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     第125回  ペナンに日本からきたヨットが増える    2011年5月

ペナンも日本のヨットで賑やかになりそう
Batumaungのシップヤードで、メンテナンス中の日本のヨットが2隻、5月に沖縄から廻送予定が1隻である。

生憎、私のYAMAHA29は廻送中止になったか、又の機会もあるだろう。

現在、メンテナンス中のH夫妻(頭文字がHでご本人は真面目な方)とは、バイクでペナン名食店(B級)食べ歩き中です。

明日は、薬草サウナとタイマッサージとカニ飯というコースです。

カニ飯はカニ2匹を醤油味で炊き込みご飯風にしてあり、中々いける味である。


上架し日本に一時帰国されていた御夫婦がペナンに

ペナンの造船所Batumaungに上架し一時帰国されていた御夫婦Aさんが船に戻ってこられた。

船体塗装は終わっているので、船底塗装だけで、今週中には海に戻るだろう。

とりあえずランカウイ島を目指すと言う事なので、プーケットまでの島々のクルージングスポットを案内しました。

5月初めには、カタマランがこちらに向かうようだし、ペナンも日本艇が増えるので嬉しい事です。

しかも、私と違って御夫婦で乗ってこられるのは良い事だと思います。

この近海は日本近海から比べると気候も温暖だし、台風は無い。
クルージングスポットが多く、サンゴ礁が美しい。
物価は安いのは勿論、ヨットハーバーの係留も、日本から比べれば安くつくのだと思います。

馬鹿高い係留費と津波の心配がある所から、こういう場所に船を置き、乗りに来ると言う方法もこれから増えるかもしれませんね。
船検、免許、税金、登録料等、一切必要ありません。


ペナンは雨季に入ったようです。

ペナンは5月から半年ほど雨季になります。

今日は黒雲が出てきたと思ったら、雷神が太鼓をたたきます。

船の中が振動するほどの雷で、ヨットに落ちたというのを結構聞いています。

次に、風速15〜20ノットの南風が吹き荒れます。

大量の雨が、降って30分位であがるのです。

勿論海は波が立ち荒れます。

遊帆(UFO)は両足で立っているような家船ですから、モノハル艇より揺れるのは少ないのですが、結構揺れてきます。

こちらは台風はないのですが、この雨が降り出すとバイクは橋の下等であがるのを待つという自然には余り逆らわないスタイルで運転しています。

掃除もしない遊帆(UFO)ですが、今日の雨で随分きれいになりました。

雷神が太鼓をたたいて遠くへいきました。

又、夕方にはやってくるかも。。。

日本はゴールデンウイークでクルージングに出かける方が多いと思います。

この時期5月の嵐がありますので、気を付けてください。


沖縄ーペナン カタマラン廻送スタート

昨日、沖縄からペナンへ廻送するカタマラン(Minnie号)が沖縄をスタートしたようです。

次の目的地は石垣島で輸出手続きをするとの事です。

大体のコースと停泊予定地

石垣島ーコタキナバル(Sutera ハーバー)

コタキナバルーマレーシアジョホーバル(Puteri ハーバー)

プテリハーバーーAdmiralハーバー

アドミラルハーバーーペナン

SPOT情報で現在位置をツイッターで公開しているようで、下記のアドレスで見る事が出来ます。

朝夕2回更新する予定だそうです。

興味のある方は見守ってやってください。


http://twitter.com/#!/minnie_arai

追伸:
4月30日 宮古島に無事到着 SPOT位置が少しずれていますが、船は見えています。

http://www.findmespot.com/mylocation/?id=4i5bZ


お金がかからない今のヨット生活

浮舟、浮家となったヨットで毎日暮らしている私は、益々、シンプルライフになってきた。

カタマランはドライブを外せばトイレ以外は穴のあいている所は無くなります。
その為、石鹸箱が浮かんでいるように、この先何の手を加えなくても住む事ができます。

係留費は電気水道代込み9000円程。

食事は、好きな物を食べているのにお金がかからなくなってきた。
理由を色々と考えた結果、好みの店が絞られてきて食べるものも何故か決まってしまった。
食べる量も減って来たような。

雨季に入って、夕方から雨が降るので、昼食の時に夕食おかずを用意して帰る。

というような事で1日の食費が1000円位の様です。
(結構、良いものを食っていますが、、)

その他は、男一人の所帯ですから、洗剤、コーヒー、お茶位で済むのでしょう。

来年から、年金が入りそうですが、これなら死ぬまで行けそうです。

病気の心配ですが、これはその時なるまでは考えても仕方がないと思っています。
高血圧等の薬(持病)は、日本で保険で買うより、こちらの方が安いので、まあ、いいかと思っています。

薬の安全性、信頼性は世界共通だそうです。

海外に出ているヨットマンの悩みの一つに、持病の薬が日本では長期に出して貰えない事があります。

そんな時は、薬の名前さえ分かっていればこちらで同じものが手に入ると言う事です。

この調子で今年1年生活して、来年辺り新たな挑戦をしてみよう。


ペナン新設ヨットハーバーのお披露目

ペナン島の北側に新しく出来たヨットハーバーのお披露目ボートショーがあると言うので、日本ヨットマンH御夫婦と見に行きました。
(Hご夫婦の船も係留する予定)

新設マンションとショッピングモールに囲まれたハーバーで、推定で50艇位入れそうで、モーターボートが5隻ほど、ヨットが2艇程係留しています。

モーターボートは見た事があるような気がしていたら、あちらこちらから、クルーが声をかけてくれます。

3艇はわが浮舟と同じハーバーに係留しているモーターボートです。

お客は殆どマレーシア中華系人で、ここも暫くするとマリンスポーツが盛んになるようです。

ここはペナンジョージタウンのシテイマリーナよりは、防波堤で囲まれているだけに、波も入ってこないので、人気になるでしょう。

環境は高級住宅街の中という雰囲気で買い物も便利、後は係留費がどれ位かですが、他のマレーシアヨットハーバーと、同じように係留期間契約で20〜50%オフ等と交渉出来るようです。

参考価格:モノハル艇

1ft当たり1リンギットで30日が付きの係留費というのがマリーナ側の言い分ですが、ジョージタウンのシテイマリーナでもガラ空きで、デイスカウントしています。

3か月で20%、半年で30% 1年で40%等と今の所強気で言っているようです。

1リンギット=28円位です。

参考までに:

1.マレーシアのハーバーは契約金も担保金も不要。

2.船をマレーシアに置いて、一時帰国時もそのまま何の制限もなく入出国可能(ビザ無で3か月滞在可能で3か月にに一度出国してすぐに帰ってきたら又3か月ビザです)

3.タイの場合、ヨットを置いて一時帰国する場合は担保金を銀行に預けなければなりません。
タイのビザは日本人は普通1カ月ですが、1か月目に出国、入国をすれば、2週間しかビザ滞在期間が貰えないようです。これは未確認情報です。

4.インドネシアはクルージングビザが必要で保険等もかけねばならず、ヨットは敬遠しているようです。


   


久しぶりの桟橋パーテイ

今月にこのハーバー長屋から新たな旅立ち予定が2艇あります。
韓国夫婦とカナダ夫婦の艇ですが、彼等のオーガナイズで、いつもの様に、わが浮舟の前がパーテイ場所です。

ハーバー長屋内輪の宴会ですので、住人だけ、それでも15人以上はいたのかな。。

出港予定はあっても日にちは確定しないのがヨットマンです。
どこへ行くかも、勿論分かりません。
只、南の方へという事だけです。

韓国夫婦とは釜山港にいる時からですから、もう、13年以上、時々離れながらも殆ど同じ時間を持ってきました。

李さん(韓国夫婦の旦那さん)の気持ちはよく分かります。
このハーバーは、我々貧乏ヨットマンには係留費と物価が安い、買い物便利、そこそこ町で安全等、ほぼ理想に近いと言えるでしょう。

それでも歳が68歳位、今再度航海しないと、出ていけなくなるんじゃないかという不安に襲われます。

なら出ていかなくてもいいじゃないかと、思うのは陸にいる人で、海にいる人はやっぱりどこかへ行きたいと言う欲望は中々捨てられないのです。

その旦那さんと一緒に行く奥さん達もエライ、羨ましいと思うのは、私がシングルハンドの為でしょうか。

 


タイへマレーシアビザ更新の為に。

マレーシアペナンの浮家に戻ってから、はや3か月になろうとしています。
ここにいると、毎日が速く過ぎて行きます。

東南アジア当たりの滞在ビザに関して、マレーシアは幸いにも3か月ビザ無で滞在する事ができます。
ビザがいらないと言う事は無料という事です。

タイはビザ無で1カ月、その後更新は2週間の滞在許可しか出ないようです。

最近、マレーシア入出管理が煩くなったと言うヨット仲間の情報があり、明日、マイバイクでタイの国境の町Betonへ温泉旅行を兼ねて2〜3日行ってきます。

マレーシアに再入国の時に、係官からすぐの(翌日)マレーシア入国は拒否されるとのヨットマン情報です。

この件に関して、ペナン日本領事館に問い合わせた所、
「日本政府はマレーシア国民が日本に滞在できるのは、ビザのある人だけで、その滞在期間が切れて、最低6ヶ月間は日本への再入国を認めていません。
それで、マレーシア政府が、日本国民に対抗措置をとったとしても、文句は言えません。」

だと!

タイもどこでも対抗措置もあってか、制限があるようです。

そのうち、日本人は海外へ気軽に行けなくなるかも。

もっとも、私の様な旅行スタイルの人は特殊で、普通は全てパックツアーで出てから帰るまで面倒みて貰う旅行ですから何ら影響ないでしょう。

今後、海外でクルージングを考えているヨットマンにはヨットの係留と、クルージング場所を考える時、ビザの問題もあり頭を痛める事になるでしょう。


タイ ベートン(Beton)

H御夫婦とインドヒンズー寺院のベジタリアンフードを昼一緒に食べて、彼等はヨットをペナンに置いて、明日一時帰国、私はタイ国境の町ベートンへ向かいます。

ペナンからベートンまで約120Km位ありますが、殆ど高速道路を走ります。
こちらの高速道路はバイク専用レーンがあり、安全でしかも無料です。

マレーシアとタイの中間地帯に免税店があり缶ビール6個を仕入れて問題無くベートンの町へ入り、いつもの川の流れて入るゲストハウス(600バーツ=約1500円)にチェックイン。

お湯をバスタブにいれ、寝ころんで入り缶ビールを飲む。
ここで3本。

お風呂上がって食事に行き帰ってきて本を読みながら3本。

もう明日の分がないな。。

次の日、バイクで10~15分でBeton Hot Springという所に向かいます。

途中小川があり、小学生位男の子4~5人が素っ裸で泳いでいます。
「泳ぐの巧い!」
と泳ぐ真似をして、指をたてると、
今度は水中で逆さまになり、可愛いおちんちんと足が見えます。
次は、川へ一回転して飛び込んで見せてくれます。
私の子供の時と同じです。
どこの国も子供は可愛い。

日本の温泉町というと、美味しいものがあって、色っぽい感じがするのですが、ここは全く温泉だけ、他は何もありません。
何もないと言う事は全く静かなんです。
私には人がいなくて全く静かというのは、最高に良い所なのです。

写真に写っているように、バンガローが建っていて1軒1000バーツ=2800円 と、シングル用に660バーツの2種類があり、お客はというと、今日は私一人のようです。

大きな池が源泉で地下から湧きだしていて、横の小さな池に引きこんでいて温度は39度~40度位、良い湯加減です。

こちらの人は足をつけるだけで温泉に入るのは私と猿を連れた若いタイのニイチャン位です。

温泉は炭酸泉と思います。

バンガローの前に町の何でもスーパー屋があり、タイ産ビール3本仕入れて、これで安心。
私の子供の頃のアイスキャンデー作りと同じ方法(氷に塩をいれてアイスにしている)で売っているタイオバチャンは、おでんをバーベキューにして売っているので、これをつまみにビール2缶呑みます。

この2日間、飲んで本読み寝るの繰り返し、普通でも緩んでいる頭のネジが又緩んでしまいました。

肝心のマレーシア入国の件。
バイクで入国通過ゲートへ行くと、
「あんたは、あっちのオフイースね!」
言われる通り、そちらへいくと、チョット太めのマチコマキオバチャンが、質問。
「あんたは、何故マレーシアに行くのか?」
「私は、ヨットをペナンに置いているから帰るのだ。」
「どこに、住んでいるのか?」
「金がないから、ヨットだ。」
「いつヨットでマレーシアからでるのか?」
「いつか分からん」
「タイはどこに行った?」
「Beton Hot Springだ。」
「私はここへ転勤して来て3か月でまだ、そこへ行った事が無いけど、よいか?」
なんで、入国管理事務所でBetonの温泉の話をしなければならないのかとも思ったが、ここは人助けと思い、細かく説明してあげました。
そして、私から質問。
「かように、私は温泉大好き人間だ、ゆえに1か月ほどしたら、又来るかもしれんが、問題あるか?」
「全然問題ない。」

というような事、どうやら、上からお達しがある為、一応聞きとりしておかないかんかな、という感じでした。

左:バンガロー
中:温泉に浮かぶタコ
右:アイスキャンデー売り、とおでんバーベキュー(これでビール2缶呑む)

    


いよいよ別れの様です。

同じハーバー長屋の住人で、韓国釜山に係留していた時からだと、13年間、同じようなコースを取り、共にクルージング生活をしてきた、韓国夫婦の船の出港がまじかに迫ってきました。

というのも、船が26ft自作鉄製モノハル艇の為、収容場所が少なく、出来るだけ荷物を減らそうと、私に置いて行ってくれるものがたくさんあるため出港時期が分かるのです。

一度離れ離れになると、再会する事は殆どないのが海の生活です。

その日その日を精一杯に一期一会の付き合いです。

彼等の為に良い条件の係留場所が見つかりますように。

出る船があれば、こちらに向かってくる船(Minnie)もありますが、今日フイリッピン最北端の島を通過中のようで、平均6.5ノットのスピードで走っていると言う事は、エンジンを掛けて航行中で、途中燃料補給でフイリッピンに寄るかもしれません。

寄港しないで直接コタキナバルにくるとすれば、22日頃の到着になるでしょう。

今は南西モンスーンの時期で風向きはよくありません。

雨季で川の水が増水し、カリマンタン島の材木切り出し原木が海に沢山流れ込んでいます。

直径1m以上長さ5mはあろうかという大木です。

カタマランですから、船体下中に入ったりすると問題です。

こちらも安全第一、無事航海を祈るばかりです。


自炊のサイクルモードに

ペナンでは日本の本はダウンロード本をインターネットで見る事ができて便利になりました。

数年前までは、旅行者がインド人古本屋に置いていくのを買いあさるしかありませんでした。

最近は時代物がメインお気に入りですが、その中に出てくる食事風景を読み、急に漬物を作ろうと思い立ちました。
(マッタク、タンジュンな男です)

と言ってもいたって簡単です。

白菜、キュウリを買ってきて、塩をしてしばらく置いて水洗いし、水切りして朝漬けのもとを少し降りかけ、昆布だし(粉末)をふりかけ、袋に入れて揉んでおけば、旨い漬物ができます。

熱いご飯に、生卵、みそ汁、漬物(これが小説に出てくるメニューです)で、
「う〜ん うまい!」

白菜が余っているので市場でタイの頭を買い、韓国風チリ鍋。
(韓国夫婦と物知りサムの4人で)

残ったダシは雑炊。

ペナン外食もうまいけど、自分で作り出すともっとうまいなあ。

今日は豚ミンチと鳥ミンチと玉葱+味噌を少し入れすり鉢ですり、ミンチカツ。
鳥のレバーの醤油砂糖で煮たもの(これは私の好物)。

おまけに、参鶏湯(サンゲタン)韓国夫婦から差し入れ、復讐にミンチカツで仕返し。

と一気に毎日自炊モードになってしまいました。

明日は、確かタイ人タッチがタイグリーンカレーを作って食べようと言っていたような。。


カミサマの声

カミサマの声が届き、7月までには帰国せよとの事。

娘の結婚が本格化しそうな為らしい。

えらく、暢気なオヤジと言われれそうですが、全くその通りです。

こんなに早く帰国するなら、船の免許証切れを更新し、Yamaha29ftをチェックし、海に降ろす段取りをつけようかな。

琵琶湖から、海までの間陸送するので、船台を何処からか安く調達してこなくてはならない。

それが、できたら今年の夏に台湾まで持っていきたい、そして来年正月明けに北東モンスーンでノンストップでジョホーバルマレーシアまで行きたいという計画です。

エンジンは8馬力の為機走は期待できませんし、テンダー無、アンカーも期待できないとなると、アンカーリングはできない。

良くて、漁船の横抱きしかないし、入港がスンナリできる港もない地域(中国、ベトナム)の航行になりますから。

航行区域と輸出品の問題兼ね合いもあり、帰国してから、ひとつずつこなしなるようにしかなりません。

15年前の様に、勢い+少々の資金(装備にかける費用)は既にないので、日本を離れるまでが、黒潮と風と喧嘩しながら苦労と我慢です。


タイ式グリーンカレー作り方

ペナンのハーバー長屋の住人のタイ人家族がいます。

メガヨットのクルーをしているタッチは、私の息子と同じ位の歳で、2年前にバンコックで結婚式を挙げ、私がオーガナイザーでハーバー長屋連中を集めて桟橋で披露宴を執り行いました。

男の子ができて、今は2歳半、少し日にちが合わないようですが、最近の流行りです。

わが浮家でグリーンカレーを作ってくれます。

と言っても奥さんではなく、タッチ(旦那)が料理、洗濯、買い物全てをします。

今回、しっかりと料理方法を覚えました。

彼のグリーンカレーは、そこらのタイ料理屋より数段味があり、その秘密を教えてくれたのです。

1.グリーンカレーペーストを弱火で油が浮き出るくらいまで炒める。

2.野菜は刻んで軽い塩水でアクだししておく。

3.1に青トウガラシをいれ又じっくり炒める。

4.野菜、ココナッツミルク(缶詰め可)を入れて炒める。

5.豚肉を入れて炒める。

6.豚肉に火が通った所で水を入れ煮込む。

7.ここで味の調整は、砂糖、チキンスープの素、ナンプラー(タイの魚で作られた醤油)をいれる。

味は、辛い、甘いを際立たせる事。

病みつきになる味でした。

そうそう、グリーンカレーを作りながら、缶ビールを飲んでいると、2歳半の男の子(名前はマンタ)が缶ビールを手にとり、ゴクゴク苦そうな顔もせず、うまそうに飲んでいます。

奥さん(名前アトム)に

「そんな!!、子供に大丈夫かいな?」

と聞くと、ダイジョウブ、好きなそうな。

「マンタ、大きくなったらビッグシーマンになれるよ!」



左: タイグリーンカレーのもと(1人前50円程)x4
   その他、ココナッツミルク(缶詰)タッチの写真の向こうに缶が写っています。
   野菜(赤、青トウガラシ、茄、スイートバジル、豚肉等)

中: タッチ

右: アトムがマンタにビールを飲ませている


タイグリーンカレーの元とココナッツミルクは必須ですが、ナンプラーは味付けですので、醤油でもそうかわりません。

コツは、グリーンカレーの元をじっくり煮込む事、辛い、甘いの味にメリハリを持たせる事。

香り付けにスイートバジルは日本で手に入ると思います。

手に入らないと思ったので書かなかったのですが、本当はもう一つ、トムヤンの葉が決め手ですが無ければしかたがありません。

    


日本のカタマラン無事にコタキナバルに

宮古島からコタキナバルへ向かっていたカタマラン42ftが無事に到着し、奥さんも飛行機でペナンからコタキナバルに会いに行かれました。

26日に乗員入れ替え、結局5~6人の多人数で、直接ペナンへ直行予定らしい。

途中良いクルージングスポットもあるのですが、ドンドン走っていくようです。

平均スピード6.5ノット位、3GMエンジン2基掛けです。

今の所エンジントラブルは燃料分離フイルターとの事。

状況ははっきり分かりませんが、燃料タンクがエンジンより低い位置だと、吸い上げるので、エアー噛みを起こしているのではないかと思っています。

マレーシアの燃料代は日本の半額以下でしょう。

コタキナバルからペナンまで、雨季の為1日1回は黒雲が出てきて、雷と強風と雨が1時間程やってきます。

また、川から流れ来た原木もあり、気を抜けない航海が続きます。

このスピードだと6月4〜5日のペナン到着になるでしょうから、私は無事到着歓迎パーテイの準備をする事にします。


帰国航空券予約

7月初めまでには、帰国しなくてはならない。

インターネットで調べると、マレーシア航空が一番安いようで、しかも、片道、往復切符でどちらでも買う事が出来るので、私の様にパック旅行で無い旅行者には有難い。

今回
往:ペナンークアラルンプールー大阪 
   航空料290+空港税391=681リンギット(約19000円)

こちらペナンから往復券で買うと、日本で買うより安いのですが、今回お盆過ぎて、ヨットで台湾まで行く積りで片道にしました。

台湾入港して、どこかで係留し、飛行機ジェットスターかエアーアジアでペナンまで戻り、12月再度帰国、娘の結婚式と正月を済ませて、来年1月に台湾へジェットスターで飛び、北東モンスーンを頼りに、ヨットでブラブラとペナンまで行くという計画です。

四国、九州、沖縄と遊帆(UFO)で航海した所を再度行く積りですが温泉地ばかりになるでしょう。

出来るだけ沢山の方に会えるのを楽しみにしています。

     


韓国夫婦の船が出港

朝、9時 韓国夫婦の船に積んであったウインド型エアコン、電気オーブン等を私の船に持ってきて、処分を頼まれます。

「李さん、いつか帰ってくるのを待って預かっておきます。」

一応、マレー半島を下り、ジョホーバルへ、そしてコタキナバルへ向かうようです。

コタキナバルからは、42ftカタマランAさんより連絡あり、一度出国手続きをしないと駄目と言われているとの事。

厳密にいうと、カリマンタン島とマレー半島側はインドネシア領域できれているので、ポートクリアランスとパスポート出国手続きが必要です。

私の場合、「知らなかった」で、ジョホーバルへいき、問題ありませんでした。

係官に言えばそうなるでしょうが、言わなければそのまま出港すればよいのです。

この辺りは追っかけてくるほど、仕事熱心ではありません。

こちらは明日出港し、6月2日までノンストップでペナンに向かうそうです。


私は今夜は、カジノ船に乗ります。

ジョージタウンに大型客船が夕方出港し、領海を離れると、カジノがオープン、食事、ショーが始まり、昼前に戻ってきます。

私は、賭けごとはしないので、デッキでビール片手に海を眺めるということになります。

参考:
カジノへ行く人は乗船時にチップを買うと乗船料はタダになるそうで、カニ屋のオヤジさんとチャンさんは、大量にチップに交換するから、私の乗船料+食事代はタダよとの有難い言葉です。

高い乗船料になるでしょうけどね。

写真写してきます。




スタークルーズ豪華客船

この船は香港から来た船で船体長さは250m程あり、9階建てになっています。

海に住んでいる私でも最上階から見るペナンの景色は初めてです。

いつもは、魚と同じ目線ですが、デッキは中々良い眺めです。

ペナン発ープーケットのクルージングは3泊4日1100リンギット(3万円程)の乗船料です。
今回は、夜に出て朝に戻るというカジノ船になっています。

夕方5時、M夫妻とカニ屋のオヤジさんが私をピックアップ、ジョージタウンの乗り場に車で行きます。

外国人はパスポート持参、現地マレーシア人はIDを提示し、乗船中の支払いをするためのカードと、メンバーカードを作ります。

メンバーカードは500リンギットのカジノチップを買うと権利が発生し、色々と特典と割引があります。

カニ屋のオヤジさんが2000リンギットを交換するので私もメンバーカードを受け取りました。

乗船しカジノをしないなら、朝夜の食事つきで80リンギット。
カニ屋のオヤジさんのお陰でタダです。

早速乗船後は中華レストランへ。

メンバーの為、6種類位の料理があるのを、いくらでもフリーで食べてよいとの事、食い意地の張っている私達4人は下記のメニューを2回取りました。

蝦のフライ、タイの頭のから揚げ、冬瓜スープ、チキンカレー、野菜炒め。

食べ終わる頃チャンさんが友達とやってきました。

9時離岸、バウスラスターで狭い航路を回頭し、スターン側はタグボートが尻をふる手伝いをしています。

狭い航路を順調に(約15〜20ノット)で北東へ。

私たちは最上階プール、ジャグジーバーのある屋上にいき、皆さんはビールを、私は水泳パンツを買って、ジャグジーで本を読みます。

皆さんは5階フロアーのカジノで勝負するとの事。

温泉好きの私は温水ジャグジーだけでも大満足です。

皆さんの様子を見に5階のカジノへ降りて行くと、カニ屋のオヤジさんがバカラに賭けている。

「どうや、調子は?」
「今の所、トントンだ」
私が見ていると、続けて5~6回連続して勝ち、3600リンギット程儲かったと御機嫌です。

「あんた、ラッキーゴッド! 来週家族ともう一度来るから一緒に行こう?」
「来週辺りは、ヨット歓迎パーテイで駄目だ。」

チャンさんは負けているようです。

「ラッキーゴッドなら、私の所にも来てくれよ。」
「あんたは、去年手術して死にかけている時行ってやって生き返ったろう。」
と、冗談。

後は、皆でフイリッピンバンドショウへ、

30分ほどして私は寝る為に船室へ、皆さんはショーにカジノへと再挑戦。

朝食事時、カニ屋のオヤジさん

「昨夜勝った分、全て返してきたよ。」

この船カジノではなく、3泊4日のクルーズで乗るの方が良いな。。

左スタークルーズ号
中:船室(トイレ温水シャワー付き)
右:屋上デッキ、プールと温水ジャグジー、バー

  


42ftカタマラン無事予定日時につきそう

5月26日昼ごろコタキナバルを出港した、Minnie号がマレー半島を西側に回り込み、ペナンまで200マイル付近まで来ました。

台風2号に雲が吸い寄せられ天候はよくなかったようですが、燃料の続く限りノンストップで平均時速6.5ノットで進んでいます。

2基駆けエンジンだと流石に心強いですね。

乗員の帰国が決まっていて、6月3日までにペナンに到着出来なくて、途中皆さん降りてひとりになったら手伝いに行くことになっていましたが、この調子なら大丈夫。

私は、入港時の歓迎パーテイ準備掛りになります。

左:宜野湾でのMinnie号

右:Spot表示(6月1日07:00現在位置)

 


Minnie号到着

5月26日昼ごろコタキナバルを出港したMinnie号は燃料補給の為、PortDicson(Admiralハーバー)で寄港し、すぐに出港。

午後3時ペナン南方20~30マイル付近で2.6mカジキが掛ったとの電話が入る。

ペナンのE&Oハーバー(Strait Quay Marina )には暗くなるので、入港は無理。

私のホームポートJabatan Lautへ携帯電話で誘導します。

うまい具合に外側の桟橋に係留しているパワーボートが修理の為にいない。

タイ人クルータッチとロールが舫いを取りに出て来てくれます。

カジキの切り身を渡すが、まだ沢山あるらしい。

明日、このハーバーのマレー系クルーにも、分けなくては食べきれないだろうな。

6月2日午後7時30分着岸。
(コタキナバルーペナン約1200マイルを約200時間平均6ノットで走った事になります。)

御夫婦と男性4人の6名、皆さん元気そうです。

早速、私の浮家の前の桟橋で臨時歓迎パーテイ開始。

Minnie号のオーナーのA奥さん、ペナンに住んでいるI御夫婦(10月に34ftパワーボート購入、Strait Queyに係留予定)とファーストマリンS氏も出迎えに来られて、とりあえずビールとサラダで乾杯。

この後、ジャスコの横の中華料理屋で、ご苦労さんパーテイとなりました。

写真を撮ろうと思ったらバッテリー切れ、又誰かから写真を貰います。


ペナンでの書類手続き

海の事務所(ポートクリアランスとイミグレ)はジョージタウンスターフェリーの乗り場の前にあります。


到着したヨットのポートクリアランスに行くと、コタキナバルで出港したポートクリアランス書類を出して、申告は簡単に終わります。

乗員の入出国処理ですが、コタキナバルで入国して一度マレーシア領を出て(途中インドネシア領を航行する為)又再入国と言う事になり、パスポートには出国の判は無く入出カードにスタンプが押してあります。

結局ペナン空港から出る時に出国と言う事になり、飛行機で出国の時は、別に海でのイミグレに行かなくてもよいのです。

これで書類関係も全て終わり、長い航海を終えこれからは本当の良いロケーションのクルージングが出来る事になりました。

写真
左:Strait Quay Marina でのMinnie号
右:日焼けして顔が黒くて写りません

 


船と海への思い捨てきれず。

ペナンに永住ビザを取得して住んでいるI御夫婦の旦那さんは、私と同じ年です。

去年5月、ペナンへ来る前に脳梗塞で左半身が不自由になり、こちらでリハビリに取り組んでいらっしゃいます。

先日、逢いたいとの事でお会いしマレーシアのクルージング事情等について知る限りの事を話しました。

倒れる前にペナンでヨットを購入し、クルージングするのが夢だったとの事。

船と海への想いは未だ捨てないとお見受けし、私もその心意気に感動しました。

それなら、及ばずながら私で助力出来る事はしましょうと言いました。

船に専属クルーを雇い入れ、ヘルプとメンテナンスをして貰い、航行については、私がヘルプし見ていれば、満足できるクルージングが出来るだろうと思います。

ヨットは諦め、パワーボート34ftを契約したそうで、今年10月にペナン来るそうです。

魚釣りに出かけるなり、ランカウイ島、プーケットへクルージングするなりして楽しく過ごして貰いたいものです。


今まで出逢ったヨットマンでフランス青年は車椅子に乗ってヨット(カタマラン)で航海していました。

友人がヘルプしていましたが、テンダーから船に乗船下船もひとり上半身の力とバランスでしていました。

友人は見守りあまり手出ししないようで、この光景に感動しました。

どんな状況になっても、夢を捨てない立派な事だと思います。

現在リハビリをしていらっしゃる多くの方に、夢と希望を与える事になるでしょう。


中華では端午の節句

チャンさんから携帯に電話があり、中華粽(バーチャン)を持ってきたとの事。

いつも色々持ってきてくれて有難う。

アジアでは日本以外は旧暦で動いているので、今頃が端午の節句(5月5日)頃になるらしい。

粽は醤油味に肉、シイタケ、ピーナッツ等場所により、家により味は違っている。

白いもち米にココナッツ砂糖をつけて食べるのは日本の餅と変わらないので、もち米大好きの私は好物の一つです。

中華系と日本の端午の節句、粽を食べるのは同じですが、鯉幟は揚げません。

しかし、料理屋に行くと壁には八頭の馬、九匹の鯉の絵が掛っているのが普通です。

中国読みでは縁起の良い言葉になるらしい。

果物ではドリアンが出始めでまだ値段も高い。

あと二か月ほどすると、各種月餅が出てくる季節になる。

私の場合、草花で季節を知るのではなく、食べ物で季節を感じるようになっているのかな。。




情けない!こけちゃった!

昨夜、食事をして帰り道、バイクにガソリンを入れようと、ガソリンスタンドに行きました。

こちらは、カウンターで支払い、セルフで入れる方式です。

お金を払ってドアの外には2段の階段になっています。

それも高さは無く10cm位のもの。

何のはずみか、この階段を踏み外し、あっという間に右の膝から崩れて倒れてしまいました。

膝の突っ張りというか力がなく、僅かの傾きを踏ん張れなかった事が、ショックでした。

私は剣道をしていたので、それなりの自信があったのですが、このこけ方は気にいりません。

ヨットに乗る人は特に足腰が弱るのは分かっているので、毎日、40分〜50分の朝の速足散歩はしているのですが。。

確実に体力は落ちていると思い知らされました。

暫く、足の痛風やら関節の痛みで中断していたから、明日から、又、少し気合を入れて歩く事にします。

追:
チャンさんが浮舟にきて、ビールを飲みながらこの話をしていると、

「ビール、鴨、オクラ、バーチャン(粽:もち米)良くないよ!」

「みんな、好きなもんばっかりやないか、ほんまかいな?」

やめないもんね!


詐欺にかかったようだな。

昨夜、普段全く音沙汰のない息子からスカイプで呼び出しが。。

何か新しい仕事を始めるのに、コミッションを払い仕事を進めようと思うが、との事。

話を聞くに従って、これは手数料詐欺ではないかと、感じて

「次のステップでお金を又要求してくるのが遣り口や」

というと、今朝その話があり、不安になって私の所に相談をしたという風です。

これは3人が裏で繋がり、ひとりはもうかる種をもっている役、次はそれを紹介し準備の為にお金を取る役、カモが不審に思ったりもっと引き出すためにその種で小さな商売を受け成功させる役に別れている。

取りあえず、支払わず私が帰国するまで引き延ばすように指示した。

まず間違いなく詐欺にかかっていると思われる。

彼等は、泣こうが脅そうが警察に訴えようがそれを承知の法律ギリギリの所でお金を取り込む詐欺連中である。

はてさて、どのように捌くか。。。


ヨセフ ホームに。

何年か前にペナンに来られたマイフレの方が、ヨセフホームで紙芝居のボランテイアに参加したいというので、自作紙芝居を持ってこられ、使用後は私が預かっていました。

来週辺りに、紙芝居を取りに行きますとの事で、ホームに預けておいてほしいとの事です。

食事でもと誘いましたが、若き女性の事あまり無理にお誘いする事もできません。

それで預けるのに職員の方に頼んできました。

ついでにホームを覗くと、懐かしい顔がニッコリ!

「アンクル! アンクル!」

と、覚えてくれています。

みんな、明るい元気な子供達です。

逢えてうれしかったよ!

又、バラ寿司でも作ってあげようかな。

でも、食べるものは やっぱり好き嫌いがあるから良くないようです。

数年前、アメリカ人ヨットマンピーターがフイリッピンに船を持って帰るときには、鉛筆、ボールペン、ノート、ミシン等あらゆるものをボランテイアで集めて乗せたのですが。。。

沖縄で事故で亡くなりました。 < あるヨットマンの記憶> 

今回、ここペナンの孤児達は喜ぶだろうか?

このヨセフ孤児院はサポーターがお金持ちが多いらしく恵まれているから。。

でも、集められるだけ集めて持って行ってあげよう。

ピーターの事もあるから、沖縄は注意しよう!(冗談)


ペナンープーケット遊ぼう会ヨットクラブ準備中

エルミタージュさんオザ坊が瀬戸内海遊ぼう会ヨットクラブを考慮中との事。

私は、ペナンープーケット遊ぼう会ヨットクラブ準備中です。

船はYamaha29(来年3月頃準備OK予定)

遊び場所:ペナンからプーケットまで

クラブハウス:遊帆(UFO)+前桟橋

参加自由、退会自由

現在会員:1名(私)

瀬戸内海ヨットクラブ入会の方は、上記艇でよければクルージングして頂いて結構です。

Yamaha29を廻航してから、言えって?

御尤もです。


訪問者 

面白くもなく、航海もしない遊帆(UFO)航海記というのを13年位、ダラダラと書いています。

私よりも読んでいただく方が飽きるのではないかと思うのですが、年間に2〜3人はメールで訪問したいとの連絡を受けます。

私は、ウエルカムメールを送り、どこかで食事をして船とはいえない浮家見学と言う事になります。

難民船かマレーの海上家(カンポン)よりぼろい姿で、わざわざ見に来て損したと思って帰られる方も多い事と思います。

それでも何かの御縁です。

この機会が無く逢わなければ浮世でも、あの世でも永遠に会う事がないでしょう。

ペナンに来られる事があれば、どうぞ、お気軽に「飯食いにこう!」と声をかけてください。


マレーシアの入国厳しくなったようです。

昨夜、酔っ払い友人がペナンからタイチェンマイへ1週間程滞在し、再度ペナン空港に到着しました。

入国管理ブースで、特別室へ、、
そして、何故マレーシアに長期滞在しているか質問され、結局、1週間の滞在許可だけ。

しかも、その間にペナンにある入国管理事務所へ出頭せよとの事だったらしい。

夜に、例のカニ屋で一杯やりながら色々と対策を考えました。

今日、9時に事務所に行く事になり結果は後日報告します。

こうなった、経緯ですが、日本政府はマレーシア人の入国をビザの期間だけ滞在許可、それを過ぎると日本から出国し、6ヶ月間は再入国を認めていません。

これに対する外交報復措置ではないかと思っています。

かって、ペナン日本領事館に問い合わせた時、この様に説明を受け、

「日本政府がこの様な措置ですから、マレーシア政府に対して何の文句も言えませんね。。」

情けない事に日本人側に立つ素振りはありませんでした。

マレーシアの入国法律に触れていると言われればそれまでですが、マレーシアに永住する気は無いが、気に入って滞在したい、かつ、仕事をする訳でもなく住むのに何の不利益が生じるのか。。

これは日本政府も同じ事ですが。。

日本政府はアジア各国には上記の様な入国制限をしています。

対抗措置で日本人はそのうち旅行社が責任もって動くパック旅行だけしか、入国認めないという時代が来るかもしれません。


マレーシアの入国厳しくなったようです。<続>

朝から、ペナン大橋を渡った半島側の事務所に5人でいきました。

先ずは作戦会議です。

「Oさん、喋る時いつもの様に思いっきりどもれよ。

 英語もあんまり分からんふりでな。」

こうしておけば付添人が一緒に交渉出来る筈。

いざ行くと、いつもと違ってスムーズに喋る。

と言う事で、ひとり交渉となりました。

10分ほどして、係官が友人どうぞというので、一緒に交渉です。

相手は日本と同じく役人ですから、法律の範囲、自分の権限の範囲以外の事は乗ってきません。

それでも、結局、6月25日マレーシア退去は90日間で9月16日まで滞在許可にはなりました。

しかし、根本の問題は解決していません。

今後彼が取れる選択肢は
1.マレーシア退職ビザを取る。
2.タイで退職ビザをとる。
3.マレーシアか、タイ女性と結婚する。(彼は未婚者)
4.日本で住む。

と言うどれかを取らなければなりません。

タイはマレーシアより銀行で預金する金額が少なくて済むそうです。

考えてみれば、マレーシアでリンギットを銀行預金すれば年率3.??%はあるので、一千万円で30万円の利子がつき、どうせマレーシアに滞在し使うのですから、悪くはないのでしょう。

そのお金が銀行に預金できるかどうかの問題は残りますが。。

私の中華系弟分のファンさんは今から20年前位でしたか、香港からマレーシアへ移住しましたが、その頃マレーシアは移民優遇政策を取っていたように思います。

今やマレーシアも海外から不法就労者を追いだすマレー優先政策に変わり入国管理も厳しくなってきたようです。

ヨットの世界も、南太平洋の島々も治安、賄賂要求と環境は良くないそうですし、フィリッピン、ミンダナオ島、オマーン沖、セーシェル島に海賊が出没し危険地域となりました。

海も世界の大きな渦に巻き込まれ住みにくくなるようです。


リタイヤービザでペナンに住んでいる方とのパーテイ

日本からペナンに到着したMinnie号の、Aさんの船でひとり1品持ち寄りパーテイをしようと言う事に。

私は、作る時間が無くカレーパンを買って持っていきます。

サンセット時間にAさんの英会話教室グループ(御夫婦で3組と男性1名)集まりました。

皆さん、初めてお会いする方で、リタイヤービザを取得し、ペナン生活をエンジョイされているようです。

Streights Quayマリーナでは、わがハーバー長屋と違って桟橋でパーテイ禁止らしい。

私はペナンに住んでおられる日本人との接触がなかったのですが、この所、Aさんのお陰で急に拡がってきました。

リタイヤーしていますから、昔の事にとらわれず、今このペナン生活を楽しみ、友人も利害関係なく集うというのは子供の頃の遊びのようで楽しいものです。


ペナン到着して初めてMinnie号動かす。

Minnie号のA御夫婦が、I御夫婦を乗せ、一度ペナン試乗しようと言う事で、ヘルプをしました。

Iさんは、少し体は不自由でも、頑張って船の乗り降りをされる。

この船は42ftカタマラン 前はトランポリン、2機駆、フルバテンメインセールでメインハリヤードは電動ウインドラスがついているので、いたって簡単です。

ジブは小さくてメインセールで動く船です。

ホームポートですから、夜になっても夜間入港できるように、ポジションをプロット、と言うのもこのSQハーバーは前は水深がなく航路の所を浚渫した為狭いのです。

それと、北から進入してきて右に大きくターンするその進入航路とハーバーの防波堤の間が狭い上に波が立って荒れた時には、返し波で舵を取られるかもしれないとの心配をしています。

海が荒れた時は波がハーバーに入ったり出たり、又、返し波のスピードが速い為に舵が効かなくなる危険性あり、その時は、無理に入港せず、わがハーバーの方へ廻るか、波の静かなどこかでアンカーを降ろす方が良いのです。

トランポリンで下からの風を受けながらビールを呑んで帰ってきました。

今日は入出港と、舫いの段取り確認で、外では3時間程のセーリングでしたが、実に気持ちの良いセーリングでした。


DR.Sさんの個展

ペナンにリタイヤービザを取得し住んでいるDr.Sさんの油絵、水彩画の個展が開かれました。

売上金は東北大震災の義援金にされるそうです。

小さなギャラリーに日本人だけでなく各国の方が沢山の人が見に来られていました。

展示総数は100点以上はあったと思います。

勿論、構図と色の遠近法を駆使した風景が多く、プロの作品です。

油絵はペナンの太陽の光を意識した鮮やかな色使いが素晴らしく、水彩画は柔らかい色遣いにけれんみの無い筆さばきで素晴らしいものでした。

リタイヤーされマレーシア社会にも溶け込み、活動しておられるS御夫婦に拍手です。


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