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                          2011年 賀正


明けましておめでとうございます。   

ことしも宜しくお願いします。

京都は昨日降った雪で景色がきれいです。

裏の竹山で門松を作り、何十年ぶりで孫と雪だるまをつくりました。

今年も良い年でありますように。。




戦場とかす 
我が家は毎年正月には親戚が北陸方面から攻めてきます。

今年は総勢16名で家の中はあるだけのテーブルを出しておきます。

明石魚棚から送られてきた、鯛焼き、アナゴ、北陸からは焼きサバ、ムツ、漁師船から直接買った甘エビ、神戸牛と並べても、どんどんとはけていきます。

男は年寄3人だけが酒を飲むという一寸寂しい状態です。

腹が膨れると近くの温泉へ、帰ってくると恒例のお年玉を賭けての七並べが始まります。
これが夜中の2時まで続くのです。

皆さん帰る時は、「おとうの蕎麦はうまい!他の店で食べられん。。。」
と、煽てられていい気になって蕎麦をうちます。
15人分だと手がなまってしまいます。

それでも、ワイワイガヤガヤと笑いと話しの尽きる事はありません。

というような良い正月で、わたしの帰国の仕事の半分は終わりました。


正月気分も終わり 
正月気分も終わり、さて今年は何をと考えても出てくるはずもなく、ただ、毎日悔いのない日を送ろうといつも通りの事を考えています。

そこで、毎日の何もない暮らしをどうするかと考えました。

私は13年前に船に乗り航海を始め、自由を味わいましたが、その裏で孤独も味わいました。

孤独というのは完全に人のいない海上で味わうのではなく、人のいる港に入った時に感じるのが常でした。

その孤独も最近は苦痛を感じる事も少なくなりはじめました。
むしろ孤独を楽しめるようになったようです。

それで今年は孤独を楽しむという事で、独楽というのを実践しようと思っています。
漢字で書けばコマの事になりますが、精一杯独りクルクル回って倒れるまで楽しむというのも面白いような気がしています。


タイガーマスク
久々に心温まるニュースを見ました。

タイガーマスクと名乗る人物が各地に現れ、施設の子供達にランドセルやらおもちゃを置いていくという。

誰かが始めたのが、各地に拡がっているとの事です。
犯罪が伝染するのでなく、善意の思いやりが他の人の心に火をつけたのでしょう。

欧米ではこの様な話は日常的ですが、ニュースになる位なので日本では珍しいという事なのかもしれません。

アジア各国では、宗教が介在してこの様な社会奉仕は日々行われています。
タイの仏僧は毎日お布施に回り、信者も心から布施をし、それを寺でひきとっている人々の生活の糧にしています。
今でも裸足に衣だけで托鉢に回っています。

キリスト教会でも寄付で集めたお金で孤児院施設を建てています。
勿論、イスラム教もです。

日本は正月も終わり、神社仏閣に沢山の賽銭が投げ込まれたはずですが、社会奉仕活動に使われたような話は聞いていません。

私は京都のに住んでいますので、朝の散歩で寺院の前を通ります。
門前には「欲を捨てよ」という説話が紙に書いて貼ってあり、その門をくぐると拝観料500円と書いてあります。
神も仏も見世物、客集めの道具に堕ちたのでしょうか。。


タイガーマスクU
今回、タイガーマスクがこんなに話題になったのは、日本人の心にタイガーマスクと同じ心がある為だと思います。

多くのこの種のボランテイア活動があっても、何故か躊躇するのは本当に善意のお金が必要な人に届いているのかという疑いがあります。

その活動の半分位は活動資金で使われ、半分ほどが必要な場所へ届けられるらしいのですが、そこでも実際に必要な人にとどいているのか疑わしいという事があるのだと思います。

今回のタイガーマスクはこの中間介在者をいれず、施設に物を届けたというのが、新鮮だったのだと思います。

私事ですが、ヨットを日本で買ってフイリッピンに帰るピーターの船に、沢山の日本のヨットマン関係者からフイリッピンの子供たちにボールペン、ノートなどが寄贈されました。
ピーターは残念ながら、沖縄で亡くなりましたが、米国領事館が彼の意思を引き継いで届けてくれました。
この点は日本の警察とは違い柔軟な対応に親族と関係者はホッとしたものです。

又、ペナンの孤児施設で日本食を作ったり、折り紙、紙芝居などの活動に参加していますが、子供たちのキラキラ光る眼は忘れる事ができません。

マザーテレサの言葉で、善意は人から人へ伝わるのだというような言葉を思い出しました。
マスコミで大々的に募金活動をした方が手っ取り早いのではというのに答えた言葉だったように思います。
一過性のもので、金か物は与えられるでしょうが、極端な言い方だと麻薬性、中毒性になり、善意という行為による継続性がないという事を言いたかったのではないかと解釈しています。

ひとりひとりの心に善意の火をともすというのが、彼女の目的だったように思います。


寒すぎる日本
今日も京都は雪が積もっています。

我が家は山の上の為坂道が凍って車がスリップします。
家で閉じこもりです。

時間がたっぷりありますので、ゆうほの名前で「ちょっと危ない色艶都々逸」を作る日々です。

本を読んでも目が疲れますので、頭の体操に句を弄って遊んでいます。

お暇な方は、下記無料電子本短冊版で笑ってください。


都々逸をアップしているのは下記サイトです。
こちらに絞ってアップしていこうと思います。
散らばりますとどこにアップしたかわからなくなりますので。。。。


パブー無料電子本
ちょっと危ない都々逸短冊本  Part2  (2011年以後毎日更新中)
http://p.booklog.jp/book/18285

ちょっと危ない都々逸短冊本  Part1 (2010年分を順次短冊にして更新中)
http://p.booklog.jp/book/18432

こちらにコメント評価を宜しくお願い致します。


ニュースから
「日本のテレビ番組を海外送信違法」というニュースがありました。

記載サイト:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK..

放送権はNHKに受信料を支払えば良いという事なのでしょうか?
元来日本で無料の民放は何を支払えば良いのでしょうか?
私は日本にいてもテレビを見ないので別に困る事はないけれど、海外で生活する人々にとっては、ショックな事でしょう。
日本の情報はこれでインターネット位しかないという事になります。
それにインターネットからダウンロード出来る電子本ですが、これとて著作権の問題で海外からのダウンロードはできなくなるかもしれません。
ギャオとかいうテレビサイトも日本国内だけで海外からはアクセス拒否されます。

海外の衛星テレビを見ても、他国は内容を充実させ娯楽番組も放送しているが、画像の所になると、「この映像は著作権があり放送できません」というテロップでコマ切れで」、NHKさんはお粗末としか言いようがない。

この件を海外からみると日本という国は閉鎖的、自国内の事しか考慮しない江戸幕府の鎖国の国に見えるのは私だけでしょうか。。


丹後へ温泉旅行
わがカミサマ(妻)が、もうすぐ還暦となるので、息子の家族、娘が準備して丹後へ蟹料理と温泉旅行に招待してくれました。
私はポーター兼ボデイガードで参加です。
京都から出発の観光バスに家族全員大人5人と孫2人が一番後ろの席を占領します。
私と孫は、早速トランプ遊びが始ります。
バスは目的地までに何度も止まり、止まるたびに私は地元燗酒を買い味見していきます。
温泉夕食は、最初は魚貝の鮒盛りから始まり、ずわい蟹の刺身が出てきますが身は甘く旨いものです。
わが家族は、こうなると食べるのに夢中になります。
蟹の湯がいた物に、焼きガニ、甲羅蒸し、蟹のしゃぶしゃぶチリ鍋、カニ雑炊と、とても食べられないと思っていたもの全て食べつくしてしまいました。
食後は、近くからインターネットで事前に配達してもらっていたらしくバースデイケーキが運ばれ、娘が珍しく手紙を書いて息子の嫁が読み上げるというのが終わると、もうケーキにとりかかります。
「甘いもんは入る所がチャウな!」
などと言いながらすっかり食べてしまいました。

夜は3時位までトランプで遊んでいたようです。
次の日もバスはあちらこちらに止まりながら戻りますが、昼は出石で蕎麦を食べに行きます。
カミサマ贔屓の官兵衛という所で出石そば50皿とぜんざい3人前を注文、これまたぺロリと食べ孫は店から記念品のお皿を貰いご機嫌です。
食べたあとで
「やっぱり、ジジイの蕎麦の方がうまいわ。」
と、煽てられながらも嬉しい事を言ってくれます。
それじゃ、蕎麦粉を買って帰って又家で打つかという事でバスが止まる度に、地元蕎麦粉を買いました。
一生忘れられない良い還暦祝い家族旅行になりました。

久しぶりのテレビで
昨日、久しぶりにテレビを見ると 世界で一番暑い国ジブチ(アフリカ)の砂漠をラクダで塩を運んで商売をして生活している部族の話がありました。

命を賭けている日々の暮らしの砂漠は、何もない大地と空ですが何か大きなものと一緒にいるような気になるのだと思います。

何もない過酷な環境の砂漠で彼らは、
「こに自由があるのでこの生活を捨てる気はない」
という事を言っていました。

貧しくても誇り高い人達でした。

私も大海原の全く人がいない環境で自由で幸せを感じると度々書いていますが、彼らの気持ちはよくわかりました。

日常の外からの刺激と情報の多さに、うんざりしかけている私でした。


老いるとは
私達の世代の誰もが老いるという事と正面向かっていかなければなりません。
老いるとは、当たり前であって、なるがままでいいじゃないかと思うのです。
私は、自分のする事に自信が持てなくなっています。
若い時は、ミスなく出来た事でも何故かミスをしてしまう。
でも、それでいいじゃないか。
段々と子供に帰っていくような気分です。
子供が何か失敗しても、子供だから仕方が無いな。。。
同じように老いた自分もしかたないな。。
こんな感じです。

自分の今まで持っていた能力が何か無くなったようだけれど、私自身、それでいいと思えばそれでいいんじゃないだろうか。
かえって要らない服を一枚脱ぎ棄てて、自分をさらけ出し身軽になって自由になったような気がしています。

老いるという事をどうとらえるかは人により違うのでしょう。
私は今迄通り、何か減ったら減ったなりの自分のサイズの生き方をしていこうと思っています。


ヨットの進み方と人生は似ているな。
ヨットマンの間には、色んな面白い話があり、今までにも、いくつかの話を日記に書いてきました。

今日は、こんな話ですが内容は正確でないかもしれません。

「目的地を持っていない船乗りは、追い風をつかむ事が出来ない」

ヨットは、ご存知のように風の力で進みますが、風が吹いてくる方向を中心に100度位は向かって進む事はできません。

その為、風に向かって進む時はジグザグに舵を切らなければならないのです。
船はヒール(傾き)し、波もかぶりながら進まなければなりません。
後ろから風を受ける事を追っての風を受けると言い順風満帆、目的地にまっすぐ進んでいる時で乗り心地も快適なものです。

人生と同じで順風満帆の時は良いものですが、風が向かい風に出会ったり、障害物があったらジグザグに進まなければならないでしょう。

上記の言葉は「目的地を持っていない船乗り」という事ですが、長期ビジョンの事で最終目的地という意味ではないかと思っています。

短期的に操船中は風に逆らう程、危険もあり、労多くして距離も稼げないのです。
思いきって目的地と違う方向へ船を走らせ、風向きの変わるのを待つというのが得策です。

最も避けねばならないのは、船は止まっている時が一番転覆しやすいという事です。
理由は進んでいないと船は波に対し平行になり、横波を受けて巻き込まれて転覆します。
人生も同じく、止まっているとトラブルに巻き込まれやすいという事ではないかと思います。
どちらでも良いから走らせておく、いつか順風満帆で走れるからと思えという言葉だと解釈しています。

今までにマストを折ったりしてトラブルに巻き込まれたのは、風に逆らって早く目的地について楽をしたいと焦った為です。
荒天の海でじっと我慢をするというのは中々難しい事です。
忍耐というのは口で言う程簡単ではありませんでした。


海で出逢うもの達
見渡す限り船も陸地も見えない海上で、出逢うものがあります。

南の海では、マンタ ウミガメ シャチ クジラ イルカ等
北の海はラッコ、マンボウ等です。

鳥に、トンボは船に降りて、羽を休めていきますし、トビウオはデッキに飛び込んできます。

イルカはよく出逢いますが、エンジンを止め帆走し船べりを叩くと近寄ってきます。
私の船は双胴船なので船首にいくとイルカと目と目が会います。
彼らは腹を見せながら私の顔を見て一緒にスピードを合わせて泳いでいきます。
まったく海の犬のようです。

どの生き物たちもハッキリと頭の中に残っていますが、中でもマンボウの大群は驚きました。
知床半島のロシア国境付近で畳2枚ほどある無数のマンボウが全て海面に横になっていました。
遊帆(UFO)で近寄っていくと、慌てて縦になって迷惑そうにノロノロと泳いで行きました。

フィリッピンでシャチ群れに一晩中囲まれていたのも思いで深いものです。

この様に、結構沢山の生き物が船にやってきますが、未だタコボウズ、幽霊、UFO 人魚に出逢った事はありません。
人魚は一度会いたいと思っていますが、上半身魚か下半身魚か、どちらが良いかな等と考えてしまいます。

出逢いたくないのは海賊ですが、フイリッピンの夜の沖合で2艘の無灯火ボートに挟まれ、追跡された経験はあります。
エンジン音がすぐ近くまで来たら、体当たりをかけるように舵を急に切りながら接舷されるのを防ぎました。

こう振り返ってみると、色々とにぎやかだったようですね。


娘のみているテレビを横目で見ると。。。
娘が見ているテレビを、横目で見ていると、居合の達人という若い方が出てきて、時速250kmで飛んでくるボールを真っ二つに切るという。
人間の動体視力をアップするとかいう趣旨でした。
飛んでくる距離はピッチャーマウンドだから1秒以内に手元にくるのでしょう。
ピッチングマシーンから飛んできたボールを居合抜きで見事半分に切りました。

私は剣道と居合はかじった事があるので、この人の凄さがよくわかります。
体の動きの速さ、正確さだけでなく、動体視力と反射神経も関係するのだと思います。
人は行動を起こそうとするとき、脳が命令を発して動くのですが、命令が出るまでの時間と筋肉が動きだすまでの時間が長いので、これでは対処できません。
脳が一度出した命令により動作が開始しだすと動きが途中で変更できない、ここに隙があり先に切られるので、後の先の技、ボクシングで言うカウンターパンチになります。

昔の剣聖の戒めの言葉に「心が居つく」のを嫌うというのは、こういうことではないかと思っています。
常にどんな事にも対処できるように心を泳がせておきなさいという事でしょう。

この居合を実際に見て、もし、過去に出逢って、この人と真剣勝負の場に合わなくて良かったと馬鹿な事を考えるのでした。
世の中凄い人がいるものだと感心しました。


韓流ドラマを見て
我カミサマは今時の言葉でいう韓国ドラマにはまっています。

つられて、同伊(トンイ)という王朝時代物ドラマを見ていると、ドンドンひきこまれて、今では放送が待ち遠しいと思っています。

私は、半分位は韓国語のままで聞く事ができ日本訳の帯と敬語の表現等書き表せない所も、もっと良く分かります。

俳優の役作りのうまさ、ロケシーンの入念な作り、何よりも話の筋が面白くできていて、男女の心の絡みも良く演技しいています。

これだけの大きなドラマを韓国放送局はどんどん作っています。

このドラマ1本に携わる人たちも大変な数になり立派な輸出産業と捉えているかもしれません。

マレーシアでもテレビで放送されDVDが販売されています。

翻って日本の放送を見ると貧弱で、内容の無い番組と感じるのは私だけなのでしょうか。

日本の放送局は全て目先の視聴率と経済効果優先としか見えません。

ドラマは学芸会の発表のように素人臭く見ている事が出来ず変えてしまいます。

バラエテイは平均的コメントをいうコメンテイターとお笑いのスタッフで番組時間を埋めているだけに見えます。

日本は面白い、世界に通用する映画も作っていたのに、いつの間にか消えてしまった。

浮世絵は大衆の支持の中から生まれたものですが、これは浮世絵師だけでなく、その浮世絵を買った一般大衆に支えられたものだったと思います。

そういう意味では、浮世絵に似たコミックは、世界で通用しているのかなと思ってしまいます。

個人の力に寄る所が大きい芸術、芸能の分野が世界に通用するという所が面白いと思います。

おしんは昨年タイアユタヤへ行った時、未だ放送されていました。

海外大使館が日本の事を紹介するより、日本と日本人の心が良く分かる良い方法ではないでしょうか。


ペナンに戻るルート予約
今回は長い日本帰国となりました。
いよいよ、待っていた追放島流し処分です。

戻るルート探しですが、片道切符しか選べないので、結局はジェットスター、エアーアジア等の航空路線という事になります。

日本出発の他の路線では、片道切符購入という事になるとノーマル切符で非常に高いものになります。
又、旅行社を通すと短期間の往復切符だけとなります。

そこで今回はインターネットで航空券購入し、こんなルートになりました。
関空ー台北          ジェットスター 税込料金9700円
台北ークアラルンプール  エアーアジア       14000円
クアラルンプールーペナン エアーアジア       3000円

                             合計約27000円

すべて座席を指定し、機内食は台北ーKL間だけ注文したものです。

台北では故宮博物館へ行きたいと思っています。

この航空会社の荷物料金は制限があり別途支払わなければなりませんが、私はパソコンを持っていかなければ、荷物は全くありません。

私の旅行スタイルは着替え洗面用具など全て現地調達です。
荷物が無いので、どこでも気楽にフラフラ見学して歩けます。
宿泊場所も行ってから自分の目で見て決めるので予約もしません。

台北での食事は夜市か小篭包(台湾はおいしい)で済ます予定です。

今回は殆ど家から出ない冬眠状態だった為か、風邪もひかず、花粉症もで無いのは良かったのですが、海を見ない、寒い所での生活はやはりどうもテンションが落ちるようです。


私は死んだ事がありそうです。
若い時に交通事故で病院に運ばれた経験があります。
まったく記憶はないのですが、私自身が病院のベッドで手術を受けているのを上の方から見ていました。

その後、ドンドン上にあがり花の咲いている綺麗な場所に昇って行きました。
先には髪の長い女性が手招きをしています。
身は軽く気分は壮快でした。
突然後ろで名前を呼ばれ振り向いたら又ベッドの上でした。

この経験の後、人生観はがらりと変わりました。

私は、神も仏も信じていないのですが、時々木漏れ日等にキラキラ光る何か神聖なものがあると感じる事はあります。

長い間、これは一体夢なのか幻なのかと考えてきましたか、きっと脳はあまりの苦痛にはヒューズが飛ぶように切れて、最後の気持ちの良いプログラムが働くのではないかと思うようになりました。

もしこれが死の入り口だったとしたら、そう悩む事はないと思っています。

全ての生き物は死というものが運命づけられていますが、最後は快感プログラムが働き最後のバッテリーを使い果たし静かに消えるのだと思います。

今日の日記は私の経験から死というものを書いてみましたが、人によって違ったプログラムが働くのかもしれません。
しかし生物の基本は同じだと思いますからあまり変わりがないのでは。。。
どこまでも、私個人的独断的考えです。


旅立ちの日
明日から、台湾ーマレーシアクアラルンプールーペナン島のルートで、ブラブラ出た所勝負旅です。

選択肢は他に

1.大阪からマイスターフエリーで釜山ーエアーアジアでインチョンからーマレーシアクアラルンプールーペナン

2.大阪から鑑真号(客船)で上海ーエアーアジアでクアラルンプールーペナン

等を考えていました。

次回帰国時は2のルートで鑑真号に乗ってみたいと思っています。


台湾へ
いよいよ、寒い日本に
「バイバイ!」
と、言って、ジェットスターのカウンターへいき、手続きを終わり乗り込みました。

台湾との時差は1時間ですが到着したのは18:50分。

関空の両替でレートをチェックして、こちらの空港内の両替レートをみると、1割程率が良い。
台湾の空港内で両替する方が良いようです。
どこの国の通貨も関空では交換レートは悪いです。
今回:
日本1万円=3422台湾元

もう一つ気がついたのは、同じジェットスターがシンガポールの乗り継ぎ便の乗客を待っていました。
と言う事は、この時間から夜行便でシンガポールへ行けるという事で、シンガポールからは、エアーアジア等、格安航空会社が沢山あり、同日ペナンに行けるというルートがありそうです。


イミグレ、税関も、麻薬犬も全く問題なく、外に出て案内所でカタログを集めながら、知っている所というと台北駅なのでそちら方面に行くバス(80元)に乗り込みました。
車内でカタログを見ていると、台北駅からそんなに離れていない所にある北投温泉という文字が目に入りました。

温泉と聞くと行かなければ気が済みません。
台北駅手前の川の辺りでバスは止まりそうなので取りあえず予定変更下車し、タクシーのオジサンを捕まえ
「北投温泉までいくらか?」
と訊くと、
「250元位だ!」
ついでに、安くて綺麗な温泉宿を頼む。

市内の真ん中で降りると、周りは宿屋、ホテルの看板が沢山見えるので、とりあえず腹ごしらえに、町を歩く。

うまそうな台湾料理(小皿)で好きな物を注文し麺も食べる。
オバチャンは日本語ができるようです。

次は今日泊まる所ですが2軒目の山水楽会館(2600元)
露天風呂と朝食付きにしました。


部屋は綺麗で、日本の風呂桶風で湯をひねれば硫黄温泉がドンドンでてきます。

肌はツルツルゆっくり本を読みながら入りました。

明日の朝は露天風呂に行きます。


北投温泉から
朝7時 外は雨が降っていました。

フロントのオジサンが傘を貸してくれたので、明るい北投温泉を散歩です。

温泉地だけに坂が多く、道路の溝からは湯気が立っています。

町の中心は川が流れ、公園の屋根付き休憩所ではオジサンとオバサンが音楽を鳴らして、踊りをしています。

公園の道は川を挟んで小橋が何カ所かかかっていて、川面は温泉の湯けむりでよい風景です。

公園の正面に大きな温泉旅館加賀屋と書いた建物があるので、ちょっと見学に行きます。

館内は豪華内装で、フロントで情報収集、
「ここは、料金と施設はどんなかね?」

たどたどしい日本語ながら、間違わないように丁寧な敬語で、写真を見せながら答えてくれます。
「料金は1泊2名様懐石夕食と朝バイキングで台湾2万元でございます。」

成程、加賀屋がそのまま北投温泉に来た感じです。

情報収集も終わり、自分の宿山水楽会館へ戻り、朝バイキング料理を食べ、露天風呂に行きます。

サウナと露天風呂といっても、屋上を大きな湯船にしていて、休憩所、御茶飲み所等があります。

お客は台湾人3人で 若いオニイチャンは本を読んで温泉に入っていますが、本の表紙をチラッとみると、日本語教本のようです。

「オニイチャン、仕事の為に日本語ならっているの?」
「ワタシ、マダ ヨクニホンゴハナセマセン。
ホッカイドウへ イキタイデス。」

向こうの方に湯につかっていたオジイサンが
「私達、日本が好きであちらこちら観光しています。
雪の北海道は楽しみです。」
と、私より流暢な標準語で話してくれます。

雪のない台湾なら、雪の北海道は見てみたいと思うのでしょうね。

日本は地方に観光資源が沢山あると思うのですが、東南アジアの人々は日本に入国するビザが難しいようです。

台湾との国交をやめ、大陸中国と国交を結んだ日本ですが、台湾人は親日派が多いというのは、前々から感じています。

お隣で近くの台湾です、国のゴタゴタを越え仲良く付き合いたいと思うのでした。


台北からペナンへ
雨が降っているので、コンビニで折りたたみ傘を買い、200mほど離れたMRI(新北投温泉地下鉄駅)まで行き自動販売機で切符を買うと、台北駅まで100円程です。

入ってきた電車に乗ると車内にテレビ画面に案内があり見ていて、ハタと気がついた。

「あれ?さっき買った傘がないな?」
傘は行方不明、私と一緒にいた時間は5分間程でした。

この路線は北投駅の支線で常に往復しています。

台北駅につくと、大きな駅で最近は電車が全島1周できるようになったようで、次回はもっと時間を取って周ってみる積りです。

昼御飯は三越裏通りに海鮮豆腐鍋があり、そこで腹ごしらえ。

桃園国際飛行場まで、行くバスに乗りチェックインして一路クアラルンプールへ。

朝温泉にゆっくり入っていたので、故宮博物館へ行く時間は勿論ありません。

クアラルンプール到着は午後8時30分、ペナン行き乗り換えは1時間を切り搭乗手続きは終わっていましたので、バスで市内に出てみる事に。

念の為、バスのニイチャンに
「ペナンまで行くバスあるか?」
と訊くと、乗れと指さします。
15リンギット(約400円)払い乗り込み、バスは市内に入っていきます。

イルミネーションは街路樹につけられ夜も10時なのに活気があります。
不景気は日本だけかと実感した次第です。

バスの運転手ニイチャンが交差点で止まり、ここで降りろと右手の方を指さし、ペナンに行きのバスはあそこから出ていると教えてくれました。

バスは1時間後に出発35リンギット(1000円)切符を買い、イスラム系屋台で麺とミルクテイーを飲んで待ちます。

ここから5時間でペナン着らしく、お客は3人だけでした。
これじゃ、大赤字だろうなと心配しながら、無事ペナン島の我が船に到着しました。

明日からは、馴染みの旨い店へ行くのですが、全部行くには1カ月は掛りそうです。

暫く食べ物の話ばかりになるかもしれません。


早速 うまいもんやへ!
朝到着すると、誰かがデッキを綺麗に洗ってくれています。

多分、バイクのキーを預けて行った、タイ人クルーのローズでしょう。

会う人皆
「ウエルカムバック!」
と言ってくれます。
こんなに長く船を空けたのは久しぶりなのです。

先ずはペナン大橋を渡り、潮州料理 龍記へバイクで行きます。

ここは、魚とニンニク生姜のフライに潮州醤油を掛けた物、と、豆腐の揚げものにニンニクの芽の様なものとの炒め物が絶品の味です。

魚は中骨と頭の先少し以外は全部食べられます。
香ばしい煎餅の様になっているのです。

豆腐は何故か他の店と味が違うのですが、この店は油で揚げる温度に秘密がありそうです。
脂こくなく、中まで揚げるには高温だけでは焦げるだろうし、2度揚げしているのだろうか。。

食事が終わって、中華医者の頼先生の所にチェックをして貰いに行きます。

「あなた、日本へ帰っていましたか?
血圧良いです。脈は前より力強いです。」
というお話で、私自身の感じと同じです。

丁寧に脈を取り、聴診器をあて、実に細かい薬配合をしてくれるのですが、日本で自分で血圧をチェックしても以前の様に180〜200の数字は出なくなっていました。

「先生、ありがとうございます。」
とお礼を言うのですが、その倍くらい有難うと丁寧に薬の飲み方まで教えてくれて、お客さんの様に愛想が良いのです。
医は仁術と華陀再来と医院の看板に書いてあります。
日本の病院は医は算術と書いてあるような所が増えてきていますが、再度医は仁術の看板を思い出して貰いたいと思うのでした。


ヨットマンの海賊被害
帰ってきて、食べに行く所が多くて忙しい毎日です。

お隣のデンマーク夫婦の船は、私のいない時にランカウイ島までセーリングしてきたとの事、動くのは4年ぶりだそうです。

話しこんでいると最近にオマーン沖で世界1周中の米国ヨット(夫婦2組)が海賊に襲われたらしい、そして米軍巡視艇に無線連絡掛け付けている途中で、米国人4人は射殺されてしまったとの事でした。

前にも日記に書きましたが、足の遅い、武器を持っていないヨットは海賊の標的にするには鴨葱です。

人質にとり身代金応じなければ海へ投げ込めば済むので、魚を取るより簡単なのかもしれません。

デンマーク夫婦に
「もう国へ帰れないね」
というと、決して動かないよとの事でした。

ヨットの世界も嵐より海賊の危険が大な時代になりました。

囮ヨットを出して、海賊に遭遇したらロケットランチャーを打つような方法が一番良いと思うのです。

人質商売は割に合わないと海賊に知ってもらうためには、相手にも死の覚悟をしてもらう必要があります。

そうでないと、この人質商売は陸に広がり、旅行者が捕獲され人質にされるというのが増えると思います。

フイリッピンではリゾートホテルを襲撃し、お客をごっそり人質にし、身代金を払わない人質は首を送りつけているそうで、立派なホテルにいるからと言って安心できる時代でもなくなっています。

日本の海外に行く船はロケットランチャーとショットガンを装備するという事を国が公表し、銃器管理さえ船長と国の間でできればこれが予防には一番の方法です。
日本自衛艦を出すよりずっと安上がりで効果があると思います。
是非検討を。。。
といっても、日本政治家では無理でしょうね。


ペナンに100円均一の店がオープンされました。
ペナンに100円均一の店とDIYの店がオープンされました。

近くのジャスコの2階に、ダイソーという店がオープンし、日本で売っているものが、ここでは5RM均一になっています。

5RM=約150円 ちょっと割高ですか。

物珍しさもあって、現地の人々も結構買いに入っていました。

もう一つはDIYという工具等セルフで買える店が新たにオープンしていました。

こちらは、五金屋(荒物工具等)という店が町のあちらこちらにあるのですが、客が自分で見て選べる店ではありません。
店員に話をして中から出してきてもらうのですが、説明が難しい。

どちらも、販売方法に工夫をしていて、マレーシアでは新鮮にうつるわけです。

ここも益々便利になり日本と変わらなくなってきています。


ポテトサラダ
昨日、お隣の韓国の奥さんから、白菜キムチとネギキムチが差し入れられました。

材料は、私がバイクで市場で買ってきます。
野菜類は町の市場が新鮮で安いので、スーパーとか百貨店では買いません。
市場は一つずつ自分で点検できます。
スーパー、百貨店はパックに入れてあるのですが、時々悪いものが入っています。
日本ではクレーマーが来て大変になるでしょうが、こちらは、「自分で見なかったあなたが悪いのよ」という調子です。
それで、現地の人でもジャスコの名前は信用していないんですね。
この辺りの感覚は最近ようやく身についてきました。

「そうや!ポテトサラダを作っとこ。」

ジャガイモ4個、胡瓜3本、玉葱1個買います。
ジャガイモは茹でずに石窯で焼きます。
胡瓜と玉葱は塩をして洗っておきます。
卵5個完茹にします。
後は刻んで混ぜて、塩胡椒にマヨネーズで出来上がりです。

ジャガイモは石窯で焼いた分水分がなくほっこりしてます。

出来たけど、ボール一杯、明日、韓国の奥さんに仕返しに持っていきます。

ポテトサラダはで明日はサンドウイッチ、食べに行かなければならない所はまだまだあるし、食べるのに忙しい毎日です。


ヨットマンの話
ヨットマンは集まって話す事はどこが良いクルージングスポットか、注意することは何か等、主に船とクルージングに関する事です。

あまり個人的な事は、触れないようにというのは、決まりごとの様です。

話も最後の方になってくると、それぞれの国の自慢ではなく悪い所を言いあいするというのが普通です。

以下は、今までの話の中から思い出しながら、想像で描いてみます。

ここには、アメリカ人、シンガポール人、マレーシア人、タイ人、ミャンマー人、香港(中国人)デンマーク人、そして、日本代表の私です。

アメリカ人
「アメリカは下手な大統領選んだら、4年間は変えられないからな。」

韓国人
「4年なら、いいな、韓国は5年間だぜ。」

シンガポール人
「そんなもん、チョロイぜ、シンガポールはず〜っとリーカンユだ!」

マレーシア人
「マレーシアも長い間、マハテイールで、イスラムマレー優先主義で、困ってたんだ。」

ミャンマー人
「マダマダ、ミャンマーはず〜っと、軍事独裁政権で変わらないよ。」

中国人
「共産党独裁支配の中国には、言論の自由さえないぞ。」

日本人の私
「日本は、首相なんて簡単に変えられるで。。
何もせんでもな。
こりゃ、自慢の方になるかな。。」

タイ人
「タイは今、市民デモであれてるよ。」

日本人の私
「日本では、デモなんか起こらない大人しい国民だ。
ありゃ? これも自慢のほうかな。。。」

デンマーク人
「デンマークでは高福祉社会で、税金が獲っても高いのよ。」

日本人の私
「日本は、患者も病院の都合で放り出されるし、医療費も負担だし、高福祉社会と違うからよかった。
あれれ? これも自慢できるのかな。。。」


ペナンに無くて日本にあるもの。
「ペナンに無くて、日本にあるものなんか一杯あるだろう」と、仰らないでください。

日本の方が、先進国ですから、ペナンになくて日本にあるものは沢山あると普通の方なら考えるでしょうね。

私がペナンの町を歩いて何か風景がすっきりしているなと感じ、京都の町を歩いてみると、折角の和風の建物に電信柱に電線、電話線、光ケーブルが束になって空にあります。

写真を撮るにもこの電信棒と電線がなかったらな、と思う事が度々あります。

ペナンは電気、電話線は地中の土管の中に埋まっていますので、すっきりして見えるのです。

先進国と言われている日本です、観光名所地は電信棒と電線をなくすことはできないのでしょうか?


電信棒がなくなったら、日本の犬だから、何でも吠えて反対するって?
でもデモはしないでしょう。


日本のヨットがこちらの方へ

今、ペナンのBatumang造船所で日本から御夫婦で来た船が1艇上架し修理中です。

そして、今日お隣韓国の御夫婦Issac艇が船底塗装と修理のために上架の為にいきました。
2週間位 環境が良くないので苦労されるでしょう。
料金も、前年より高くなっているそうです。

ここペナンに住んでおられる方で、今年日本からペナンに廻航する船があり、情報等訊きにいらっしゃいました。
ペナンのアイランドプラザの奥に新しくヨットハーバーを建設中で一緒に見に行ってきました。
防波堤に囲まれ波は入ってこないし、買い物等ロケーションは良い所で、ジョージタウンのシテイマリーナと違って良いハーバーになるでしょう。

料金は結構しますが、ランカウイ島よりは安そうです。
勿論日本よりは安いでしょう。

もう1艇今年の春に日本を御夫婦で離れて南に下がる計画をお持ちの船からも相談を受けています。

皆さんの心配は、日本を離れるにあたって高い装備を積まなければならない事、定期的船検と船籍の更新等の問題です。
短期間で世界1周をして帰ってくるという計画ではないので、日本の法律で縛られている上記の問題を抱えたまま日本を離れなければなりません。

10年後位に帰国するという事になると、その時に上記問題が発生する事になるのです。
例えば ライフラクト、イーパープ、その他あらゆる装備が期限切れ、船籍票も期限切れ、船舶免許も10年も更新しなければ期限切れです。
日本到着時は船の修理の費用ではなく、日本の法律をクリアする為に、200〜300万円のお金がかかる事になるかもしれません。

世界を航海してきた船でも日本到着と同時に船検と船籍票期限切れ、船舶免許期限切れ等の為に出港できなくなります。

変な話ですね〜。


韓国船Issac様子見にいく。
昨日、韓国夫婦の船がBatumungの造船所へ行きましたので見に行ってきました。

鉄製の船でもう3年間上架していないとの事で錆の程度が気がかりでしたが、そう内部まで進んでいないので表面だけおとして塗装すればよいとの事で、李さんも明るい表情でした。

ここは食事が不便な所なのです。
ひと山越えなければならず、近くの食堂、市場も歩くと30分以上は掛りそうです。
「黄さん、いるもんあったら電話して、買ってくるから。」
と奥さんに言っておきました。
彼等は自転車も乗らないから、歩くだけバスもなく大変です。

私が韓国釜山ヨットハーバーを出港し、HPをみて殆ど同じコースを後を追って移動し、もう13年の近所付き合いとなると、兄弟同然です。

造船所には、横浜から来た日本の船が後は船底塗装だけで降ろせる状態でしたが、日本人夫婦は未だいませんでした。

中華系のチャンさんは
「造船所まで車で迎えに行って、カニ屋で食事しよう、終わったら又送っていくから。」
との事。
「サンキュ、次の日曜位にそうしよう。」
と、こういう事はすぐにまとまるのでした。


又、無銭飲食やっちゃった!
昼間にスーパーマーケットをブラブラしていると、ラム酒銘柄SAMBAが売っていました。

この銘柄は中々なかったので、シメシメと思い買い、そうするとチーズでも買うかと、清算して出ました。

バイクで走っていると、籐製品を木陰で売っているオジサンがいました。
こういうものがあるとつい誘われて、
「なんか、おもろいもんあるかな〜。」
と、見て周るのが好きなんです。

籠類は勿論、椅子にテーブルとあり、枕と座布団がありました。
枕は涼しそうで、座布団も座り心地が良い。
オジサンと値段交渉ですが、財布を見ると41リンギットしかない。
オジサンは二つで57リンギットと言い張りますが、
「お金ないもんしょうがないな。」
と財布を見せると、
「ええい! それでええわ! もってけ泥棒!」
と、までは言いませんが2つを袋に入れてくれました。
これで、財布は空っぽです。

夜に、さて今日は何を食べるかな、と考え
「美味くて、安い韓国料理の店にしよう。」
と、バイクで走りました。
「オソ、オセヨ(らっしゃいま〜せ、と日本語ならこんな感じ)」
「カルビタン ひとつね。」
料理は12種類でてきます。
おまけに、皿の上に無くなったものは、言わなくても追加で持ってきてくれます。
最後は、スイカのフルーツまで付いています。

最近は地元マレーシア人のお客も多く、はやっています。

腹は大きくなったし、計算して帰るかとレジーにいきレシートは21リンギット(600円程)です。
カバンの中のチャックを開けると、お金は全くありません。
昼に、籐製品のオジサンに全部渡したんだった、と気がついても現状打開できません。

ところが 韓国の若いオニイチャン、カバンをゴソゴソしている私を見て事情が分かったのか、
「次回、来られる時で結構です。」
と丁寧に言われ、ドアまで開けられ無罪となりました。

厭な顔一つしない韓国の若いオニイチャン、えらい!
おまえが馬鹿だって?
スミマセン。


マレー鉄道の橋
お昼に 豚煮込み料理の店に行くのに、ペナン大橋を渡りバターワースの方へバイクで向かいます。

マレーシアの高速道路はバイク料金は無料で、バイク専用道路がついています。
途中川を渡るのに、船が航行する為高く作られています。

もう少し下流にはマレー鉄道の線路があり、橋がかかっています。
ここも船を航行させなければなりませんが、低い位置にありどうして通すのでしょう。

答えは写真の青いのが鉄橋ですが、この橋が90度回転するのです。
な〜んだ、簡単じゃないかって?。

私は数年前にスリランカとインドに遊帆(UFO)でいきましたが、2つの国を結ぶアダムス橋というのがあります。

この橋も鉄橋ですが、こちらは半分から跳ね上がる方法で私の船を通してくれました(他に通れない船はいません)。
跳ね上げるのが、動力ではなく人力で駅長さんが20人位の男を集めてきて、あげてくれるのには驚きました。
この駅長さんは記念写真を取ろうと町の写真屋さんへ、橋を通過するまで、駅長さんも娘も一緒に乗ってくれました。
横に漁船を並走させ通過した所で駅長さんと娘さんは乗り換えて、バイバイして帰って行きました。

通過するときに、道路の橋は高い所にあるのですが、観光バスが何台も止まって見学、私に船が通過すると一斉に拍手してくれました。

造船所の食堂まで最近は締まっているそうですので、豚肉の煮込みを包んで貰って韓国船Issacへ差し入れしました。

左:マレー鉄道の橋今は鉄道通過可で船は航行できません。
中:インドとスリランカは道路と鉄道でつながっていますが、いたるところ浅瀬です。
駅長さんと娘さんです。
右:アダムス鉄橋が跳ね上がって、遊帆(UFO)は通過したあと、漁船に乗って帰る船長達とバイバイ。




今日のニュース ダライラマ14世
お昼は、中華系フィッシュヘッドカレー(魚頭カレー)の店に行きました。
鯛系の白身魚で頭のサイズは20cmはあり、カレーと一緒に煮込んだものですが、味は絶品です。
御飯がいくらでもすすみますが、適当な所で切り上げ韓国船Issac夫婦の所に差し入れです。
彼らも、これが大好きです。
造船所につくと、李さんは船の下でノミと金づちで錆落としをしています。
何と腹が凹んですっきりした体形になっているじゃないですか。
ここへ来て、未だ6日程でこんなに痩せるのでしょうか。
仕事も大変でしょうが、食事環境が悪い為、栄養の突くものを食べていないんじゃないかな。。

食料を持って行っても
「ああ、ダイジョウブ!ダイジョウブ!」
というのですが、そうダイジョウブでなさそうです。

カレーを渡して船に戻ってきて、インターネットでグーグルニュースを見たら、
「ダライラマ14世は政治的引退を提案する考えを明らかにした。」
との事、詳しい事は書いていない。

インドへ遊帆(UFO)で行った時、高原地帯にチベットから亡命してきた若者フリーチベットの人達と逢った。
政治により人民はどんな目に合うのか肌で感じたのです。

・龍の鉤爪 
     解かねばならぬ 
            仏の国の 
                わが山野


地震の発生を知りました。
ジョージタウンのリトルインデイアへいき、船内の香を買いに行って帰ってみると、ゴーグルニュースで宮城県で大きな地震が発生したとの事です。

海近くに住んでいる方やら、ヨット関係の方は被害がなかったか心配です。

異常
気象が続いたり、噴火があったり不気味な予感がします。

天災のデパートの様な日本ですので、そこに住んでいる限りは仕方がないのでしょうが。。。

皆さんの無事を祈ります。

地震の発生を知りました。続
私の知人は皆さん無事で安心いたしました。

ペナンにいる友人からも、海外ヨットマンからも、家族の安否を聞かれましたが、幸い京都ですので影響はなかったようです。

文字で読んでも、もう一つピンときませんので、動画サイトでニュースを検索しますが、一部しか見れません。
下記のようなメッセージが出て、海外からのサーバーをシャットアウトしてしまいます。
災害時くらい解放すればと思うのですが。。。

Sorry, this motion picture is only licensed to be shown for Japanese domestic audience. Your PC is recognised to be located out of Japan.


そこで、スカイプを家と繋ぎ、テレビの前に設置するように頼みそれでニュースを見る事にしました。

思った以上に凄い場面が次々に映し出されます。
それに、東京の交通機関がマヒとの事、皆さんどうやって家に帰るのかと暗澹たる気持ちになりました。

昨夜のマレーシア新聞はトップ1面に写真で日本の地震の事が載っていました。


地震の発生を知りました。続3
福島原子炉爆発を心配して、オーストラリアドクターヨットマンから、下記のような空中に飛んだ放射性物質に被爆したときの薬剤でしょうか、情報を頂きました。
真偽のほどは分かりませんが一応情報として出させて頂きます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A6%E5..

暗いニュースばかりの日本で、こんなに心温まる話があるというツイッターサイトの情報も、マイフレさんから、教えて頂いたのでこちらも掲載させて頂きます。

http://prayforjapan.jp/tweet.html


今までは天災ですが、これからは人災を防ぐための戦いとなります。
今こそ、思いやりの心が大切だと考えています。


地震の発生を知りました。続4
ペナンで会う人皆さんから、今回の地震と津波被災の励ましの言葉を頂いています。

阪神大震災の時もそうでしたが、陸上交通網が寸断されているのか、救援活動と救援物資が届かないようです。

自衛艦と米艦船に依頼物資と救助員を上陸用舟艇で運べないものなのか。

日本東北地方はまだ寒い気候でしょうから、夜に凍死する可能性もあり、初動が重要だと思うのですが。。

なんと言っても心配なのは、原子炉冷却ですが、永久使用不能になっても冷却し完全に止めなければ大事故になるのではないかと遠いペナンの海の上から気を揉んでいます。

インターネットニュースを読むと、海水補給用ポンプの燃料切れとありますが、どういう事なのでしょう?
アマチュアの私でも船のエンジンをかける時は燃料には気を使っています。
何故優先緊急にヘリコプターを使ってでも運び込めないのでしょう。

情報を発信する私としては、できるだけ不安になるような事は書くのではなく、心温まる情報を発信したいと考えています。


地震の発生を知りました。続5
原発が被災して状況は悪化しています。

こんな中、東電の職員の何十人かは建物内に残って処理を続けていらっしゃる事を思うと暗澹たる気持ちになります。

そこにいる事が時間の経過とともに放射線被曝量が増大し、体に影響があるのを承知で命をかけて作業されているのだと思います。

その人達も退避しなければならなくなるのはもうすぐの様です。

経営人トップ初動判断ミスの連続のように思えてなりません。
原発を維持し再運転が優先し、永久に使用停止にしても冷却するという判断が無かったのではないかと思われて仕方がありません。

所謂原子力発電専門家がいうように、大きな事故にならない事を祈ります。


地震の発生を知りました。続6
原発が何とか鎮火し、被害が限定的になる事を祈るばかりです。

今日本国民の大多数は、被災地の皆さんの事を思って義援金を集めたり物資を送ったりしたいと思っていらっしゃるのだと思います。

政府は復興資金を赤字国債でやれば、国債の暴落リスクがあり、それこそ、泣きっ面にハチみたいな事になります。
(赤字国債の危うさは限界だと何度も日記に書いて来ていますので)
今こそ、素直な気持ちで、国民に限定期間消費税1%(復興資金限定使用)をお願いし、早急に復興と町づくりに取り組むべき時だと思います。
(これなら赤字国債は増えません)

今なら、何とか被災地の為にしたいと思う心があり、実行できる可能性が最も高い時です。

時間が立てばいらいらも生まれ、心の不安から不満、と悪い状況が起こる可能性があります。
今こそ、トップが呼びかけ国民に進むべき方向と夢をそして実行をするべき時です。


地震の発生を知りました。続7
今日の日記は少し過激かもしれません。


私は、自衛隊と消防の命がけの作業に頭が下がりますが、残念ながら焼け石に水の状態で、炉心は空焚きでメルトダウン寸前だと思っています。
これだけ時間が経過した後では、誰が冷却ポンプに電源を繋ぎ、検査をするのでしょう。
高温で莫大な放射線が出ている所へ行けとは死ぬ事と同じで、またもや、神風特攻隊と同じです。

次に腹が立つのは、それだけの放射線が現実に原発で出ていてそこへ水と海水をかけてその水は地下水か海水に流れて行くのです。
それで、人体に影響が無いなら、初めから格納庫なしでも安全ですと言うのと、同じです。

この事故があっても、日本は経済発展の為に原発が必要で、しかも日本の原発は安全ですと言う人達に腹が立ちます。
誰か犠牲になっても国の為に必要ですという言葉はいつか聞いた言葉と同じです。


周辺住民の方は、残念、無念の思いでしょうが他県へ引っ越しされるべきです。
少ない放射線量(私はそうは思いませんが)でも24時間継続して浴びれば人体に影響が出るはずです。


日本のヨットがペナンに
昨日、めったにかからないペナンでの携帯電話に電話があり、日本のヨットがペナンから南のポートデイクソン辺りにいる様子です。

明日、23日夕方に、ここのハーバーの前にアンカーを落とすとの事で、進入コースをアドバイスしました。

以前はボートは置いたままペナンに来られて食事をいっしょにしましたが、今回は李さん夫婦が揚げているBatumaung造船所に明後日にあげる予定らしい。

多分御夫婦でクルージングしておられる方です。

他には、リタイヤービザを取得し、ペナンに住んでおられる御夫婦で、今年5月に沖縄を出港しコタキナバルにージョーホバルーペナンと言うルートでカタマランを廻航しようと計画中の方がいます。

明日、到着されたら2組の御夫婦と食事にでも行こうと思っています。


そうそう、Batumaung造船所に上架して、日本に帰っていらっしゃる夫婦がもう一組いました。

ペナンヨット駐在所としては沢山日本の船が来て嬉しい事です。


前の船の住人が。。
以前にも何度か、日記に書いた事のある私の前に係留しているノルウエーの老夫婦の事です。

旦那さん(お爺さんOle)は、若い時にノルウエーの豪華客船の副船長で、奥さん(お婆さんKirsten)はその船のウグイス嬢だったとの事です。

お爺さんは大腸癌で人工肛門を腹につけて、定期的に健康診断して貰っていました。
お婆さんは健康そうで、朝に散歩したり船で一日中本を読むか、編み物をして過ごしていました。

実に羨ましいほど仲の良い御夫婦でした。

夜になるとデッキでお休みのキスをするのですが、簡単な挨拶でなく30秒位抱き合ってしているのを見ると微笑ましく思ったり、羨ましく思ったものでした。

私が船で飲んでいて、お爺さんが前を通ると、呼びとめ
「一杯どうですか?」
というと、軽く付き合い、
「ワイフが寂しがるから帰らなくっちゃね。」
と、片目でウインクしていき、どこかハンフリーボガードのような感じがする人でした。

夫婦の絆とはこんなに深いのだろうかと、思ったものです。

去年の5月に、隣のオイビンに船の事を頼んで、ノルウエーに帰ったのですが、昨日、オイビンからメールがありました。

お婆さんの方が肺癌でお爺さんと家族にみとられて亡くなったとの事です。

お爺さんの気持ちを思うと言葉がありません。
前の船も寂しそうに見えました。

今朝、オイビンの船でお婆さんの写真を飾り、お悔やみをして寄せ書きをし贈る事にしました。


I meet you now only one chance crossing time and space.
Someday I must say
"See you again"
but I don't know for certain.
So, I do my best for you to not regrets."

see you again Kirsten




ヨットの生活は参考にならないかな?
遠く離れたペナンにいて、しかもライブニュースはすべて打ち切り、アストロテレビのNHKも見るに堪えない内容との事。

ロケーションフリーとかいうインターネットを通じて日本のテレビが見れていたのも、裁判で負けて見れなくなっているそうです。

海外にいる人はどうやって日本のニュースを見るのでしょう。
通り一遍のインターネットニュース文字拾い読みするしかないか。。。

ヨットに乗っている人は、勿論テレビ等ないから良い様なものです。

今でこそ、この船はフローテイングハウスとなって、地上生活に近くなっていますが、クルージング中の生活は、太陽と共に起き、太陽が沈むのと同じに早く寝ると言うのが基本パターンです。

船では電源はバッテリーだけです。
充電は、ソーラーパネル、不足分はエンジンをかけて充電すると言う事になります。

ヨットマンはお金は無くて時間がある人なので、エネルギーを使わずに、太陽に合わせてしまいます。

南国ではサマータイムがあるのですが、日本でも思い切ってサマータイム2時間位早めてはどうでしょう。

早起きして、明るいうちに仕事を終え、早めに帰り速めに寝ると随分電気使用量は減りはしないのだろうか。。

奥さん子供は早く帰ってきてくれて家庭円満、テレビ番組は10時打ち切り位にすると、人口も増えるかも知れません。


ペナンで流行り言葉
昨日、後輩のドランカーが酒は呑めないし、あげたり下痢したりですと言っているので、友人の中華食堂で会いました。

顔は真っ青、

「相当悪いのとちゃうか?医者へ行くか?」
と言っても、首を振ります。
ここから、もう一歩踏み込むと又喧嘩になるので、
「そうか。」
と、いうしかありません。

食堂の主人はタイ北部で6.8の地震があったとの事。

ここでは冗談で何でも被害があると
「日本の津波!」
と言うのが流行っています。
それ程、津波の映像は世界の人を驚かしたという事でしょう。

「乾季なのに毎日雨が降るね。」
「ジャパン、ツナ〜ミ!」

だって。

昨日のミャンマー、ラオス、タイのゴールデントライアングル地帯で地震も「ジャパンツナ〜ミ!」だそうです。

と言う事は相当な被害があるようです。

何年か前にチェンマイからゴールデントライアングルまで、バイクで旅行しましたが、この地域の住居はレンガを積んだだけですから、家屋の下敷き等で亡くなる人が多いと思われます。


毎日福島原発のニュースをチェック
海外では、何度も書いていますように、ライブ(生)日本のニュースを見る事はできません。

それで、インターネットで探しても正確な状況は分かりません。

そこで、弱い頭で推理するしかないのです。

政府発表、或いは東電から時々出てくる情報は大別して、
「大したことないです」というのと「少し問題ありますが大したことはありません」という、少しずつ悪い情報を小出しにしているという印象しか受けません。

私の素人考えで、炭火に火が付いていて、これに水を掛ければ炭の粉、灰も一緒に流れたり、空中に飛んだりするのに、「大したことがありません」とは、どうしても理解できない。
炭なら只の灰ですが、ウラン、プルトニウムとかいう放射性物質の話ですから。

その水は地下水に行くか海に流れるか、空に舞い上がりどこかに飛んでいくかしかなく、消えるわけではないと思うのです。
これで、「大したことはありません」とは、言っている人の神経を疑わざるを得ない。

或いは分かっていても、そう言わざるを得ない立場なのかもしれません。

自分の健康と安全は自分で守るしかない、そんな日本になるんでしょうか。


ボランテイアの人で石巻からスカイプで連絡あり
昨夜、現在東京にお住まいの少し若い獣医さんでヨットマンUさんから、スカイプで連絡がありました。

彼は、ボランテイアでアメリカ救援隊の案内で石巻に入ったとの事です。

この日記に書くのもどうかと思われますが、牛、豚等の動物に混じって、人の死体が山の様にあり、既に臭いがきつく、一部ボランテイアは堪えられず引き上げているとの事。

国から遺体処理許可を貰ったそうですが、身元確認まで待てない程ひどい状態との事です。

現地最前線でボランテイア活動をしている方には、本当に頭が下がります。

多くの死を目の前にして、心のケアが必要になるかも。。。

ヨットマンは酷い状況でも耐え忍ぶ事には慣れているから大丈夫かも。


日本の宗教団体の皆さんへ
ここペナンのハーバーには、マレーシア、タイ、ミャンマーの若い人がクルーとして働いています。

タイ、ミャンマーのクルー達の歳は30代位ですが、家族は国に残し時々帰るだけです。

彼等は勿論仏教信者ですが、日本の仏教信者とは少し違います。
毎日、ペナンジョージタウンにある、それぞれ信じているお寺まで行き、祈りを捧げてきます。
逆に言うと日本のあらゆる宗教信者と宗教家、活動が世界の常識からずれているように思えます。

タイの寺院を例にあげましょう。

タイは小乗仏教ですが、お坊さんは修行の毎日、お布施に回り町ではお寺まで行けない人々が、お坊さんを拝みお布施をします。
お寺には、孤児、食べる事の出来ない人々が集まっていて、お坊さんが集めてきたお布施で一緒に食事をし、子供達には学校の様に勉強をさせます。
お寺そのものが、受け皿となって毎日奉仕活動をしているのです。
お坊さんは仏様と考えられていて、勿論菜食で妻帯することはありません。

ペナンは他に、イスラム寺院、ヒンズー寺院、キリスト教会がありますがjタイ寺院と同じ様に、全て人々と密接にかかわり、信仰の場所であり、社会の受け皿で孤児院等が併設されています。

ここにいると、日本のニュースは殆ど入りませんが、日本では、宗教家達は被災地に行って奉仕活動をしているのでしょうか?

昨日の日記に書いたように、最前線現場では、沢山の死体があるそうで、ボランテイア、自衛隊の隊員が手を合わせお祈りするそうです。
日頃、葬式宗教と言われているなら、せめてこんな時位現地に赴き発見される死者にお祈りのひとつでもあげて貰いたいと思うのは私だけでしょうか?

日本の宗教団体の皆さん、観光宗教、葬式宗教と言われて人々からは、尊敬されているとは思えません。
建物を立派にするのも結構ですが、どうか箱ものにお金を使わず、今こそ本来の宗教活動を行っていた頂きたいと思うのです。



カナダ人ヨットの友人がプレゼントしてくれたもの
もう10年近くなるカナダヨットマン友人が昨日、私の係留しているハーバーの前にアンカーを降ろしました。
彼は、最初、鉄製のモノハルを乗っていて、同じ頃にフイリッピン、ネグロス島の南端を出港し同じコースをとっていました。

ヨットマンが考えるのは、ほぼ似ているのでコースと係留地点も同じような所で出会う事になります。

シンガポール付近で出会い、ジョホーバルセバナコーブマリーナへ2艇で向かい、その後ペナンまで一緒でした。

彼は、私のカタマランをみて、カタマランの良さに惚れて、自分も同じのにするといい、プーケットでプラウトカタマラン37ftを買い換えました。

同じ艇なので エンジンドライブは同じシステムです。
私のドライブはアップダウン出来ないように固定していますが、ベースが壊れている為なのです。

私は怠け者ヨットマンですから、ドライブを引き挙げて0.5ノット位しか速度が変わらないのなら、そのままでいいという考えです。

その彼が、ドライブのベースを置いて行ってくれました。

こんなのを置いていかれると、遊帆(UFO)もフローテイングハウスはやめて、クルージングしようと又血が騒いできます。

彼は明日ペナン北側の新設E&Oマリーナに入港予定で、一番乗りになるでしょう。
まだ、外側の浚渫が終わっていないので水深はないのですが、カタマランの事1m潮があがれば入港できます。



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