミスドと何でも縮めていうらしい。

娘と友達の会話を聞くともなしに聞いていると、ウッソ〜、マ〜ジ〜、カッワイイ〜 とこの3つの言葉を使っていれば事足りている。

こんな事はどうでもよいのだが、何の話だったか?

そうそう、そこで注文すると、その後、「???は如何ですか?」、「???はどうしますか?」
と、マニュアル通り、難しい事を聞いてくるので、

「up to you! (あなた次第、思いのままに)。」

という事にしている。

客の方のマニュアルはないのか、、

ペナンの屋台なら、オバチャンやオッチャンは客の好みを覚えているらしく座れば何も言わなくても、望み通りのものが出てくる。

これが、本当の気使いサービスというものだろう?

等と、チョット無茶なボヤキをいう暇人ジジイだった。

笑って許して♪〜

     


まだまだ 続きます。

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