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前のページ(29番タイNo.1)へ戻る 2002年9月
30番 浦島プ〜タロウのため息
一時帰国中、浦島プ〜タロウのため息
一時帰国と自分でこう書くと何だか日本の家は私の家で無いような気がしてくるから不思議だ。
つまり 大半は日本にはいないと自分で宣言しているようなものだから、大半いない家はもうカミ様とドラ娘と我が忠犬ジャックに
私の場所を占領されたも同然である。
そしてナンといっても彼等と生活のリズムが合わない。
私は、朝6時 朝食。12時昼食 6時夕食 9時睡眠という食事中心パターンで他にする事も無く暮らしているのに、
ここ家では、まず、朝5時30分忠犬ジャクが御主人様の頭の上あたりで、
”ハヨ オキロ。(ウ〜、ワン)”
というように、チョット遠慮(ウ〜が遠慮しているという意思表示)しながら吠えるのである。
もし、彼が 私を御主人様と認めず尊敬もしていなかったら、
”ワン。ワン。ワン。”
と、怒るように吠えるのだが、躊躇している所がまだ許せるし大変可愛いのである。(親バカの様だが)
”ハイ。ハイ。 そいじゃ、散歩にいこうぜ。”
と、カミ様とドラ娘を気にしながら、物音を立てないように家を出て30分程、公園を歩いて帰ってくるのである。
帰ってくると、忠犬ジャックは、カミ様に向って遠慮無しに
”オバハン。ハヨ オキロ。エサ クレ。”(ワン。ワン。ワン。ワン。ワン。)
と、吠えたてるのである。
御主人様でも、カミ様に対してそんな口のきき方はした事ないのに、大変、大胆で勇気ある行動でエライのである。
カミ様は、目をこすりフラフラと冷蔵庫の方へ行き、牛乳とエサを忠犬ジャックのお皿にいれるのだが、
ここで忠犬ジャックに対する怒りを私の方にぶつけてくるのである。
”オトウがいたら、ジャックは朝からワンワンいうけど、オトウがおらんかったら9時までおとなしく寝てるのに。もう〜。”
まるで、ジャックが吠えるのは私のせいだと言わんばかりだ。いや 実際 そう言ってる。
私だって、ジャックに起こされた被害者であり、同じ被害者の立場である事を御理解されていないのである。
”まあ、しょうがないか。これも 自分の身からでたことだ。”
と、悟りの境地というか達観(あきらめの心境80%入り)というか、で、自分の居場所を求めて琵琶湖の船でプ〜タロウ生活に戻る事になる。
ここ柳が崎も暫らくこないうちに、161号線沿いに沢山の店が潰れ、又 新しく店が出来ている。
その変化の激しさは今の日本政治の無策を反映しているように感じられる。(私だけカッテにそう思ってるのかも。)
昼ご飯を食べる為に、頭の中で、ファミリーレストラン、中華(といっても王将の餃子)、回転寿司の三択で考える。
考えると言っても、未だ脳回路は海外低価格モードだから、判断基準は、何が食べたいか?ではなく何が安いか?の点で検討しているのだ。
王将の餃子では、ビールを飲まなくては形にならないようだし、ビールを飲むと初期設定数値はどこかへ飛んっでいってしまうのである。
回転寿司だと、次々目の前にあらわれる皿に自分の意思を試されているような気がして、出てくる皿が、
”私はトロよ、脂乗ってておいしいわよ。”
”私はイカ。肌が白いでしょ。”
”私はサ〜モン。このピンク色おいしいわよ。”
と言った具合で、いつのまにか私の腹の中に入ってしまって、初期設定数値は勘定するまで忘れ去られているのである。
その点ファミリーレストランだと、意識のしっかりとした状態で初期設定値にあうものを注文したらそれで終わるからいいか等と考えるのである。
昼飯に、これだけ深い考察の結果、結局、ファミリーレストランに入って行った。
”ハイ。いらっしゃいませ。 何名さまですか? タバコはお吸いになられますか?”
と、やつぎばやに、質問を浴びせられる。
何名ですかて、見ればわかるやろ、一人で入ってきたら一人に決まっとる。
と、思っていてもおとなしい日本人に属する私は、口に出したりはしない。
”ハイ。こちらにどうぞ。何に致しましょう。ご注文が決まればお知らせください。”
ポンポンと口からマニュアル通りの言葉が出てくる。
ガラガラなのに、場所指定の必要はないやろ。好きな所に座ったらあかんのか?
と思っていてもおとなしい日本人に属する私は、ここでも口には出したりせず、流れに身をまかせる。
大きな写真入りのメニューが3枚も手回し良くテーブルの上に置かれていて、値段の検討だけでも随分と時間がかかりそうである。
即ち、未だ 頭の中は海外低価格モードになっているため、1品800円以上にどうしても、腹の命令は”GO GO”なのに、
脳の回路が拒否反応を起こすのである。
価格判断の入り口部分で、初期設定値300円以下という壁が乗り越えられないらしい。
暫らく メニューを隅から隅まで検討した結果、ここは海外ではなく日本の一般&平均的レストランという事が脳回路にしみ込んで来る。
一般&平均的ということは、どこへ入ってもこの価格以下で腹一杯食べるのは難しいという事なのだ。
半分あきらめモードに切り替えて、トンカツとご飯を注文する。
その間10分はかかったようだ。
先程の店員はしきりにチラチラとこちらを見て
”あの、オッサン いつまで メニューみてんのや。”
というメッセージが口に出さなくても、テレパシーで脳に届けられる。
勘定は消費税込み1000円で足りない。
”エエ〜。ウッソオ〜。 モ〜。シンジラレナ〜イ。コノ ファミレス チョウ、タカ〜。”
もし、うちのドラ娘だったらこの様なカタカナ日本語表現になっただろう。
”今時な、300円で腹一杯食えるような所は日本では絶対あらへんから。”
としきりに脳回路に語りかけ、日本物価高モードに切り替えている自分を発見した。
by 溜息ばかりの浦島プ〜タロウ
船籍票の取り扱いに関するドタバタ
今年の3月頃、マレーシアをクルージングしている時、遊帆UFOの船籍票無効通知の連絡が家からあった。
経緯は、遊帆UFOは日本を離れて4〜5年になるがその間一度も帰っていない。
帰っていないという事は、船籍票検認が出来ないと言うことである。
その為、船籍票検認期日変更申請書なるものを、半年毎にだして、無効の延期をしてきたのである。
ところが、私も帰国しないと、当然半年毎の申請書も出せなくなる。
その為に、船籍票無効通知とあいなった訳である。
その当時所轄官庁は県庁水産課が船籍票の検認事務手続きをしていたのである。
検認と言う位だから、検査をしなければならないが、船の事を本当に分かっているとは思えない。
船の性能、強度等 素人が検査するなんておこがましい限りである。
”お役人様。御自分で船を操船なさったことございましょうね?あるいは お作りになった御経験でも御座いましょうね?
無い?では、せめて、船に乗って釣りぐらいはされた事がざいましょうね?。それも無い。アッソウ。”
と言いたくなるのである。
その為、正確にいうならば、遊帆UFOは現在無国籍船なのである。
無国籍船と言う事は、他国へ入国するときは目的地国の国旗を前に自国旗を船尾に掲揚するのが慣わしであるが、
無国籍船なので、日の丸は使用できない。
現在使用すれば、無届無許可勝手に日本国旗使用罪(?)にあたると思う。
或いは、日本国旗詐称罪(?)になるのかな?
(筈である。多分。いや、きっとそうなる。実はそうなって欲しい。国旗に関する権威と使用方法の社会的大問題として取り上げて欲しい。)
これは、何でも、届け出 許可を重んじるお役所にとってはタイヘン大きな問題の筈です。
一つでも例外を認めては権威がなくなるではないか。
どうも、話が感情的になりかけたので、冷静に本線に戻そう。
さて、ある日(暑い日だった)県庁水産課から電話があり、
”この度(といってもいつからか説明なかったが)法律が変わりまして、船籍票検認も小型船舶協会が兼ねてやる事になりました。
これからは、船の安全検査と同時に船籍票検認もでき一度で済ませられ便利になります。”
”そしたら、今の遊帆UFOの船籍票はどうなるんですか?”
”う〜ん。小型船舶協会の電話番号を言いますのでそちらで聞いてください。”
例の、お役所得意技盥回しの始まりである。
とりあえず、小型船舶協会へ電話して、始めから経緯の報告 御指示をお伺いする。その間10分電話代高いのに。。。
ひとしきり聞いておいて、
”さ〜。それは運輸省の管轄ですので電話番号を言いますのでそちらに電話してください。”
ここでも、盥回し、しかし 少しずつ本丸に近づいている感じがする。
次は、本丸運輸省へ電話である。
ここでも、なかなか複雑回路になっていて、盥回しで私はその度同じ経緯を繰り返すのである。
3箇所程盥回しの結果、
”後ほど、連絡させていただきます。”
”ええかげんにせ〜よ。そんなんやったら一々説明させるな。”
と怒りたくなる所、やはりここでも良識あるおとなしい右向け右の日本人に属する私はグッと堪え、
”それではヨロジクオネガイシマ〜ス。”
と、いうのだった
後日、お達しが届いた。
1.現在の遊帆UFO船籍票無効通知は無効。
(2回否定は肯定である)
2.再度、前回と同じ様に船籍票検認日変更申請書を半年毎に出す事。
(相変わらず同じ書類の定期的申請必要)
3.しかしこの猶予措置も3年間のみで、その後は船籍票は無効となる。
(得意の執行猶予を持ち出してくる。お上は一度はあんたの言い分聞いてやったんやから、その間にええように改善する事
とおっしゃってるのである。)
4.3年後は新たに再度船籍票申請をしなければならない。
(ここが、問題で沢山の書類提出とお金が必要で、タイヘン難航が予想される)
5.船籍票の国際証明書は運輸省で受けなければならない。
(ここでも申請にはたっぷりと提出書類が必要で難しいらしい。)
6.今回の法律は、属地主義により海外航行中の船には及ばない。
(そやから、あんたの船、日の丸国旗揚げようがどうしようがうちら知らんもんね。という態度なのである。
属地主義(日本領海に属する所にだけに効き目ある)の船籍票を、いかにも大切にして、海外で通用すると思っていたあんたがバカよ。
と言っている態度なのである。)
日本へ帰ってくると、ストレスが溜まる浦島プ〜タロウであった。
by ストレス満タン浦島プ〜タロウ
船内不充分設備における最適飲物考
いきなりだが、遊帆UFOは冷える冷蔵庫がない。
何故 冷蔵庫がないかというと、エネルギー源の諸問題の為である。
一応、AC DC ガスのどれでも使える優れものは持ってはいる。
AC DCはどちらも電気であって、陸地から電源を取れない遊帆UFOはバッテリーからと言う事になる。
バッテリーの充電は、エンジンによるか、ソーラーによるかだが、冷蔵庫を常に冷やしておこうとすると、エンジンを常に回さなければならない。
では、ガスで冷やせばどうかと言う御意見もあるのだが、熱交換の為に燃やしている小さな火が消える可能性がないとは言えない。
もし そのまま気がつかずガス漏れをしていれば、ドカンと一発天国まで超特急と言う事になる。
というような訳で、この優れものは現在はタダの箱になっている。
冷蔵庫がないと、酒類では、まずビールはダメである。
冷えていないビールはただ苦いだけで喉越しの ゴクゴク、プッハア〜、ウ〜、ウマイ、がないのである。
鍵さんは、チンチン(限定地域方言)に温まったビールでも ウ〜 ウマイ、というが、極めて珍しい人種として今は考慮しないほうが良いだろう。
冷やさなくてもよい酒は、ブランデー ラム 赤ワイン 位ではないか?
一般ドリンクになると、大抵のものは冷やさないと、どこか間の抜けた味になる。
生ぬるいコーラ、生ぬるいオレンジジュース、生ぬるいポカリスエット等は飲めたもんではない。
その為、いつもウーロン茶を茶瓶一杯沸かして常温度で置いている。
お茶に関しても、日本茶は造り置きは渋くなってダメである。(麦茶はいいが、やはり麦茶は冷えていないとイメージに合わない)
紅茶は砂糖を入れておいて常温で飲んでもやはり間の抜けた感じがする。
熱い飲み物というと、コーヒーが定番だが、ここで海外では日本で考えられないような困難な事情がある。
それは、コーヒーフィルターペーパーが簡単に手に入らないのである。
フィルターペーパーをきらした私は、シャツを切って形を作って使っているが、まだ 常識&良識あるヨッテイーである。
ある外人ヨッテイーは、パンツで濾したという奴もいたのである。
では、どうしてコーヒーを濾すかといえば、紅茶濾しに使う円筒形の奴(何でも奴で申し訳ない)で、上からギューと網を押して濾すのである。
これは、粉が細かいとコップの中に粉も一緒に入ってきて、最後の所は残して飲まないと口の中はコーヒー豆粒だらけになるのである。
かような貴重な経験の積み重ねの結果、現在私のお薦めは、なんといっても日本伝統飲料抹茶である。
これは、まず準備、製作、後始末が非常に簡単で、カフェインのせいか眠気もとれ、体もシャンとする様に思う。
まず準備段階は、お湯を飲む分量の2倍を沸かす。(この2倍の分量というのが貴重な経験から割り出した数値である)
茶碗と抹茶と、竹でできたお茶を混ぜる奴(何といったか忘れた)この3点が必須アイテムである。
次に製作段階だが、用意した茶碗に抹茶を入れ、沸かしたお湯の半分を注いで、ひたすら竹でできたお茶を混ぜる奴で泡がでるまで
混ぜるだけである。
この段階で、なんとか流に入っている人で、そんな簡単な事では心がこもってないと言う人は、それなりの手続きを踏んでもらえばよいのである。
私の場合は 一応自己流なので、それなりの手続きなしでただ掻き回すのを充分条件にしている。
加えて、餅とアンコ大好きの私の場合、海外でもそれらしきものはチャンと見つけて来るのを必要条件としているのである。
私の場合は、甘い物の為に抹茶を飲むのか、抹茶の為に甘い物を食べるのか理由付けは特こだわらない流儀にしている。
最終段階の後始末で、抹茶の良さ & 真価が分かるのである。
先程使った残りのお湯を茶碗に入れ、竹でできたお茶を混ぜる奴で またまた ひたすらに混ぜてお湯をほかして全て終わりである。
お茶やコーヒーの様に、デガラシを流しに詰まらせたりというような処分の心配の必要は全くない。
水とエネルギーの無駄もなく、準備から製作 後始末がシンプルライフそのもので浦島プ〜タロウにピッタリである。
by 横着モン浦島プ〜タロウ
追伸:カワイイ姪ッコから、竹でできたお茶を混ぜる奴は、チャセンという奴やとのメールでの御指摘タイヘン有難う。
実は、自分でも確かそんな感じの奴やないかとは思っていた。。。
船内快適居住空間モデル考
一般的に、普通のヨットの船内は西洋居住モデルである。
即ち、船内は靴で入り、入った所は応接間 リビングルームに相当し、テーブルとソファーが備え付けられている。
もっとシャレタ船はテーブルの真中はワインボトル入れになっていたりするのである。
テーブルもピカピカにひかり、ソファーのクッションも適度の硬さになっている。
ところが、そこはやはり足の長い西洋人向けなのか、私の短足では少し宙に浮く場合がままあり落ち着かないのである。
そんな時、何かクヤジイ〜と思い、胡座をかいてその不利をカバーするのである。
そうすると、西洋人の場合はそういうライフスタイルではないので、
”オッ、よくそんなにうまく足が組めるもんだな。”
と、半ば尊敬と羨望の目(礼儀知らんヤッチャなという目20%入り)で見られるのである。
そして、横には大抵キッチンがあり、オーブンが備え付けられている。
私は、パンもケーキも焼かないので、オーブンは殆ど使わないのだが、西洋人の場合1週間に2回位はパンを焼いているようである。
ベッドルームは後と前にあって、ドアーがあり閉鎖されプライベートを尊重するライフスタイルになっている。
シャレタ船はトイレも2つ付いていたりするのである。
しかし、そこは所詮、狭い空間なので頭をぶつけたり、どこかを足で思い切り蹴っ飛ばしイテテーという事は常時ある。
日本居住型と西洋居住型の大きな違いは、使用用途により空間がきっちりと決められている事だろう。
日本居住型(といっても、学生時代の下宿を基準にして考えている)は部屋一つで キッチン、リビング、ベッドルーム、勉強部屋等
と、全ての用途をカバーするというものである。
チャブ台一つで、ご飯を食べ、本を読んだり勉強したりし、チョット横へずらしてゴロリと横になってテレビを見て、眠たくなったら座布団を
二つ折りにして寝る。
誰かきても、”アイヨ〜”というだけで、客も中を覗き込んで”ナニ、シテンネン”等と言いながら気楽に入ってくるのである。
この様に、立たずに全て用事ができる、シンプルライフ(というより、ものぐさライフ)で且つ、便利 & 合理的である。(と、思っている。)
前置きが長くなったが、以上のように詳細事項を検討すると、ヨット船内は日本型居住空間にすべきであるという当然と言えば当然の
結論が導き出されるのである。
という事で、遊帆UFO & コゾマツ両艇ともソファーを取り払い床をはって、ダダ広い空間に改造したのである。
遊帆UFOの場合、今は蚊帳を吊って完璧に日本の夏の情緒である。
遊帆UFOを見た、Wayneは、片側ソファーを取り壊し板をはり蚊帳を吊って真似をしているくらい優れものアイデアなのである。
私の考えに賛同した証に、彼にウチワを1つ授与して、蚊帳を出入りする時自分だけ通過して蚊は侵入させない極意(通過時ウチワで
パタパタ扇いで蚊を飛ばしてすばやく、めくりあげる技)を伝授したのである。
そう言えば、やはり、ホロホロ3も同じ様に改造したと聞いている。
遊帆UFOの場合、船尾を板で船外に伸ばして、ベランダ(私はそう呼んでいる)という空間を作っている。
ここは、テンダーを引き上げるのに便利であり、又、夕涼みとしても最適空間でもし日本人がいれば、将棋盤等だして、一局指しますか?
等といいながら、酒を飲むのに使えるのだ。(残念ながら、未だ、ここで将棋を指したことはない)
普段は板の隙間の垂れ流しシステムを利用してトイレ&シャワーに使っていて、大空の下で用を足すのはタイヘンダイナミックで気持ちがよく、
自然と一体感が得られるのである。
琵琶湖にあるコゾマツは、屋形船、宴会船等と呼ばれ、小さな船内に鍋料理をすると、人間1ダース位は入る事ができ
冬等、人の熱気だけで全然寒くないのである。
おまけに、電気カーペットを敷いていて、その上に布団を出して寝るので実に快適居住空間となるのである。
by 一人思い込み浦島プ〜タロウ。
船内不充分設備における食物保存考
調子に乗った勢いでもう一つ冷蔵庫無しの食材保存方法のあれこれを考える。
一人身の生活なので、何でもチョットあれば事足りるのだが、便利の国日本と違ってチョットあるけばもコンビニかスーパーに
当たるという事はないのである。
買い物がなかなか大変で大抵1日仕事になってしまう。
おまけに青物野菜類は暑い所なので 何でも1日もするとヘニャ〜となってしまう。
そこで、いつもキムチを作っておく事にしている。
白菜 葱 大根 &その他青物野菜何でもOKを適当に切って、塩をしてしんなりしたら水洗し水切りをする。
そこに ニンニク 生姜をすりおろし、唐辛子をタップリと、ホンダシ&李錦記のトウバンジャンを加えて、手でコネコネして混ぜる。
これをビンに詰めて出来あがりだ。
これは、そのまま食べても勿論OK。
味噌汁の具にしても素晴らしい。
焼き飯の具にしてもいけるというスグレモノ万能選手だ。
3日目位から乳酸菌発酵して酸っぱくなるが、胃腸の健康にはマスマスよくなるのだ。
トマト ナス キュウリ キノコ類はビネガー+砂糖+塩+その他につけてオリーブオイルを上から入れてOKだ。
これは キムチほど日持ちはしないがサラダやらパスタに混ぜていける味だ。
魚&牛肉は、干物が一番使い易い。
風の強いヨットの上では、スネ肉にタップリの塩胡椒を手で揉みこんで干しておけば良いビーフジャーキーが出来あがる。
ビールのツマミに最高である。
鶏肉は大抵1羽のまま冷凍で売っているので、取り合えずボイルして朝晩火を入れるしか方法がない。
豚肉は、イスラム教国だと手に入らない。
スーパーでも完全隔離状態で レジーさえ別勘定(大抵インド人か中国人の担当)でモスリムの人々は触るのは勿論、
見るのもイヤという有様である。
マンゴーは砂糖を入れて火にかけレモンを落としてビン詰にしておいしいマンゴージャムができる。
チーズは、出来るだけ食べきる様にしているが、余ったらオリーブオイルとハーブとニンニクをいれてビン詰にしている。
特に、クリーミーなチーズがピッタリで、パンに塗って食べるとグッドな味だ。
バターは溶けて使い物にならないので、パンにはニンニクをオリーブオイルでこんがりキツネ色になるまで炒めてビンツメにして保存していて
これをパンに塗れば、ガーリックトーストが簡単にできるのである。
卵は日本では直ぐに冷蔵庫に入れるが、何もしないでそのまま放置しても一週間位はもつから不思議だ。
ピータンとアヒルの卵の塩漬けにしたものは、いつまででもOKで貧乏ヨットには便利な食材である。
その他 やはりメインは缶詰を使うことになる。
何か良いアイデアあれば教えてください。
mailto:hotufoboat@hotmail.com
by 一人寂しい食事の浦島プ〜タロウ。
日本語挨拶の多様性
遊帆UFOへ帰る日が迫ったこの頃、足の筋肉の衰え回復の為家の近所の道を散歩している。
船に乗るとどうしても足が弱って細ってくるのが自覚できるほどである。
家の近所の散歩といっても、小さい川が流れ両岸には、桜、柳、紅葉(後は名前が分からない) etc.が植えられていて、
すずめ、からす、白さぎ、 鳩(後は名前が分からない) etc.を見る事ができるし、
セミ、ウグイス、(後は名前がわからない) etc. の鳴き声が聞く事ができ、時々 木の臭いの中に ギンモクセイの香りが
してくるなかなか立派な散歩コースなのである。
距離約4.5Kmを約50分で歩くのを目標にしている。
朝6時、いつも忠犬ジャックが”ウ〜。ワン。”と耳元で吠えるのを合図に、まず彼のお供で散歩15分である。
彼はもう年寄り犬なので、自分の用足しが終わるなり、さっさと速く家へ帰ろうとする。
家へ帰ると、カミ様とドラ娘に遠慮して、彼を吠えさせないようにスバヤク朝ご飯をやるのであるが、こうなるとどちらが忠犬かわからない状態である。
6時15分、やっと私の自由散歩時間である。
空気も澄んで、暑くない道を早足で快適散歩を楽しむ。
最近は私と同じ年代の方が、それぞれ散歩やらマラソンやらをしているのが目立って増えてきた。
その上、狭い道をすれ違うので、いやでも顔を会わす事になり、一応挨拶をしようかどうしようか?と迷うのである。
服装からして42.195Kmとデザイン入りのT−シャツを着ていて、”俺はマラソンやるぞ!”と言う信念を表現した方、ヨメさんのお付き合いで
仕方なくやっていらしゃる方等と、人それぞれである。
中には相手から、”おはようございます”といいながらお辞儀をしてくれたりすると、こちらも態度がはっきりして簡単なのである。
当然、”おはようございます”+お辞儀でいいわけである。
ところが、100m程前方で態度不明機が近づいてくると、お互い目を合わしたり はずしたりしながら この度は”どうしたもんだろうか?”と、
悩んでいたりすると、なんとなく曖昧な態度ですれ違う事になる。
”おはよう”では 少し尊大で軽いかな?
”おはようさん”では、始めての人にはなれなれしすぎるかな?
”おはようございます。” チョット丁寧すぎて、重いかな?
等、と色々考えるのである。
英語だと、”グッドモーニング”このワンパターンであるので考える必要もない。
日本語で”あなた”は ”君” ”貴様” ”オマエ” ”あんた” ”テメー” ”オイ” ”シャチョウ” ”センセイ”etc と
相手と自分の関係を見極めて使うが、英語では、”ユー” だけである。
年上でも子供でもみんな”ユー”でいけるのは簡単便利である。
東南アジアの国で呼びかけられたりするのは、大抵 ”シャッチョサン”が多いのは、数多い選択肢の中から考えた末の無難な選択かもしれない。
by 挨拶に困る浦島プ〜タロウ
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