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    99番 ペナン雑記帳3       2009年3月

ファンさんからリリーのお母さんが急に亡くなったとの電話がくる。
香港に帰っているリリーの家に電話をいれると、
”私が香港空港について、先に姪に御土産のケーキを持って帰らせて、昼ご飯を食べている時に、急になくなったの”
との話である。
お母さんは勿論、日本語も英語も分からないが私の声は覚えているので電話するとリリーに連絡できたものである。
それにしても今年になってから良くない事が起こりすぎる。
浅田次郎の憑神の小説にあるように、貧乏神、厄病神 死神がトリオで私の周りにいるようである。
私にとりつくのなら仕方が無いが、周りにまでチョッカイを出されては困るのである。
ここマレーシアはイスラム教(アッラー)、キリスト教(キリスト)、仏教(釈迦) ヒンズーの神様(多数)まで何でもいるから
出来るものなら、メイドインジャパンの貧乏神、厄病神、死神を退治してもらいたいものである。

李さん黄さんがマレーシアビザ更新の為にランカウイ島からサトン(Satun タイ)へ往復しようとランカウイのイミグレを通った所で
サトンには1週間滞在してからでないとランカウイには入国受け付けませんと言われたそうである。
お二人は方法が無くサトンからバスでハイチャイ(HayTyai)まで行き汽車でバターワースまで戻ってきたのである。
汽車の国境イミグレは何も言わず入国許可スタンプを押してくれたそうである。
各イミグレでいう事が違っているのはいかにもマレーシアらしい。
島国日本と違って他国と国境を接する所は沢山あり意志統一されてないのであろう。
不景気の為、マレーシアで就労している外国人をその国に返し入国させないという政策の様である。
ペナンでもジャスコ、ジャンブルショッピングセンター等のテナントはよく入れ替わったり、店を閉めてしまっている所も目立ってきた。
私が毎日食事する経済飯、屋台麺等は安くて旨い為か不景気の気配は全くない。
バイクで動けるのと、最近ハーバー長屋では1人モンは私だけになってしまったので遊帆(UFO)で食事を作らない、となると、
食材を買う事もなく外食だけになるのだが、結果1か月生活費は安くなるというのは日本では考えられない。
毎日おいしくて食べたい物を食べて食費だけだと3万円、繋留費、生活用品、その他で3万円、計6万円程で充分足っているようである。
これでは貧乏神と同居してもやっていけそうである。

ハーバーの浚渫工事も外側は終わり遊帆(UFO)の繋留しているポンツーン並びだけになり、明日10艇位移動する。
遊帆(UFO)はドライブ故障で自力走行不可、Isaacもバッテリー上がっているので自力走行不可という状態で
ロープで押したり引いたりしながら動かすしかない。
工事責任者の話では1週間位と言っているので2週間は掛かりそうである。
今週はペナン領事館でパスポートも発行してくれるし、ヤカマシトリオ娘達がペナン買い物グルメツアーに来る。
サムに車を借りることにした。
1日位オランウータンに逢いに行くかと聞いても、日頃周りに似たような人達がいるのか見飽きて興味がなさそうである。
美容エステも効果は10分位で元の黙阿弥でお金の無駄遣いの様だし結局、買い物グルメオバチャンパターンになるだろう。
今回で3回位ペナンに来ることになる。

10艇程の船がどこに係留するかで、又又一悶着である。
人のいない船は何処に持っていっても問題ないが、生活をしている10艇程は電気、水道が使える所を希望するので場所取りに
先に行こうとする。
遊帆(UFO)とIsaacは自力走行不可なのでロープを渡せる場所しか動くことができないという様に各々事情がある。
それを割り振りする事務所のリリジュワンは頭を抱えている。
しかしヨットマンは最後は自力でなんとかし落ち着くのである。
浚渫船は前でロータリ角を回しながら泥を掘り起こし吸い込んで後ろに繋がっているパイプで外部に吐き出す。
浚渫船の後ろには海底に突きさせる2本の杭が上下してワイヤーで巻き取りバウ側を左右に振って半円状に底を掘っていく。
後ろの杭を交互に刺しながら前に進んでいく事もできる。
この浚渫船は小さい浚渫船と違って熱心に仕事をするので2日位で終わりそうである。
小さい浚渫船は30分程エンジンを回したかと思うと終わって釣りをしている有様である。
このハーバーはオープンして未だ5年位のはずである。
すぐ横に川があるので雨季になると泥、ゴミがどっさりとハーバー内に流れ込み水深は浅くなってしまう。
私のいた場所は皿、スプーン、包丁、髭剃り、歯ブラシ、コップ、金の延べ棒、運等いろんなものを落としているが,
ついでに死神、厄病神、貧乏神も落して今回綺麗に外海に出されてしまうのを狙っている。

浚渫終了し、遊帆(UFO)定位置に戻り舫いロープをかける時、今から5年は外すことはないと思うのでしっかりと結ぶ。
最近、マイバイクで食事に行く時、道端で面白いことがあった。
1つは、交差点の島の様な所(人も車もこない)に夕方いつも同じ犬が何か(交通違反)を見張るように立っている。(は、おかしいから
四つ足て立っている。警察犬程賢そうな顔をしていなかったが。)
犬の考えは分からないが、一度決めた事は守るという生真面目で律儀な犬もいるもんだと感心した事。
この年になると、そう驚かないが、次は面白いというより、何か見てはならないものを見たという感じである。
沢山のバイクと自動車と一緒に信号待ちをしていると、歩道をあちらへ歩いているオバサンがいた。
突然、腰を前に折ったかと思うと両足を曲げもせず少し開きながらスカートをバーとめくった。
おしりと黒いものが見えている。
一瞬何をしているのか、黒いものは何であるのか判断できなかったが、答えの出る前に、勢いよくそこから水が飛び出してきた。
”ワー、立ちションベンやないか”
男の立ちションベンは見慣れているが、女性の立ちションベンは生れて始めてみたような気がする。
それも草むらとかではなく、歩道の下水用金スノコの上(一応、場所を選んで理に適ってはいる)で、大観衆を物ともせず堂々の行為である。
象の立ちションベン(まるで消火ホースから水が出てくるよう)を見て以来の感動と驚きであった。
結局、このオバサンは勿論スカートの下はノーパンテイで全て丸見えという事だったのである。
もう死んだがうちのジャック(トイプードル)は、人(犬)格者でウンコする時はいつも私を見上げて”後始末させて御免ね”という目をしていた。
犬でもメス犬は後ろ脚を曲げ少し腰を落として恥ずかしそうに辺りを伺いながらしている。
オバサンも犬も色んな方がいるのは分かっているが、この度はオバサンより犬の方が少しリッパに思えるのであった。

ホテルのロビーで待っているとヤカマシトリオ娘達が大きなカバンを押して現地案内人の後について入って来る。
3泊4日といっても、到着日は午後7時着、出発日は午前8時発では2日しかないのと同じである。
それなのに、この大きなカバンは何が入っているのかと聞くと、入っているのでなく入れて帰る為のものであると言うので納得する。
娘の友人(アリ、ヨッピー)は頼んでいたユニクロTシャツを御土産にプレゼントしてくれる。
我娘は”おとう、これ土産や”と珍しい事を言ってくれる。
中身は航空機内で出た、ごま大福&クッキー(これは好物)、ピーナッツ(酒のつまみに在っても良し)、
とホテルの備品(バスシャンプー(船に風呂桶あるか?おとうは毛があるか?)、綿棒、石鹸粉、糸と針セット(この3つはゴミ)である。
我娘なので贔屓目にみて、金がないからしょうがないか(自分のものは沢山買うが)と考え、又、
安易な入手経緯と経路を考慮せず有難く頂くことにしても、子育&教育結果に少々疑問を感じ、自身喪失するのであった。
彼女達は何回もペナンに来ているので、慣れたものである。
食べるか飲むか、ガーニーでショッピングかで、日がつぶれるのである。
”ここがタイ寺院で釈迦が寝ている像があるんやで”
と、一応観光案内をしてみても
”うん、知ってる。ガイドブックで見たわ”
”うん、そうか、その方がよう見えるかな”
位の事を言うしかないのである。
もう、トリオで買い物の話に入っているので、
”何こうたんや?”
”靴3足に、シャツ2枚に、×に、×に、×に、、、”
”それだけこうたら、1年間は持つやろ”
”それがな〜”
と、未だ買い足りないようである。
男孫には前回はドラゴンボールのフィギア(悟空と亀仙人等)にしたが、今回はラジコン小型ヘリコプターが100リンギット程で
面白そうなので、これをお土産にする。
15cm位の大きさでコントローラーから充電し、フルチャージで15分上下左右静止と自由に飛べる優れものである。
コントローラーは単3乾電池単6本を入れる。
孫のパパ(息子)の方が喜びそうである。
女孫は何が喜びそうやと娘に聞いても
”アンパンマンのバッグなんかが喜んでるみたい”
ここはアンパンマンバッグは見たことないから、日本に帰ってからそれを買って何とかジジイを好きになって貰おうと作戦をねるのであった。
それに、キーボードでアンパンマンのマーチ演奏特訓をここ2か月で終了させる予定である。
まだアンパンマンのバッグは可愛いものであるが、すぐにアンパンマンからシャネルやらヴィトンに変わるのである。

旅行をまとめてみる
到着日;北京ダック、焼き飯、焼きそば等,
2日目;飲茶 ガーニーショッピング、スターバックス、インド料理、ガーニーショッピング、BALI HAI(海鮮料理)、Coffee Island
3日目;潮州料理、ガーニーショッピング、Secret Receipe、ジャスコショッピング、ドラゴンワン、パンケーキ
潮州料理はうまいものページにあるように、人気は魚のデープフライ玉ねぎ,生姜添え、と野菜と厚揚げ炒めである。
ドラゴンワンでは日本では食べられんから一杯食べて帰りというと、小篭包を2篭ずつ食べたのである。
勿論その他料理も食べて、腹一杯になってからパンケーキを最後のアタックに行く。
一人2個ずつ注文して1個は明日朝か機内で食べるのにお持ち帰りである。
私は次の日は珍しく11時まで寝ているのであった。

アースマラソンにヨットで出発した間寛平さんは無事アメリカに上陸し、もう、走り出したようである。
長期間ヨットに乗っていると足腰が弱り、筋肉も細るものだが、トレーニング無しで大丈夫なのか?
人類史上初めてではないかと、思われる大冒険なのに本人は気負う事もなく、毎日走っているようである。
考えただけでも気の遠くなるような大冒険だが、マスコミ、スポンサー等、周囲に惑わされず自分の体と事故に気をつけて欲しいものである。
本当に地球は一つで人間は意志があれば出来ないことはないという証明をしてくれるだろう。
彼の走っていく所は世界中の人々を感動させるに違いない。
もう、既にあなたは日本が誇る大冒険家である。
アースマラソン間寛平公式サイトへいく。
http://www.earth-marathon.com/menu/support.html

遊帆(UFO)の隣のポンツーンは老スエーデン夫婦であるが、オジイサンはかっては癌だと言っていたが、今は治ったらしく、
左横腹からチューブで胆汁(?)を袋に溜めているが、全く気にしている様子はない。
しかも、朝から夫婦でワインと缶ビールを本を読みながらチビチビと飲んでいる。
缶ビールが空になると最後の一滴も残さないように何度も缶を口にあてているのが絵になるのである。
昼、夜ズート飲み続けていても、酩酊している様子も、ふら付いているのを見たことも無い。
遊帆(UFO)カフェをオープンしている時に前を通るとチョット一杯一緒に飲んでも、
”I must go back to my wife”
と、ハンフリーボガード風にニヤリとはにかみ笑いをしながら帰っていく。
オバアサンは少し派手目のビキニでデッキで編み物か本を読みながらやはりワインかビールを飲んでいる。
所がオバアサンがデッキで右足の指を折ったらしく、それでも病院に行かないらしい。
同じスエーデン人のエバによると、
”年寄りになれば、皆頑固になって人の言う事を聞かないのよ”
との事である。世界共通で全くおっしゃる通りである。
5日目の今日、しかしオバアサンは遂に白旗を揚げた。
私と力持ちの若いスエーデン人でオバアサンを担ぎあげて自動車に乗せたのである。(このハーバー長屋では私は若い部類である)
病院でレントゲンを撮って貰うとの事である。
船は凸凹が多く私もしょっちゅう足の親指でどこかをけっ飛ばし涙目になるし、スキンヘッドを直に打ちつけて
目から★★★を出している有様である。


とうご(男孫5歳)とさらさ(女孫2歳)の絵が送られてきた。
なんと自由で生命力溢れる絵だろうか。
岡本太郎風、何物にもとらわれない表現になっている。
私のチマチマした絵とは比べ物にならない。正直恥ずかしい。
題は鬼瓦(左とうご)  花(右さらさ)の作品である。   
子供はみんな天才であり、無限の可能性を持っている。
1つだけ願いが叶うのなら、もう一度子供に帰りたいものである。
とうごとさらさの絵を見に行く
   
        鬼瓦 とうご

子供の話になると、ハーバーにいるイギリス系の男の子が孫と同じ年である。
両親は一時ベジタリアンの様な事を言っていたが、子供に聞くとやはり肉は食べないようである。
小さくて細いが、それでも元気にしているから問題ないのであろう。
この子はキャンデイーも禁止されているらしいが、私の顔を見るとキャンデイーというので1粒だけあげるようにしていた。
両親は出来るだけ私に逢わせないようにし、遊帆(UFO)の前に来ると名前を呼んですぐに抱き上げて行く。
この間パーテイしている時にもキャンデイーと言っていたが、”もう ないの”という嘘を遂につくはめになってしまった。
赤の他人の子供だから、親の考え通りの教育、しつけをするのがよいのだろうと思っても、わずか1粒の飴玉位許しててやったらと
何か割り切れないさびしい感じがするのである。
この子は諦めが速いからまだいいが、うちの孫だと何処までも自分の思い通りにしようと頑強にねばるのである・
子供はそれでいいのだ、大人になると、もっと思い通りにならなくなるのだから。
頑固な所はじじいにそっくりだと思っている。
私も、もうお節介はやめようと思っているのだが、つい要らぬ手出しをする。
何年か前、ペナンから日本まで船で帰るのに、船長さんは未経験で危なっかしいので、見かねて手弁当で
手伝ったのはいいが、感謝されるどころか嫌われ、以後メールもこなくなったりしてしまうのは要らぬ節介の金賞であった。
人間色々いてそれでいいのだ。

最近は生活リズムがずれて朝9時頃まで寝るようになって、マイロードの散歩兼ゴミ拾いがお休みになっていた。
どうもスッキリしないので、久し振りに散歩に出かけたが、勿論、ゴミはあちらこちらで私を待っている。
ペナンは電線が空中にないので、景色が綺麗であるが、電線類は土管の中を通しているのである。
散歩していると、マンホールを開けて、工事のニイチャンが降りて作業をしている。
中は泥が溜まりすくってはバケツで汲み上げている。
もう一人は糸を巻いて、どうやら20m程ある次の土管穴まで、這って通すようである。
聞けばバングラデイシュから出稼ぎにきているそうである。
勿論ガスマスクも何の装備もない。
物知りサムの話では、不景気の為、彼らを本国に帰し、マレーシア人に仕事を与える政策らしいが、マレーシア人は
すでに、日本でいう3Kの仕事をしないらしい。
どこの国も同じ事情であるが、できるだけ道具を使って安全にするか、ネズミを教育して尻尾に糸をつけて通すか、
ネズミロボットを開発して、人に代わる方が良いと思うのである。

Isaacの李さんからのニュースでランカウイ島の近く(20Km以内)のタイ側タルタオ島付近をセーリング中のヨットが
ビルマの漁船(海賊)に襲われ、男性は殺害され、ヨットは近くで発見されたとのことである(3月25日)。
私もプーケット往復に何度もセーリングし、アンカーも降ろしている所である。
いよいよ身近に危険が迫って来た感じがする。
日本から海賊退治の自衛官か海上保安庁かの船が何隻いても私の船を護衛してくれるわけではない。
ヨットは船足が遅いし船舷は低いし襲われれば逃げることも出来ないので自己防衛しかない。
人質に取られれば一人100万ドル(1億円)が相場らしいが、これとて国が出してくれるわけではない。
海外を航行するヨットは、せめてショットガンは積んでおかなければならない。
器用で色んな特殊技術を持ったヨット連中が多いので、彼等に相談して簡単なロケットランチャー式武器を開発してみよう。
どうせ悲惨な事になるなら、黙って殺されるよりは何人かでも道連れにすれば納得できる。
日本の海賊退治派遣問題について、インターネット上の賛否御意見を読んでも、所詮安全な日本に住んでいる人が
法律を捏ね繰り回し議論しているだけで何の役にも立たないのである。
前にも書いたようにロケットランチャー強力照明弾の開発をし安全装備品リストに入れる事で沢山の船舶は随分と安全になる。
これなら日本の難しい法律の中の船舶安全法をチョット変えるだけで良いのである。
日本民間のアイデアと技術で開発できないものか。

次の日、ここの海上警察が海賊演習を行った。
雷の様な大きな音を鳴らし、発煙筒をたいてまわりを海賊船に見たてて戦闘演習をしている積りらしい。
海賊と漁船は区別がつかないのをどうして見分けるのか。
救助連絡を受け取ったとして30マイル(レーダーで捕らえられる範囲)離れていれば高速でも1時間以上はかかる。
襲われたあとレーダーで追跡捕捉は可能かも知れないが、乗員は殺害されるか人質に取られるかである。
ランボーは強力弓でヘリコプターを撃ち落としていたが、あれに似たものはできないか等と李さんと真剣に対策を練るのであった。



李さんかのら情報で下記のウエッブサイトにアクセスすると、海賊に襲われた状況を助かった女性からの報告で読むことができる。
昨日もセーシェル島まで出張してきたソマリアの海賊がヨットを襲ったようである。
実に悲惨な状況で誰にでも起こりうる事件であると痛感させられ改めて自己防衛手段を真剣に考える必要があると思い知らされるのである。
日本の法律等、海外では何の役にも立たないし、安全な日本で武器の保持は法律に触れるだろうが、日本の法律の範囲外では
自己防衛の武器携帯は必需品である。
日本のアイデアと技術で射程距離100mロケットランチャー照明弾の開発が出来れば、私は各国船舶に販売する自信がある。

インドのタタが20万円台の自動車販売ニュースガあり,試乗した感想は、安っぽいだの、メーター、ワイパーが1つしかないとか総じて、
日本の車から比べると問題にならないというご意見のようである。
以前にもこのホームページで書いたが、日本製品は便利すぎる、思いやりすぎる、おもちゃの様な不必要だがあれば便利そうな
仕様になり特殊な方向に入っているし、値段も独りよがりな所がある。
我々が若かったころ、アメ車の豪華さに比べて、スバル360等おもちゃの様であったが、今やアメ車は日本車に完全に敗北したと言ってよいだろう。
しかしアメリカは直ぐに新しい世代の未来に発展しそうなビジネスを育てる文化土壌があるようである。
一つは、電気自動車、もう一つは本の出版ではないかと考えている。
電気自動車は言うまでもなく、充電場所の整備を国が支援すれば直ぐに広まるだろう。
日常走る距離は50Km以内ではないだろうか。
それだけ走る能力があり、エネルギーコストも電気自動車も安ければガソリン自動車に取って代われる。
早く広めた会社が世界標準規格になるのは今までの新製品を見てもわかる。
もう一つは電子本であると考えている。
著作権の問題が解決できれれば、初期に印刷する部数のリスクは格段に減る(印刷の無駄を省ける)
もう一つの利点はインターネットで世界展開できることである。
コンピュータを使えば翻訳はある程度できてしまうので、翻訳コストが安くつき、音声で聞くこともできる。
私がIipodの戦略を考えるなら、次のターゲットはこの分野を狙う。
ハードの販売を後押しするだろうし、ハードの販売に限界があってもソフト(電子本)は初期費用を償却すれば長期間の利益が見込める。
本はやっぱり紙でなければと大事にするのは日本位なもので、海外の本は紙質等初めから考慮していない。
読めればそれでよいというのである。
そして、これが世界の標準で日本の常識の方が特殊である。
今までは、日本の特殊常識文化を商品に反映させ、世界的評価を得てきたが、この辺で考え直すべき時かも知れない、等と
未だ現役の様な事を暇にあかして考えるのであった。
noonsite海賊情報
http://www.noonsite.com/Members/val/R2009-03-26-1

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