旅日記(韓国慶尚北道) エアーアジアでインチョン空港へ。
機内は有料ながら、飲み物から食べるものまで何でもあります。
私はホットドックとコーヒーと、自分の好きなものを選べるのはお決まりの機内食よりよいかな。。
空港を出ると、さすがに寒い!
リムジンバスで江南シンサドンで降り、大衆サウナへ。
ボロボロ垢を出しサッパリし、オンドルの部屋で休みテレビニュースを見て、
「そうそう、北朝鮮と緊張状態なんやな。」
と、思うくらいソウルの街は平常通りでした。
次の日、高速バスターミナルへ、慶尚北道テグ行きに乗りました。
山はそんなに高くなく冬枯れで黄色です。
この町は私の第二の故郷で、36年以上前から見てきました。
その当時、この町の名士達の多くは今や土の下で眠っています。
今回は健在なお二人に会い、食事に行くとレストランの主人から従業員までピリピリ緊張して私としては一寸居心地が悪い。
お互い年をとったというのは、自分では分からず人を見て分かるのですね。
次の日はKTV韓国新幹線に乗り釜山へ向かいます。
右:高速バスの運転手に撮ってもらう
中:KTV韓国新幹線の車掌さん
右:慶尚北道の山並み
山河変わらぬ 新羅の国で
多くの友は 土の中
…韓国テグにて
旅日記釜山海雲台韓国新幹線で釜山についたのが昼なので、チャガルチ市場へ。
魚屋のアジメ(おばちゃんの方言)ハルメ(ばあちゃんの方言)が、呼びかけます。
「岩ガキ新鮮よ〜、まけとくし」
と、大阪おばちゃんのようです。
結局、岩牡蠣 イカ イシタイ(小)を刺身、アラでチリを頼んで2階の料理屋へ。
酒は、マッカリ、あとは焼酎を飲んで気持ち良くなり、国際市場をフラフラ、酔いがさめたころにヨットハーバーへ。
実は釜山にくる間のどこかで手帳を無くし釜山ヨット仲間との電話連絡不能となったのです。
直接ハーバーへいき、船にいる人を捕まえ名前を言うと連絡が取れ会う事ができました。
今は係留費は15年前から4倍位高くなったらしいが、ハーバーは空き場所が無いとの事。
パワーボート、セーリングヨットも40ft以上の高そうなのがずらりと並んでいました。
何でもどこかで忘れてしまうので自分に信用が置けない、情けないな〜。
実は高速バスで休憩所でミネラルウオータを買いお金を払い、そのまま行きかけ、後ろのオバサンに
「あんた、水は持って行かんのか?」
なんて言われたのでした。
左:チャガルチ市場で魚を買い2階の食堂で食べます
中:釜山港
右:海雲台市場で漬物を売っているアジメ
一休さんが修行した地蔵院朝、沓掛から嵐山へ続く東海自然歩道を散歩するのが常です。
京都嵐山の山裾の道幅3mほどの道を歩いて行くと、地蔵院があります。
紅葉と竹が目につきます。
一休さんが修行した寺らしい。
横の空き地は駐車場ですが、看板を見て驚きました。
写真左:拝観者専用駐車場 一般は五千円
「え〜!五千円とは無茶やがな!」
と思ってよく見て考えてみると、どうやら拝観者は別料金らしい。
この辺りの観光寺院の駐車料金相場は、1回千円のようです。
朝9時ですから閉門中で入場料は500円とこれもこの辺りの入場料の相場料金です。
写真中
一休さんが生きていたら何とおっしゃるかな。。
鈴虫寺(華厳寺)辺り華厳川をわたると、竹柴垣が連なり石段を登っていきます。
紅葉、椿が植えられていて落ち葉と落ち花が絵になっています。
階段を登りきると、草鞋地蔵さんが右手に立っています。
この地蔵さんに一年にひとつだけ願掛けると聞いて呉れるそうで、たくさんの若い女性が訪れています。
恋の成就でも願掛けているのでしょうか。
私の大学時代の友人は胃癌で摘出後、毎年ここへお礼参りしているそうです。
不信心な私はお願い事なく、華厳川に沿って歩いていきます。
この川は秋は紅葉 春は桜がきれいな所です。
南に歩いて行くと無人野菜販売所があり、散歩のついでにカミサマの言いつけ通り野菜を買って帰ります。
今日は大根葉つき50円、小松菜、サニーレタス、ブロッコリー、ホウレンソウ全て一袋100円で置いてあるコイン入れに入れ持って帰ります。
海外ではこの販売方法は無理かな、日本でも町ではむりだろうなあ。
ここは京都の西の端ご近所の人だけしか知らないからね。
左:草鞋をはいた地蔵さん
中:説明看板
右:無人野菜売り場
LED照明で有名スポットになったけど。京都西大路五条を西に行くと道路の両側の植木がLEDできれいに輝いている。
最初はそんなに有名でなく、見物人も少なかったのが、ここ数年、見物に来る車が多く、車の渋滞が起こるようになっています。
LED開発会社なので、CMも兼ねているのかもしれません。
LEDは電気消費量が少ないエコ商品という事で沢山使われているらしい。
でも、消費量が少ないから沢山使うというのも、納得できないな。
自動車でもエコカーを推進より、車検を10年位にして買い替えを少なくした方がエコでないのかな。
商品開発も重要だけれど、われわれの生き方をエコにする必要にするのが問われているんじゃないのかな。
なんて、へそ曲がりは考えるのでした。
こんなにチャンネルあって見るテレビがない帰国してテレビを見ても面白くない。
今は、歌舞伎役者の海老蔵とかいう人の暴行事件ばかり取り上げている。
私はこの事件の経緯をしらないが、各局がこんなに取り上げなければならない問題なのかと思う。
コメンテーターと言う人も常識的で、優等生なコメントばかりがつづく。
番組を埋めるために安上がりな作り方ばかりしているようで、会社の経営方針が経済効果という方に重きを置いたようです。
日本のメデイアの品性を疑うばかりです。
お笑い番組の方が未だ面白いのかもしれない。
うちのカミサマが韓流ドラマばかり見ているのもうなずける。
聞いた話、デパートの出来事ある有名デパートでの出来事、聞いた話です。
有る中年のオッサン客が紳士売り場に来て、昨日買った服を交換してくれとのこと。
デパートのパート担当オバチャンは、
「買ったレシートがありませんので、交換はできません。」
と当然の事を言い、奥に行き他のオバチャン2人にヒソヒソと相談したという状況を思い浮かべてください。
突然、このオッサンが
「何でワシの事、ヒソヒソはなしとんじゃ!お前らクビにせんと納得できん! 店長だせ!」
怒りだしたそうです。
そこでパートのオバチャン達は仕方なく店長を呼んだ所、全員土下座させられ、謝ることになったそうです。
その後店長はオッサンを喫茶店へ連れていき宥めたという事は、いくばくかのものを渡したのだろう。
担当の3人のオバチャンは部署変更になったとの事。
こんな理不尽が公衆の面前で行われる事が異常を通り越している。
マレーシアペナンで、いや海外のデパートで、こんな場面は絶対にお目にかかれません。
そもそも売買は対等である筈が、日本は消費者は神様という考えがおかしいのではないだろうか。
文句をつけるオッサン、土下座して部所換えに応じたオバチャン、その処理をした店長、それを見ていたであろう沢山の人達。
日本はどこか狂っている。
エンジンキーが回らん?わがカミサマの電話で呼ばれ近くのスーパーまでお迎えに行きました。
車はホンダの軽4輪で、キーは無線でロックできます。
数日前、パネルに電池の交換指示が出ていましたので、サービス工場で交換しました。
スーパーの駐車場に入れ、エンジンを切り、タイヤを真っ直ぐにしようとハンドルをきると、カチッと嫌な感じの音がしました。
変だなと思って、エンジンキーを回そうと思っても回りません。
結局諦め歩いて近くのサービス工場へ。
スタッフと一緒に車で戻って、点検してもらうと、
「お客さん、これはハンドルにロックがかかっているんです。」
と言って解除方法を教えてくれました。
無線キーの故障ではなかった訳です。
私の様な昔人間には、あれば便利かもしれないが、何故無線キーにする必要があるのか理解できません。
前の日記にも書いたのですが、日本の商品はサービス付加して高機能、高品質にし高額にしているのが、いずれ売れなくなるのではと思っています。
マレーシアの電気製品、自動車は、日本製品に比べ品質はもちろん劣りますが、値段は安く、機能は極めてシンプルです。
しかし、いまだ所得が低い国ではこれで十分です。
この構図、私たち団塊の世代が、安かろう悪かろうと言われながらも頑張っていた日本商品とアメリカ商品の姿に似ていませんか?
私の自由とは帰国して10日程経ちました。
私の価値観の中に自由というのは、かなり上位にありますが、
私の自由とは、つまらぬ事の自由です。
起きる、食べる、どこかへ行く等です。
どこにいても出来る事ですが、家族がいない、あるいは 世間の自由な空気があるペナンで、誰に気兼ねなくする事出来ます。
そして、こんなつまらない自由に幸せを感じるのです。
当初、海外へヨットで冒険の旅に行けば自由が得られると考えていました。
しかし、今度は船に縛られ自由ではなくなったのです。
勿論、航海中見渡す限り誰もいない大海原にいるとき、現実の体験として自由を感じ至福の時を感じました。
でも実際は、自由とは全く身近な所にあったのです。
それじゃ、それがどうして帰国した家ではないのか。
家族がいれば、それに合わすというのが当然だと思うので自由を感じなくなるのかもしれません。
私には人との間合いがいるのです。
結局得た自由は孤独と表裏に有ったのです。
それで今度は孤独を楽しむ独楽を目指す事になりました。
それでも人とは直接交流する事が出来なくても、接したいものです。
そこに趣味人クラブという、自由に自分で選択肢を選べるクラブがあり、その意味が私にはあったのです。
買い物にデパートへ日本のデパートはマレーシアのデパートと違って、品数は多いし店員は多いし、皆よく働いている。
マレーシアではイスラム教団体から会社に交渉するので、店員権利が守られているためか、店員のサービスは悪く、日本のサービスとは雲泥の差です。
日本では売り場は清潔で、どの商品もきれいにみえる。
その売り場で働いているのはオバチャマが多い。
殆どがパートタイマーという職種のようです。
こういうパートのオバチャマに会社との交渉権はあるのだろうか?
日本には労働基本法とか言うのがあるのを習った様に思いますがパートのオバチャマにはないのかな。
確か、1.団結する権利
2.交渉する権利
3.ストライキする権利
だったかな。
この権利が無いので公務員は人事院で決められているらしい。
一般職より公務員給料が多いのは、置いておいて、このパートのオバチャマ達は殆ど時給千円以下のようです。
この制度は、日給は上限があったり、その他会社で負担する費用が安かったり、いつでも解雇できたりと会社側にはとても有利なようです。
女性の仕事だから、押し並べてこれ位でよいんだという考えが理解できません。
昔は女工哀史とか言うのがあったが、今はパートオバチャマ哀史になるかも。
パートのオバチャマ組合なるものができて、皆一斉にストライキしたら、正社員数を減らしたデパートは営業できないでしょうね。
お客は他の所で買い物すりゃいいわ、位で迷惑もかからないから、これは誰かしっかりした人が頭にいたりすると起こりうる事態のようです。
今や日本は女性の時代と思っている私ですが、政治家、会社トップは女性を怒らせたら怖いというのを知らないようです。
日本男性は労働基本法は忘れてしまったのか、窓際にやられても、イジメにあっても家族の為に耐えるのみです。
日本女性頑張ってね!
昔を思い出す昔の思い出というのは、何かのきっかけで突然出てくるものです。
私の場合、それは大抵食べるものです。
何故か、突然韓国料理ソロンタンが浮かんできました。
牛の骨や各部位の肉、舌、内臓を大きな鍋に入れ、水で10時間以上煮立て、ゆでてスライスした肉類、素麺などを入れた器に、できあがった乳白色のスープを注ぎ、薬味の刻みネギを乗せて飯を入れて食べます。
味は薄味で、塩、トウガラシ味噌などを入れて食べます。
この料理は勿論韓国料理で長年韓国に行き来した私は忘れられない味です。
しかし、思いだすのはもっと前小学生の頃の事です。
神戸のメリケン波止場は今では全く様相が変わってしまいましたが、その当時は、まだ沖仲仕と言う荷役労働する人達が沢山いました。
彼らの朝飯はこれでした。
朝、大きな鍋を見ると白いスープが煮えていて、ご飯を入れて食べるこの味は子供心にうまかったのを覚えています。
遊び場はこのメリケン波止場から新開地、福原、西は和田岬でした。
兵庫港には運河があり、艀で暮らす友人もいましたが、羨ましく思ったものです。
その頃にすでに今の自分があったのかもしれません。
余りの変わりように行きたくないような行きたいような、行ってみても何もないのは分かっているのにね。
寒い冬の為か、センチメンタルな気分もいいな。
Merry Christmas & Happy New Year!
毎年恒例の化けものHappy Greetings & Happy New Year! です。
今年応援して頂き大変有難うございます。
来年もよりしくお願いいたします。
今年を振り返って今年も、終わりに近づきました。
ペナン+東南アジアと日本を行き来し、感じた事は日本は元気がなく、閉塞感があり、横並び、遊び心がなく、インテリで道理を受け入れ大人しい等で世界の国に比べて非常に特殊な事だと感じます。
テレビも韓国中国はチャンネルが沢山ありますが、日本の放送は殆ど海外に発信していません。
NHKにしても放送内容は制限されています。
海外での日本食堂は殆ど日本人を相手に商売をしていて高級料理ですが、韓国、中国料理は現地に溶け込んだ、現地の人が入るレストランです。
日本のパワーがないという感じです。
何故、いつからこうなったのだろう?
海外で見ると、日本企業の看板は減り、韓国企業が増えている。
日本人の多くは、その事に気づいてもいない。
テレビ、パソコンは日本企業が一番と思っているが海外ではサムスンです。
自動車も同じです。
海外での日本商品は品質は良いが値段が高いという印象です。
いらない高品質と言えば、言いすぎかもしれませんが必要以上の高品質なのです。
何年も前に日記に書きましたが、電子書籍もその当時、世界のトップ企業になれるチャンスを逃し、今頃慌てている有様です。
国債は世界で一番借金を抱えている。
いつ、国債暴落が起こっても不思議はない。
かろうじて、支えているのは日本の銀行、日本の保険会社など、日本で支えている構図です。
多くの日本人は危機感を感じていても、まだ大丈夫と思っているのでしょう。
私の目には日本の国の中に閉じこもり、自転車操業をしていて段々と悪化しているように見えてなりません。
私は、すぐそこまで大変な危機がやってきていると思っています。
日本人の多くは、こうなったのは政治の為だというかもしれません。
その政治を選択したのも、我々日本人なのです。
今は荒れてる この国だけど 富士に朝日が さす夜明けこの都々逸風風の句を今年の締めくくりにしたいと思います。
日記 電子紙芝居 絵 等に拍手コメント大変有難うございました。
江戸の浮世絵師と都々逸日記、
ちょっと危ない色艶都々逸にも応援メッセージ、拍手お礼申し上げます。
来年もよろしくお願いいたします。
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